2018年5月23日

何をやってもうまく行かない日。

5月22日、巨人戦(宇都宮清原球場)。

さぁ、18時だ。観戦しよう!と、いつものようにパソコンを起動してから気づく。あ、今日は巨人の主催ゲームだった。

2018年から新たにプロ野球セ・パ11球団の試合を配信スタートしたDAZN。おかげで、カープの中継をほぼ見ることができるようになり、ありがたきことです。

しかし、巨人は独自の配信サービスを持っているため、DAZNには参画していない唯一のチーム。利益の問題が背景にあるのでいたしかたないとしても、パ・リーグTVを開設して、全体を盛り上げていこうとしているパ・リーグの試みとはまさしく対照的。

そこで久しぶりのラジオ観戦。ニッポン放送のショウアップナイターで実況中継を聴く。

カープの先発は中村祐太。1回裏、トップバッターの坂本勇人に投げた6球目が、ピッチャー強襲に。直後は痛みで立ち上がれない様子だったので交代かと思いきや、続投には驚きました。しかも、4回まで。

初回は1失点で切り抜けましたが、3回に3失点。試合後、「踏ん張れない感覚がありました」と語っていたように(デイリースポーツ online 5月23日)、当然、打球直撃の影響はあったようです。

マウンドに立ち続けた気力は素晴らしかったけれど、身体への影響が心配です。試合を作ることが難しいのは目に見えていたのに、足に力が入らない状況で投げさせ続けたことにも、素直に驚きました。



リアルタイムで映像は見ていなかったけれど、不思議なことに、面白いことに、ラジオやネットのテキスト速報でも、ゲームの熱気のようなものはしっかりと伝わってきます。逆に、熱のなさも伝わってくる。

この日は、1回裏から、風速7mの風の影響か、バティスタや菊池涼介がファウルフライを捕れなかったり、坂本の打球が中村の足に当たるアクシデントがあったり、2回裏に鈴木誠也が打球を追っているときにつまづいたり。なんとなく後味の悪さが積み重なっていった。

中村の後を受けた、中村恭介は5回裏に1失点、長井良太は8回裏に3失点、与えられたチャンスを生かせなかった。

今日は何をやってもうまくいかない日(そんな日もある)。そんな感じでした。

しかし、中村祐太に初回のアクシデントがなく、仮に打たれなかったとしても、打てなかったカープの打線。あげく、巨人の先発・山口俊に完封され。これでは当然勝てるわけもなく。

中村祐太は今シーズン、3連勝と快調な滑り出しで、先発の柱になってくれる期待感満載でしたが、前回から、持ち味のコントロールが生きなかったとき球威のなさが気になります。それとも、徐々に研究され攻略され始めたのか。

今後、中村の真価を見届けたいとも思ったゲームでした。



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