10対1で、先発の大瀬良大地が完投。カープにとって、待望の完投一番乗りでもありました。
大瀬良には、前回、4月29日の阪神戦の登板のときから、球に力を感じていた。この日も、そう感じた。
昨年、大瀬良は安仁屋宗八さんに「決め球がない」と言われていた。そう、球に力がなくて、ここ一番でなかなか抑えられないように目には映っていた。
ところが前回の登板あたりから、お。ドスンと球が重そうなのだ。
今季、2段モーションが解禁となったことが影響しているのでしょうか? 力をためることができるようになったフォームが関係しているのでは?
そんな予想をたてているのですが、ぜひどなたか技術的な視点でインタビュー&解明してくださるよう、お願いしたいです。
最終回、鵜久森淳志のライナーをジャンピングキャッチした田中広輔の好プレーも、大瀬良の完投カウントダウンを盛り立ててくれました。前日の、0対8という完封劇のお返しのようなゲームでした。
それにしても、中継ぎ陣にバトンを渡す好リリーフリレーというのも見ていて爽快なものがありますが、完投というのもまた格別ですね。
駅伝とマラソンのように、どちらも様々な展開があって景色がどんどん変わっていく面白さを感じます。
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●ゲームの面白さを増幅させてくれる解説者・安仁屋宗八さん