7月24日、中日戦(マツダスタジアム)。
1回、西川龍馬が先頭打者ホームランで先制。続けざまに菊池涼介、バティスタが連打を繰り出し、ノーアウト1塁3塁。
ここはがっちりいただいていきましょう!という場面で、中日の先発・山本拓実(プロ初先発の19歳)のワイルドピッチで1点追加のみ。
鈴木誠也と松山竜平の4番5番が点を取れない。4連勝中とはいえ、紙一重のところをさまよっているカープ打線の馬力のなさが、今日も染み入ります。
松山は23日のゲームで3安打していたけれど、得点にはからんでない。クリーンナップにはヒットより打点を所望します。
2点で十分と思うな。しかし、2回以降、得点できず、このなけなしの2点を9回まで大切にとっておくことになる。このまま行くと、おおむねたいてい負けるパターン。
今日勝つには、ジョンソンに完封してもらうしかない。と思っていたら、本当に完封してくれた。5連勝へと導いてくれた上に、リリーフ陣もお休みできて、この上なし。
ヒーローインタビューは、西川とジョンソン。
最後に、ファンに向けてのメッセージをとマイクを向けられたジョンソンは、こんな言葉をくれた。
「これからどんどん勝っていって、連勝を重ねていって、まだまだ試合数が残っているので、とにかくまずは1位に返り咲きたいと思います」。
1位への返り咲き。可能性はゼロではないけれど、かなり厳しいこと。もう、おいそれと言えなくなっていたこと。
通訳の西村公良さんを介しての、ワンクッション置いた言葉だから、へんな生々しさとか痛々しさとかなく、サラッと聞こえたのかもしれない。
でも、あれだけのいいピッチングを見せてくれた人が、そう言葉にしてくれたことは、嬉しかった。
続いて、マイクを向けられた西川は、「えー、んー」と、ちょっと考えてから、「これから暑くなるんで、熱中症には気をつけて。僕らもがんばります。応援よろしくお願いします」。
ジョンソンの力強い言葉にひきずられ、「1位目指してがんばります」とか無理に言わなかったところが、それはそれでまたよかった。
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