2019年8月14日

ころがってきた勝機をものにしたサヨナラ勝ち

8月13日、巨人戦・第2戦(マツダスタジアム)。

先発のジョンソン。ストライクをとってもらえず、球数も増え、イライラが垣間見えたシーンもあったが、7回を無失点で抑えてくれた。なんだかんだ言って、ジョンソンはすごい。

カープは2回、松山竜平のタイムリーで1点先制するも、そのあとブッツリ、凪の時間に。ジョンソンとメルセデスの投手戦に。7回まで、1対0が続く。

8月7日のDeNA戦の後、「とにかく野球は点を取らないと勝てない。もっと点を取らないと!」と、野手に苦言を呈していたジョンソンであったが、今日もまた、なかなか点が取れないカープ打線。

それなのに、それなのに、まだ7回。まだ勝負がこれからというときに、ヒットで出塁した松山竜平の代走に野間峻祥をコールする緒方監督。

しかも、1アウト満塁の場面で、安部友裕を代打に出す緒方監督。しかも空振り三振で終了。その直後の8回、丸佳浩が併殺打ながらもゴロで1点とったのと、対照的。当てないと何も起こらない。三振だけは勘弁してほしい場面で、きっちり三振する安部。

その後、代打に出てきた三好匠が外野フライを打ったのを見て、「安部と順番が逆やろ」と思ったカープファンは私だけではあるまい。



本日の8回は、ついに菊池保則。信頼を積み上げて、ここまで来ました。だがしかし、フォアと犠打とヒットでいきなりピンチを招き、中村恭平にスイッチ。この日のベンチは、動きが早かった。

フランスアがいない今、ベンチは中村恭平にクローザーを託すつもりだったのでは? ちょっと早い出番になったが、丸の進塁ゴロで同点にはされたが、仕事をした(9回もきっちり抑えた)。

と、投手陣が土俵際で奮闘してくれている間、8回にまたしても満塁のチャンスが訪れ、メヒアが凡退。こんな日は、たいてい勝てないことになっているのだが。だが。何が起こるかはわからないのがゲーム。

延長して11回に突入。10回、手も足も出なかった戸根千明が回またぎ。

巨人側としたら、そのまま、その調子のまま抑えてくれと託したのかもしれないが、そこに勝機はころがっていた。回またぎにチャンスの香りを感じた。

ここで2塁打を打って塁に出た鈴木誠也はえらかった。野間がバントで送って、鈴木は3塁へ。そこへ、メヒアと會澤翼が連続申告敬遠で、満塁。

昨日と今日、満塁のチャンスを活かせなかったメヒアと會澤。私なら勝負するな。しかし、原監督は勝負を見送った。勝機がまたころがってきた。そして磯村嘉孝が犠牲フライで、サヨナラ勝ち。

ある意味、巨人の采配がゲームを動かしてくれたサヨナラ勝ち。その勝機を逃さなかったカープの選手たちがもぎとったサヨナラ勝ち。


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