2019年12月23日

會澤翼の評価があがるとき、それは今?


菊池涼介の行く先はまだ決まっていませんが、12月21日にカープの契約更改も終了。いよいよ年末ムードが増してきました。

今年の契約更改のトリは會澤翼。立派になられて……。

今シーズン、打率をあげた會澤の出番がグッと増し、石原慶幸はほぼジョンソン専属のような形に。

なんと言っても、3割5分1厘と得点圏打率トップ。出番も増えるというものです。

そうは言っても、気がつくと外へ外へと逃げていくリードを見るたび、頼りがいがあるイメージは私の中にはまだなかった。

しかし、11月に行われたプレミア12では、好リードで存在感を見せていた會澤。



思い起こせば、この大会では、鈴木誠也、菊池涼介、會澤とカープ勢の活躍が目立っていました。

鈴木も今年、打率3割3分5厘で首位打者のタイトルを獲った。

誰でも出来ることではない素晴らしいことなのだけど、松山竜平ともども走者がいるチャンスの場面で打てなかった印象も強く、手放しで喜べないものがあった。

菊池も今年はヒーローインタビューに登場した記憶がほとんどないです。

それは優勝した年のように、ここぞのところで勝ちに導く打撃を見せていなかったからなのではという気がしています。

そんなこんなで、終わりよければ全てよしみたいな、プレミア12で見せてくれた會澤や鈴木たちの活躍は嬉しくもあり、ひっかかるものもあり。



會澤は契約更改後の記者会見で、「あの1カ月というのはすごく濃い1カ月だったし、僕の野球人生にとってもすごくプラスになったプレミア12でした」(「デイリースポーツ」)と語っていた。

黒田博樹も『決めて断つ』の中で、アテネオリンピック代表として選ばれ、各チームのエースと一緒に野球をしたときのことをこう語っていました。

「自分がまだまだ投手としては足りない部分があることに気づかされた」

「対戦相手としてではなくチームメイトとして、彼らの球を近くで見られたことが刺激的だった」

オフシーズンの身体を休めてほしい時期、選手に負担をかける興行には素直に賛成できないものがあるけれど、會澤にとって得難い経験ができたと知って、心底よかったと思うのでした。

シーズン中の充実に期待、だ。


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