2021年5月1日

打ってくれ、頼むから点をとってくれ


4月30日、阪神戦(甲子園球場)、4対2で3連敗。

今日の九里亜蓮、いつものテンポのよさがなかった。身体も少し重たそうに見えた。

4月23日の巨人戦、完投しながらも、2対1と1点差で負け投手となった九里。4月17日の中日戦では1点の援護もなかった(試合は5対0で完封負け)。

さすがのタフな九里も、報われない音無し打線に、心身ともにじんわり疲労がたまっていたのではと勝手に思ってしまったほど。

「打ってくれ」「点をとってくれ」という、悲痛な静かなメッセージにも聞こえた。でも、それは、実はカープファンの打線に対する叫びそのもの。

5試合連続クォリティスタートを続けてきた九里亜蓮が、5回4失点で降板。


6回、九里の代打に田中広輔。2塁打を放つ。

そのまま6回裏、小園海斗に代わって、田中がショートの守備に付く。なんか、なんか胸がざらつく感じがした。

スキあらば田中を出したいベンチの思惑どおりになりそうで、時間が逆戻りしそうで、第2戦のスタメンを見るのが今からこわい。

田中の復調を素直に喜べないなんて、ポイズン。ベンチ(河田ヘッドコーチ)の田中への期待の比重が異様に傾いているので。


8回、代打のクロンにソロホームラン。続いて、田中ヒット、菊池涼介2塁打で、秋山拓巳は岩崎優に交代。代打・會澤翼の犠牲フライで1点追加して4対2。

今シーズン、甲子園でカープ、初めての得点だそうです。そんな完封負けばっかりしてたとは。あまりのひどさに私の中の消しゴムがその記憶、消していました。

6回と7回は高橋樹也が、8回は菊池保則が無失点。こういう場面でぜひ評価を積み上げていってね。今日の菊保の球にはキレを感じた。


佐々岡監督は試合後、「きょうは九里のピッチングだね。リズムが悪いし、四球絡みの失点。情けないと言えば、情けない」(「デイリースポーツ」)。

情けないのは、連日、点をとれない打線なのでは?

過去の実績にとらわれ、打率の低い選手を優先的にスタメンに置いている(置いてきた)ことについては、何も考えていないのだろうか?

今日も序盤から早打ちモード。粘って秋山の体力を消耗させる工夫もなく、何度も何度も見せられた光景をまた見せられた。


先週末の巨人戦では突発的に輝きを見せていた鈴木誠也も、その後、また存在感が薄くなってきた。

よく打っている印象があるのに、意外と打率がそう高くない選手って、いる。そういう選手はチャンスの場面で打っているから存在感がある。 

逆に鈴木は、打率は3割超えているのに、打っているイメージが弱い。それでも、こわいと思ってくださる方もあるようで、よくフォアをいただいてますが。

鈴木に求めているのはアベレージヒッターではないんだけど。もともと長距離砲ではないし、これが鈴木の現状なのかもしれないけれど。


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