8月17日、中日戦(バンテリンドーム ナゴヤ)、3対0。今季10度目の完封負け。
試合前、「投げる試合は全て勝つつもりでやりたい」「防御率や勝利数など、すべてのタイトルを狙いたい」と宣言していた森下。(「デイリースポーツ」)
こんなふうに公言できる選手は今、少なくともカープにはいない。気持ちいいくらいの強気。それを支える技術やタフさもある。
選手が全員、こんな姿勢でいたら。いや、そうじゃないからカープは勝ててないんじゃないかと思うほど。
思い起こせば、オリンピック日本代表は、そういう気持ちを持ったレベルの高い選手が集まっていた(から勝てた)んだなって思う。
森下、7回2失点と仕事した。
が、先頭打者を進塁させられない2番打者。頼みの中軸にも快音なし。
8回、ヒットを打っていた石原貴規の代打に田中広輔、続いて森下の代打に安部友裕を出してきたときには、何がしたいのか、勝ちたいと思っているのか、ベンチの意図がまったくわからなかった(安部はヒットで出塁したが)。
松山竜平もいたのに。なんでそこまでして田中にこだわるのか。緒方前監督時代からの謎。2軍選手のモチベーションも含め、チームの雰囲気、悪くならないのか。
8回裏のケムナ誠も、今季初スタメンの渡辺勝にポーンと1本打たれてしまうし。
森下も3回裏、フォアを出し、盗塁を決められ、渡辺に先制タイムリーを許し、もったいない場面もあったが、7回2失点。誰が森下を攻められよう。これ、毎度のごとく言ってます。
よく、お立ち台で、「ピッチャーの○○さんが頑張っていたから」と言う選手が多いけど、森下、毎回、頑張っている。だったら、毎回打ってと思う。
「(日本代表は)一人一人がしっかりコミュニケーションを取っていた。いいチームでした、カープもとてもいいチーム。投手と野手が仲良くやっていくことがチーム全体にプラスになる」と、オリンピック後、語っていた森下。(「スポーツ報知」)
試合後にも、「このチームで勝ちたいと思ってやってる」と。(「東スポweb」)
こんな逸材がカープに指名されてよかったのか、ときに気がかりだったが、ファンとしては力強い言葉。
「投げる試合は全て勝つつもりでやりたい」というのは、ピッチャーからの「点をとってくれ」という強いメッセージ。どんなに好投しても、援護がないと勝てない。
森下くらい強い覚悟を持って、打者も、頭と体使って!(ベンチは頼りにならないから、選手、しっかり)