2021年9月10日

打てない投手からも打とう


9月9日、中日戦(マツダスタジアム)、12対5。2カード続けて勝ち越し!

いや、驚いた1回裏。小園海斗2塁打を喜んだあと、西川龍馬が2ランで先制。思わずつぶやく、九里いいな~。

すかさず、鈴木誠也がまたしても1打席目で打った。6戦連続ホームラン。5戦続けて1打席目での一発。思わずヘンな声出た。誠也、すごいことになっています(九里いいな~)。

森下暢仁と玉村昇悟の日は打線が静まり(相手投手との巡り合わせもあり)、九里亜蓮の日に打線爆発というループがまた続き、嬉しい反面、少しの悔しさも。


3回裏、満塁の場面、菊池涼介のタイムリーゴロで4対0。

と、援護に恵まれながらも、九里がのれない。4回、連打に暴投フォア、小園のタイムリーエラーも織り交ぜて4失点、同点に。

そこを4回裏、誠也がまた一発。2ランで、6対4と追い上げる。

しかし九里、5回にまた1失点。4回1/3で5失点(自責点は4)で、塹江敦哉と途中交代。昨日、汗浮かべながら7回までマウンドに立ってた玉村のことを思う。


しかし、この日はよく打った。その後も、「あ、林が2点タイムリー」「坂倉もタイムリー」「松山も」「また林が」「また坂倉が」と、タイムリーのオンパレード。

スタメン野手は野間峻祥以外、全員安打。つごう15安打。2回裏と8回裏以外は、得点得点得点。

林晃汰は8打席連続ヒット。山本浩司さんの持つ球団記録「9」に迫る勢いだった。

5回途中までは、今日こそは栗林良吏が見られますように(セーブをつけられますように)と期待していたが、あれよあれよとリードは続く。点が入る喜ばしい状況なのに、また栗林が見られないとガックリする始末。なんという贅沢者。

しかし、打てない投手からは打てないが、打てる投手からは見てて恥ずかしくなるほど打つ。

正隨優弥が本日、堂林翔太と入れ替わり、やっとの1軍昇格。納得の昇格。遅すぎるんじゃぁ。5回裏、代打で登場。フェンスぎりぎりのセンターフライ、惜しかった。

もっと、入れ替え、できるはず。矢崎拓也も1軍昇格、8回三者凡退、嬉しかった。


お立ち台には誠也と林。誠也は1打席目のホームランについて、「龍馬が得点圏で、僕の苦手な得点圏で先に打ってくれたんで、気持ちが楽になって打席に入れました」と、自虐的に笑わせてくれる。

とりわけ最後のメッセージがよかった。

「残り試合も少なくなってきていますし、チームの順位はすごく厳しい状態でもありますし、3位までのゲーム差もたくさんありますし、なかなか難しいなぁと思うんですが、こういう1試合のために、ファンのみなさんが楽しみに見に来てくれていると思うんで、1試合1試合を大切に、少しでもいい思い出になるように、僕自身もチームも頑張っていきたいと思います」

黒田博樹が『決めて断つ』(ベストセラーズ)の中で書いていた、私が一番好きなところと同じこと、言ってくれた。

ファンが見に来てくれていることが前提になっていること。記録より、その一言が嬉しかった。



カープの試合の途中、「小窪どうしてるかな?」とスポナビの一球速報見たら、スタメンに出ていて、びっくり。この日、1軍登録で即スタメン抜擢。

そして中継の途中、小窪のホームラン速報が入り、泣けた。オリックスとの首位決戦、2点ビハインドの7回、田嶋大樹から打った! この後、荻野貴司が9回にホームランを打って、引き分けに持ち込んだ。

独立リーグからNPBに復帰することすら難しいのに、小窪は道を拓いた。1軍のマウンドに返り咲いて、いい思い出になった。で、終らなかった(戦いはまだまた続きます)。

井口監督、起用してくれてありがとう。ロッテファンのみなさま、小窪哲也をよろしくお願いします。
 来てくださってありがとうございます。
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