2021年10月30日

九里、むくわれて最多勝。リリーフ陣も無失点で顔見世リレー


10月29日、ヤクルト戦(マツダスタジアム)、4対1。今シーズン最後のホームゲーム、ファンの目の前で勝って終れました。

最多勝をかけた九里亜蓮は2回、1失点。3回ですでに86球。

11月1日の最終ゲームという手もあるのに、いくら九里がタフでも、中4日なんて無理させるからだー。と、ベンチへの罵倒がとまらないスタート(森下暢仁はこの日、登録抹消されていて、あれ? 11月1日の神宮は森下ではないのかぁ)。

九里が最多勝とるためにはこの調子だと200球近く投げないといけないのかと思うくらい、奥川恭伸から点をとれないし。


しかし、ヤクルトはヤクルトで、奥川に10勝目をという試合かと思いきや、4回ウラから、小川泰弘に交代。あら、サラッとしています。かくいう小川も今日勝てば10勝目。

ここでいきなり、小園海斗がホームラン、同点に。4回の守備で、失点にはつながらなかったけどエラーした小園。ポーンと払拭しました。

菊池涼介にもタイムリーが出て、2対1、九里を援護。200球投げなくてもよさそうになってきた。

5回は三者凡退、九里は勝ち投手の権利を得て、99球で降板。


こうなると今度は、1点差を守らねばのリリーフ陣に緊張が走る。

そこを、6回のケムナ誠、バード(6回ウラに2点の援護があり、ふところ少しあたたかくなって)、7回の森浦大輔、8回の島内颯太郎、最後は栗林良吏と、今年がんばってくれた面々が無失点リレー。最後のホームゲームにふさわしい顔見世ができました。

九里亜蓮、阪神の青柳晃洋と並ぶ13勝。セ・リーグの最多勝、確定。九里の粘りが報われた。おめでとう!

9回、栗林の登板に伴い、坂倉将吾は石原貴規とマスク交代。3点リードしていても、今日も最後まで任せてもらえなかった。


もう優勝が決まって調整モードのヤクルト相手。山田哲人や青木宣親らもお休み。

それでも、最後、マツダで勝って終れてよかった。ヤクルトから小さなお返しをもらったような気分(今シーズン、さんざん貢いだ)。

試合の最後には、佐々岡監督のあいさつ。ファンの期待に応えられなかったことへのお詫びと、応援への感謝の言葉が手短かに。

「今シーズンの課題、反省点をしっかりと見直して、チーム一丸、来シーズン頑張ります」のところでは、自分の課題と反省点こそ見直してほしいと、つっこんだファンは多かろう。

あいさつへの拍手は、選手への拍手と受け取った。


この日、小窪哲也、現役引退のニュースが。来季はどうなるかと思っていたが、そうか、そうでしたか。

でも、自由契約の道を選び、独立リーグを経験し、後半、ロッテの優勝争いにちょっとだけ加われた。1軍にあがったその日、同点ホームランを打ったことは忘れません。

あのままカープの指導者になっていたら見えなかった景色を見たはず。

小窪がその道を選んだこと、ワンポイントのような短い期間だったけど、NPBに復帰したことは、今年のカープより、刺激的で、感動した。
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