7月15日、DeNA戦(横浜スタジアム)、6対1。
「打ち勝つ野球」って素敵だ。と、DeNA打線を見ていて思う。「守り勝つ野球」をカープのキャッチフレーズみたいに口にする人がいるけれど、意味がわからない。点をとらずにどうやって勝つの?
そもそも、先発のアドゥワ誠が毎回失点、4回6失点(自責5)で、試合の土台を作れなかったのだけど(審判が窮屈なのも楽しくなかった)。
打線が振るわなければ野手8人の連帯責任みたいになるが、投手が試合を作れないと一人で背負い込むみたいなことに。打ち返せる打線であれば、投手の負担も軽くできるのに。
中10日のアドゥワ誠、先頭打者から3連打で、1点先制される。牧秀悟にフォア、宮﨑敏郎犠牲フライで2点目。アウトがやっと一つ取れて、ホッとしたほど。
点を取られながらも感心したのが、DeNAは走者が出てもバントなし(ヒットが出るから必要ないとも言える)。カープの各駅停車と違って、快速電車(ときに特急)で気持ちがいい。
12球団中、バントが32とダントツに少ないDeNA(7月14日時点、ヤクルトは85、巨人は75、カープは68)。でも犠牲フライはきっちり決める。うらやましいにもほどがある。
2回、濱口の打球がアドゥアのグラブを弾いて菊池涼介がファンブルというアンラッキーなエラーに始まり、2連打されて、佐野恵太の犠牲フライで3点目。
3回、アドゥワはさらに1失点。
4回、上本崇司がヒット、まさか小園海斗にバントさせるんじゃないだろうなっ。違った、よかった。ピッチャーゴロが内野安打になって、ノーアウト1塁2塁。
ここで前の試合でサヨナラホームラン打った石原貴規によもやバントさせるんじゃなかろうな(睨み目)。そんなことなはなく、よかった(空振り三振だったけどな)。
菊池のいい当たりがショートライナーになって、上本飛び出し、ダブルアウト。前に進めません、カープ。
アドゥワは4回も続投。今日は無理しない日ってことか。せめて4回を無失点に終えてくれたらの願い素通り、牧の13号2ランで、6対0に。
上本、フェンス激突のスーパープレーでそれ以上の失点を防ぐ。点を、点をとるシーンも見たい(切望)。
7回、小園2塁打。菊池のショートゴロを森敬斗が悪送球してカメラマン席に入り、やっと1点入ったときにはホッとした。
なおも1アウト2塁(代走・羽月隆太郎)も、矢野雅哉空振り三振、シャイナーショートゴロで、羽月の持ち腐れに終わる。
頼みの濵口遥大も、今日は荒れ球少な目、ガックシ。潤沢な援護点を得て、完投されてしまった。
不調のヤクルトにはなんとか勝てても、DeNA相手には誤魔化しがきかなかった。
雨でヤクルト戦が中止になった昨日、新井さんは、2軍の福地寿樹コーチ、新井良太コーチとミーティングを行ったという記事を読んだ。(「スポーツ報知」)
なにか忌憚ない意見聞けた? せめて、カープ以外のチームを経験したコーチには客観的な意見を伝えてほしいです。
補強をするつもりはないと、新井さん。それぞれの選手が状態を上げてくれるのが一番だけど、お祈りモード状態。
サービス精神のある新井さんだが、何の手も打たないこの頑固さはすごくファンサービスに欠けている気がする。
機能していると思えない上本3番が繰り返されるたび、感じる空気の停滞。起爆剤になればと昇格させたシャイナーを引きずるなら、将来への可能性を持っている若手をぜひ。