11月20日、日南の秋季キャンプが終了。
「厳しいキャンプだったと思いますね。選手は今まで経験したことのない量を、こなしたんじゃないかと。間違いなく振る力というのは付いたと思います」と、新井さん。(「デイリースポーツ」)
かつて練習量の多さが有名だったというカープ、最近はそこまでではという話も。先祖返り?
9月の大失速からの、最終戦後の新井さん「カープ変わります」宣言からの、キャンプで猛練習。つながっているような、バラバラにも見えるような。
野村祐輔のコーチ就任発表以外、いまだコーチングスタッフの正式発表がない。佐々岡さん時代から得点力は落ちているのに、ドラフトしかり、打撃コーチ陣の刷新しかり、ずっとカープを変えようとする気配がない。
なんか信用できない空気が漂ったまま、キャンプは終了。来季の結果を見るまで、信用はお預け。
2日間の休みを経て、明日からプレミア12。若手と、2023年のWBC代表5名を中心に構成された今回のメンバー。
DeNAの佐野恵太が選ばれたと聞いたとき、え、佐野?と、意外な気持ちになった。
佐野は首位打者(2020)と最多安打(2022)のタイトルホルダー。カープ戦でも嫌な打者だけど。
今日、佐野が選ばれた理由がわかりました。
「佐野は対戦したことのない、初見の投手への対応が素晴らしくいいんです。実はプロ1年目に代打で起用されていたときから、そこに注目して観ていたんですよ。打席でのアプローチの仕方だったり、そういうところが国際大会向きだなと思っていました」と、井端監督。(「Number Web」)
佐野恵太は2017年に1軍デビュー。井端さんは2015年に現役引退(翌年からは巨人のコーチ)。現役時代に佐野と対戦はしていなかったけど、コーチとして相手チームの選手をよく見ていたということ。
プロとして当たり前と言えば、当たり前のこと。でも井端監督、よく見てる。
以前、落合博満さんが「監督の仕事は選手を見ること」と言っていた(「選手のクビを切ることだ」とも)。井端さんは監督に向いているということですね。
いいな〜。打撃不振のベテラン・中堅にこだわった新井さんは、選手を見極めること(起用の判断)に関して、監督としての仕事ができていなかった(辛いです)。
変わらなくてはならないのは、そこ、と言いたい。チームがという前に。新井さんだけで変えられない、ままならないこともあるのでしょうけれど。球団自体がガンとして変わろうとしないので。