11月25日にはベストナイン、26日にはMVPと新人王が発表。カープからは選出ゼロ。
4位のチームにMVPは論外としても、ベストナインには次点に迫る選手もなし。オールスターのファン投票で選ばれた選手がゼロだったときもだったが、さびすぃものです。
一縷の望みをかけた新人王、黒原拓未は41票で、船迫大雅190票に及ばなかったけど、唯一の2桁得票で次点。うむ。
DeNA戦との開幕2戦目、右肘の張りで登板回避した森下暢仁に代わって登板した黒原。先頭打者・度会隆輝への頭部危険球(即退場)がなかったら、黒原の今シーズンはどうなっていたのかわからないところが、ちょっとドラマチック。
2年前の吉川尚輝に続く、ショッキングな展開。どうなることかと思ったが、先発ローテ埋まっていてリリーフに回ったが、徐々に勝ちパに近い存在になって、今季53登板。
頼られすぎて、え、こんなとこで登板? また黒原? もうちょっといい場面で出して。と思うことも終盤あったが、チーム状況よかったら、新人王の可能性もなくはなかった。森下、栗林良吏に続いて、カープドライチ新人王ありかも? と、ちょっとだけ思わせてくれた。
王には選ばれずとも、頼れる選手が一人増えて(貴重!)、カープファンとしては嬉しかった。
パ・リーグは西武の武内夏暉がダントツの242票で選ばれた。防御率はリーグ2位だし、10勝はエースの今井達也と並んで勝ち頭だったし、文句なしの選出。
それこそ獅子奮迅、孤軍奮闘、今年の西武の希望の星でした。五月人形のような面立ち(お肌もツルツル)にもつい目がいった。おめでとう!
今年は、ゴールデングラブ賞に秋山翔吾と矢野雅哉が選ばれたことが、ささやかな喜び(でもベストナインまでは遠かった)。
でも、上記の賞は記者の投票によるものですから、主観や温情も混じります。その点、タイトルは数字によって決まるもの。
そして今年はカープのタイトルホルダーはゼロ、さびすぃ。
タイトルは、選手にとっても、チームやファンにとっても、誇らしい。選手の野球人生にもかかわってきます。一生プロフィールに残ります。
投手のタイトルは、野手以上にベンチの采配が大きく影響する。なんでここまで引っ張る? とか、登板過多で疲れが投球に影響する、とか。
栗林もセーブ数ではマルティネスに迫っていたが、終盤のチームの大失速も響いた(栗林は9月11日の巨人戦、9回9失点の端緒を自ら作ったが)。あれ、おかしいな。中日、最下位なのに。
投手の成績はチーム状況が、打線の援護がもろに影響するので、やっぱり最優秀防御率を狙うしかないです、カープの投手の人は。
監督やコーチは、選手の大事な野球人生を預かっているって脳に刻んで仕事してほしい。広い視野で、選手を見る目がある人でないと務まらない仕事。
でも、チーム(打撃)成績に関係なくお仕事いただけるカープのコーチ。サークル活動か。サークルの元締め(新井さんのことではないですよ。そんな権力ないし)、代わってくれないかな。プイ。