FA権を行使するかどうか、11月11日に発表すると言っていた九里亜蓮。
とくにニュースは出てないな〜と思っていたら、時刻は20時30分。「ある程度固まった。最後家族ともう一度話して結論を出す」という記事が。(「広テレ!」)
これは、移籍、かな? なんとなく、この緊迫感は。
FA権の行使の申請は11月13日まで。
黒田博樹も2012年、ドジャースとの1年契約が切れ、フリーエージェント(FA)となったとき、迷いに迷ったと、『決めて断つ』の中で語っていた。もうその迷いぶりが臨場感にあふれてて。
どのチームで野球をするのか。日本に戻るか、ヤンキースのオファーを受けるか・・・1日、数時間、最後の方は数分ごとに気持ちが変わった、と。
2015年、どのチームのユニフォームを着るか・・・メジャーでプレーするか、カープに帰るか、決断するときにも時間がかかった、と。具合悪くなりそうくらいだった、と。
「選択肢は2通り、3通りと用意されているのだが、どれが正解かはまったくわからないことで、しかもひとつの道しか選べない」と。
いっそ誰かに決めてほしいと思うほど迷うことって、ある。でも、うんうんと唸りながらも、やっぱり自分で決めたいんです。
2年前、九里がFA権を行使せずカープに残留することを決めたとき、私はけっこう、残念だった。
九里がプレーしたいところに決めたのだから、まったく勝手な感想なんですけど。
この生ぬるいカープを出て行く覇気が見たかったな、と。プロの球団なんだから、ほんとは生ぬるいはずないんですけどね・・・(ゴニョゴニョ)。
もしカープ以外にオファーがあれば、それはプロの選手として素晴らしいこと。「ほかに行くとこない」なんて、冗談でも言ってくれるな、上本よ。そこがまたカープの生ぬるさを助長してるようで、嫌なんです。
昨年、西川龍馬がFA宣言したとき、スカッとした気持ちになりました。
「行くならパ・リーグでやってみたい。やっぱりセとパで野球が違う。野球人生は短いので、そっちの方でもプレーしたい。ボクの野球が通用するのか興味があった」と、ハ・キ!
そんな西川は今年、パ・リーグで苦戦したようですが。交流戦では生き生きしていましたが。
九里がどんな選択をしたのか、どんな覚悟を決めたのか、聞くのが楽しみ。