2026年5月11日

「野球がつまらなくなった」……ショックだった床田の言葉


明日、岐阜でおこなわれる巨人戦、先発は床田寛樹と戸郷翔征。

戸郷は今季2度目の先発。初先発の5月4日、ヤクルト戦で5回5失点。昨季から続き、調子悪そう。明日の試合、落としたくないですね。

ところで、「4回4失点、5回3失点」と、2試合続けてギアの上がらなかった森下暢仁は、登録抹消されなかった。

昨季は、いくら援護がなくとも、こういう投球が続くことはなかった。これまでの実績をかんがみて、仏の顔も3度まで。もう1回、様子見だ(何様だ)。


少し前に読んだ、床田の言葉がショックだった。

「昨年の終盤は追い詰められながら投げていた。点を取られたら負けるとか思いながら投げるのは結構しんどかった。野球がつまらなくなった」(「スポニチ」)

やっぱり楽しくなかったか。そらそうだ、あんなに一生懸命投げても、点を取ってもらえない、報われないことが年単位で続いてるんだから。2試合続けてギアの上がらなかった森下も、楽しくなさそうだった。

でも、床田が「野球がつまらなくなった」と思った(=思わせた)こと以上に、それを口に出すことに驚いた。思って当然、思うのは心のままに、です。


4月3日、阪神戦で村上頌樹と投げ合って負けた後、床田はこんなことを言っていた。

「勝負どころでの一球の差。その差がすごい。村上との差が、だいぶあるなと感じた。そこに投げ切る技術が、向こうにあって自分にはなかった」(「デイリースポーツ」)

後日、床田は「メディアの前で相手投手に負けを認めるようなことを言うべきじゃなかったのかな……」とも言っていた。(「日刊スポーツ」)

私は、「やっぱり野球って、〈技術〉の世界なんだな」と教えられた気がして、床田の言葉を聞くことができてよかったと思った。


でも、お客さんに見せる仕事をしている人。「野球がつまらなくなった」と思ったとしても、今は口に出してほしくないと思った(言うなら、もっと時間が置いてから)。床田って、そういう無防備なとこがある。

好きな作品を描いている漫画家が「ネームができない」とSNSでつぶやいているのを見ると、興ざめしてしまう。

作品づくりの舞台裏の話は面白いし、興味深い。クリエイティブな仕事は見えない苦労がたくさんあるはず(プロ野球選手もね!)。

でも、進行中の今、あえて作品の前に自分を出してこなくていいと思うの。読む人は、その作品の世界で自由に心遊ばせているので、そこはそっとしておいてほしい気持ちがある。それ言うの、今じゃない、今じゃ。


床田も森下も、複数年にわたる援護の恵まれなさで、心身ともに勤続疲労に見舞われている。そんな思いをさせるのは罪深い球団だなと思う。長打を打てる選手、頑として獲らないし!

それでも、それを乗り越えて、飄々とカッコいいところを見せてくれたら、どんなにか。今季から先発に転向した栗林良吏を見ていて、そう思う。

栗林はまだカープの勤続疲労に見舞われていないので、比較することはできないのだけど。

ていうか、打線、打てー。球団、考え変えてくれー。