7月29日の「ジャンクSPORTS」(フジテレビ)は「世界で戦うアスリートSP」。
この日は、サッカー日本代表の宇佐美貴史のトークからスタート。6月に行われたW杯の知られざる面白エピソードに笑いつつ、ボクシング、ムエタイの話題と番組は進み、続いてこんなナレーションが。
「日本では馴染みがないが、世界でアツい競技……それはクリケット」。
む? クリケット? もしやもしや……。と画面を見つめていたら、さよう、元カープの木村昇吾さんの登場です(スタジオでは宇佐美選手の斜め後ろに座っていました)。
「日本初のプロクリケット選手を目指す」「球界から異色の転身」というテロップをはさみつつ、「もともとは日本の球界で守備の名手として活躍していたが、2017年、現役15年目で西武から戦力外通告。コーチの依頼もあったが、それをはねのけ、クリケットへの道へ。木村昇吾は異色の転向を行ったアスリートなんです」と紹介されていました。
「守備の名手」のところでは、カープ時代の映像が流れていました(嬉しい)。
しかし、コーチのオファーがあり、辞退していたことは知りませんでした。
以前、この「ジャンクSPORTS」で、元プロ野球選手が、「コーチやスタッフとして球団に残らないかと声がかかるということは、人間関係が良好だったということ、人間性を評価してもらっているから」と話していたことがありました。
カープでFA宣言した後、西武にテスト入団、一軍登録されたまもなく負傷。戦力外となるところを、渡辺久信さんが可能性を見込んで育成登録、現役を続ける道がもう1年ひらけた話を思い出し、西武とはそんな縁があったのだなぁと、ほわっとした気持ちになりました。
しかし、「まだアスリートとして、プレーヤーとして現役でやりたかった」と、昇吾さんはクリケットの道へ。
番組では、クリケットの歴史やルール、世界的に見ると競技人口が多いこと、インドでの人気の高さ(視聴率60%)、トッププレーヤーの年俸の高さ(26億)などが紹介されていました。
2017年度のリーグ別平均年俸ランキングでは、
1位 NBA(バスケット・アメリカ) 7億9920万円
2位 MLB(野球・アメリカ) 5億円
3位 IPL(クリケット・インド) 4億3600万円
4位 プレミアリーグ(サッカー・イングランド) 3億8410万円
5位 NHL(アイスホッケー・アメリカ・カナダ) 3億4790万円
スタジオはどよめいていました。
〔ちなみに、NBPの2017年の平均年俸は3955万円(「デジタル毎日」)〕
司会の浜ちゃん(浜田雅功)に、年収に関するいじりネタをはさんだり、それを浜ちゃんに「それを言うなら出演3回目以降」とたしなめられたり、宇佐美選手やボクシングの井上尚弥とも味わいあるからみがあったり、終始さわやかな笑顔が全開でした。
日本ではまだ馴染みのないクリケットの紹介がまずメインとなっていたので、いま木村さんがどんな(競技)生活を送っているのか、もっと話を聞きたかったです。
また再度の登場を願って。
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