7月12日、マイナビオールスターゲーム2019、第1戦(東京ドーム)。
12球団のマスコットが集結している様子は、毎回見るたび、ジブリの「平成狸合戦ぽんぽこ」の妖怪大集会のよう。ウゴウゴうごめいていて、なんともオモカワイイ。
勝ち負け気にせず、選手の活躍ぶりを気楽に眺める。
気分が変われば打てるものでもなし。選手の好不調がそのまま出ています。カープの鈴木誠也、會澤翼、菊池涼介同様、巨人の岡本和真もノーヒット。
パ・リーグ勢というか、森友哉、浅村栄斗(今は楽天)、山川穂高の西武勢のホームランもすごかったが、9回、阪神の原口文仁の2ランは泣けた。
原口が登場したとき、あれ? 第2戦の甲子園でなくていいの? と一瞬思ったのですが、埼玉出身だったのですね。ほぼ地元でのホームラン、よかった。
いつものゲームと同様に、代打で力を発揮した原口。その前にヒットで出塁した高橋周平(中日)も、さすがセ・リーグの首位打者。ともに素晴らしかった。
8回に登板したフランスア。緊張気味に見えましたが、デスパイネ、浅村、山川を三者凡退。
「スポニチ」の独占手記によると、「すごく楽しかった」「まさか球宴に出られるなんて想像もしていなかった。日本に来てから最も誇らしいことと言ってもいいくらい」って。緒方監督、フランスアを選んでくれてありがとう。
フランスアは「球速160キロを出して、3者三振とって、賞をとりたい」と豊富を語っていたそうです。それを聞いた解説の古田敦也さんが「ハハハ」と笑っていた。微笑ましく思ってのことで他意はないでしょうけれど、ここは笑ってほしくなかった。
野球をやるために遠い国からやってきた選手の素直な気持ち、リスペクトする受け答えをしてほしかった。
合間に映るベンチ風景……投手同士が球種について身振り手振り付きを交えて語り合っているのもオールスターならでは(最近は情報交換がオープンですね)。
鈴木が原監督と談笑しているシーンも。あんな嬉しそうな誠也の顔、見たことないぞ。いずれ、みんないなくなってしまうのねと、昨今のチーム・球団事情を知るにつけ、ますます沁み入るオールスターであった。
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