2024年6月18日

人気者は誰? 球場観戦のひそかな楽しみ


昨日、「2024年交流戦、脳に残ったランキング」を勝手に発表しましたが、6月12日、2年ぶりにベルーナドームで観戦したことは、一番のトピックスでした。

しかし、森下暢仁が1イニング5失点(え〜、森下見にきたんですけど)、 隅田知一郎に完封負け。稀にみるなんも見どころなかった試合。

でも、試合前にブルペンで見た森下の横顔は美しかったし、翌日登板の九里亜蓮の姿も見え、カッコよかったー。

小園海斗に二俣翔一、佐藤啓介、新井さんに赤松コーチ等々、選手と元選手(?)をナマで見られる喜び。

スライリーも出張。ボディの水色と赤ユニの色合いがグリーンに映えて、チャーミングだった(中の人の暑さが12球団で一番心配なマスコット)。


両チームの応援にも見入った(聞き入った)。この献身的な声援を背に、1点もとれないとは、カープよ・・・。

負け試合が終わっても、照明の落ちたスタンドからずっとマウンドを眺めている人たちの姿も忘れ難い光景でした。映画館でエンドロールを見届け、すぐに席を立ち去り難いあの余韻の残る感じ。

と、球場という空間は十分にうっとりと楽しんだわけです。なんか、まるで美しい風景を見に来たような。

ん? これは観光旅行かー。野球の試合はどうなったー。そこのとこがスッポリ抜け落ちていることにハタと気づき、トホホとなりました。


前日の試合で、9回最後、源田壮亮がファーストにヘッドスライディングするも3アウト。1点差で及ばず、8連敗。

負けた悔しさ(おそらく不甲斐なさ)にしばらく立ち上がれず、泣いていた源田。

その源田の涙を見て、隅田は奮起したというが、この後、西武はまた連敗。源田の涙がというより、あれは森下が乱調だったという試合だったと思う。

もともと西武の明るいチームカラーが好きだった。首位と23.5ゲーム差。苦しい状況が続くけれど、勝ちを重ねて差少しでもを縮めていってほしい(通うごとに西武に情が)。がんばれー!


ところで、球場でひそかに楽しみなのが、ファンの方たちが誰のユニを着ているかを観察すること。

旅先の国の街角で見かけた自動車が、どこの国のメーカーのものか目視することで、その国の国産車や輸入車の販売台数の傾向がザッと見て取れるという話を聞いたことがあります。

一部を見て全体を知る統計の世界ですね。

歴代の選手の数はたくさんいて、球場にやってくる人の好みはさまざま。一概には言えないけれど、ユニから選手の人気度がざっくり見えてくる、みたいな。

ビジターの内野席で観戦。広い球場、すべてを見ることは出来ないけれど、周辺や通路で目についたのは、今年は森下(だって森下の登板日)や小園海斗、大瀬良大地、菊池涼介らのユニ。

2年前は堂林翔太のユニが多くて、そうなんだ〜と思った記憶が。今年もよく見かけました。


黒田博樹や新井さん、鈴木誠也のユニも健在で、嬉しい。津田恒実さんの水色ユニの方も必ず見かけている気がする。

前の席で、玉村昇悟のユニを来ている若い男性がいたのも嬉しかった。松山竜平の方も見かけて、「あの人、松山の着てはる! 松山、愛されてる〜」と実感して、感動したり。

球場にはいろんな選手を応援している人の思いがつまっている。そういうのを見てるだけでも面白い。

この日も(2年前も)、スタンドには、若い人も年配の方も、男性も女性も偏り感じることなく球場に来ていて、いい感じでした。

ベルーナでのカープ戦は2年後か〜。どうなっているかな。いろんな意味で。