2024年10月14日

自滅の後、悔しそうな顔の千賀、申し訳なさそうな栗林


10月14日、日ハムがロッテを5対2で制して、CSファイナル進出決定。わっしょい。

毎年、「CSなんてなくていいのに」「リーグ優勝したチーム同士が日本シリーズで戦えばいいのに」と思ってましたが、今年は純粋に「見たいチームで日本シリーズを」と、日ハムとDeNAを応援しています。

今年のカープは蚊帳の外、無責任に日本シリーズを楽しみまーす。大型補強で強さを示したチームと、カープが優勝をさしあげたチームとの試合にはときめきませんので。


MLBのナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦は、ドジャースがメッツを9対0で完封。

千賀滉大は2回途中3失点で降板。大谷翔平をセカンドゴロに仕留めた後、3連続フォアで満塁、はいただけなかった。

それを思うと、地区シリーズでドジャースに敗れはしたが、7回1失点、6回途中2失点と好投したダルビッシュはさすがだった。

最後は5回無失点でパドレスを抑えて勝った山本由伸も、1戦目は3回5失点でしたから。


ベンチに下がるときの「やってしまった」という悔しそうな顔。グラブを自分のももにバシッと当てる千賀。ファンにとってはあんまり見たくないシーン。もう時間は戻らない。

9月11日、マツダスタジアムでの巨人戦の栗林良吏を思い出す。

連続フォア、ヒット、デッドボール(押し出し)、同点タイムリー、フォア(逆転の押し出し)で、1アウトも取れずに降板。

いま書き起こしてみても、すごい。ここでまで引っ張るカープベンチもどうかと思います。


王貞治さんは、「野球はケンカと一緒。勝たなきゃ意味がない」と言っていたそうだが、千賀がベンチに下がるときの雰囲気は、勝負(ケンカ)に負けた自分への怒りみたいなものを感じた。

栗林がベンチに下がるときは、自分への怒りというより、責任が果たせなかった自分を責めているというか、ファンやチームメイトに申し訳なく思っているような、社会人性を感じる。

つまり、ケンカに見えない。それは栗林のキャラクターかもしれない。

カープ自体、ケンカしてる感じがないです。メラメラッとお願いしたい。乱闘はいらないから。


生身の人間のすること、相手あってのこと。毎回完璧には行かないけれど、自滅投球はファンやまわりをがっかりさせる。

千賀も栗林も、プレッシャーのかかる場面だったが、体のコンディションの問題だったのか、メンタルなのか、技術の問題なのか。それゆえ、ダルビッシュすごい。

メジャーのワールドシリーズをかけた試合と、セ・リーグの優勝をかけた試合。スケールは違うけど。栗林だけの責任でもなんでもないけど、あそこを乗り越えていたら違う景色が見えてたのかなと強烈に脳に残る試合であった。
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