6月19日(水)、ソフトバンク戦(マツダスタジアム)、8対4。
3日前の日ハム戦では7点差をひっくり返されたけれど、今日はカープが4点差をひっくり返した。
6回、ファビアンの満塁ホームラン! 思わず「きゃ〜」と声が出た。こんな華やいだ気分、カープで久しぶり。
5回と6回、イニング跨ぎでリリーフした高橋昂也に勝ちがついたらいいなぁ。と、ほんのり思っていたことが本当になった。
シャイな昂也と陽気なファビアン、ヒーローインタビューは最高の2ショットになった。昂也は4年ぶりの勝利!
スタメンに、1番大盛穂。ソフトバンク先発は左投げの前田純だったけど、大盛。右左に関係なく調子のよい選手を起用、これはよい兆候(というより、そうしないからいつもおかしくなる)。
この大盛が今日もすごかった。初回から連続打席ヒット、連続フォア、相手エラーと、5打席全出塁。盗塁も1つ決めました。これは何か「今、持っている」感じ?
大盛ってスイングが非力で、これまで切り込み隊長のイメージがなかったのだけど、打って塁に出て走って・・・これこそ1番打者では?
大瀬良大地、4回4失点。内訳はこんな感じでした。
2回、あろうことか、プロ初打席の前田にプロ初安打の先制2点タイムリー。
3回、ノーアウト満塁。はわわ。だがしかし、栗原陵矢ピッチャーゴロ、ダウンズ空振り三振、秋広優人空振り三振で乗り切った!
4回、パスボールも繰り出し、周東佑京と中村晃にタイムリー、0対4に。あー。
しかし、カープ打線の内訳もこんな感じ。1回、1アウト1塁3塁で、モンテロ空振り三振、坂倉将吾ショートゴロ。
3回、また1アウト1塁3塁で、モンテロ空振り三振、坂倉センターフライ。
いつもコンスタントに外野に大きめなフライを打つ、頼りになるモンテロが、今日に限って犠牲フライも繰り出せず。
こんなチャンスを潰す場面を立て続けに見せられたら、大瀬良、こたえるんじゃないだろうか。これまで援護なしが蓄積して層ができるほど、「ノー援護ライフ」を送ってきた大瀬良なのだから。
ちなみに、1回も3回も大盛がヒットで出塁、チャンスのお膳立てをしていたのです〜。
大瀬良の後を受けた昂也は、5回6回を無失点。
5回ウラ、またしても大盛がフォアで出塁。ファビアンもフォア、小園海斗ヒットで、ノーアウト満塁。
モンテロは併殺打で、最低限の1点は入った。坂倉、今度はタイムリーで2対4。
さすれば6回、尾形崇斗から菊池涼介がファウルで粘って2塁打。矢野バントで送って、代打・野間峻祥ヒット。大盛フォア、1アウト満塁。
もぉぉぉ。コツンコツンと1つずつしか進めない。ちゃんと進んでいるのだけど、もどかしい。
そこにファビアンの満塁ホームランですよ。6対4と逆転ですよ。もう、ワッショイワッショイですよ。
昂也に勝ちがついた! 嬉しかったけれど、大瀬良にもつけてあげたかった。うぅ〜。
でも、いつでもひっくり返せる2点差(だって7点差だって・・・)。そこに、7回、矢野の2点タイムリー! かなり懐があたたかくなった(いや、7点差が・・・)・
4点リードの8回9回、栗林良吏とハーンのダブルクローザーが余裕(少しね)ある場面で抑え、日ハム戦をリセット。
8回、ノーアウト1塁2塁、セカンドライナーで終わってしまった今日2安打の小園海斗だったが、ボール球をよける体の動きがキレッキレ。ちょっとまるでダンスをしてるようだった。
守備のポジション、コロコロ動かされるという疲れることをさせられているのに、これはしばらく期待できそうです。ショート固定で落ち着かせたら、もっとキレッキレになったりしないかな?(固定して!)
7番菊池、8番矢野というオーダーを見たときには、またか、またなのか、一生やってろと突き放した気持ちになったが(大竹耕太郎戦みたいな?)、振り返ればスタメン野手全員安打。
しかし、なんといっても、調子のよい大盛を右左案件で外さなかったのが勝因の一つに思えた。