2018年8月6日

エラーが出ても流れを相手に渡さなかった高橋樹也、プロ初セーブ!

8月5日、DeNA戦(横浜スタジアム)。

9回、中﨑翔太が同点打を浴び、延長戦が決まったとき、また長い夜になるのかと思いきや。

10回、カープは1点を追加し、逆転。その裏、勝ちパターンの投手が出尽くしたカープベンチが送り出したのは、3日にも好投を見せた、高卒3年目の高橋樹也。ここで、身が一つ自然と乗り出しました。フランスアが登場するときのように。

しかし、先頭打者の打球を3塁の安部友裕がエラー。ここで。こんなところで。いけませんて、ア・ベー。

だがしかし、その後、フライとダブルプレーでスリーアウト!

この日のヒーローインタビューは、プロ初セーブをマークした高橋樹也。ふてぶてしそうな、その中にも愛嬌があるような表情と受け答えに味わいが。

「10回の裏、マウンドに上がって、先頭バッターが塁に出るかたちになりましたが、気持ちの方はどうでしたか?」と問われ、答えたこの言葉にはグッときました。

「野手がしっかり取ってくれた点なので、野手がエラーしても自分が抑えてやるという気持ちで投げました」

こういう人がピッチャーに向いているのだと感じ入りました(大瀬良大地、聞いてるか〜)。



前日、打順を8番に降格されたゲームで2安打した菊池涼介。この日は早くも2番に復活。8番のショック療法(?)が相当効いたのか、5打数4安打2打点とフル回転。

たった1日で、2番に戻したことには驚いたのですが、菊池のことをよくわかった上での采配だったのかもしれません(深読みかもしれませんが、だとしたら、なかなかのこと)。

それにしても、7回・8回を投げたDeNAの三嶋一輝の気迫感じるピッチングも素晴らしかった。この3連戦を3連投。そのすべてが三者凡退。カープはまったく三島を打つことができなかった。

9回、3塁走者を置いて、静かに力強く粘って粘って、9球目に同点タイムリーを打ったロペスもすごかった。必ず打つという確信を持って臨んでいるような集中力が伝わってきて、これぞプロというか、職人というか、素晴らしかった。リスペクト!

昨年、一昨年と、大量得点を奪われて終わるイメージが大きかったDeNA戦。こんなに僅差でのゲームが続くとは思いもしなかった3連戦でした。



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