2023年7月7日

九里7失点、こんな日もあるが、3安打で左投手への穴がまる見え


7月7(金)、中日戦(バンテリンドーム)、8対0。

完封負けした翌日に、完封勝ちで大勝。の翌日に、完封負けで大敗。またしても左投手に完敗。恥ずかしいほどのこのわかりやすさ。穴がまる見え。

打線は水物というけれど、投手も水物。安定感を誇っていた先発の大黒柱、九里亜蓮が5回7失点。

1回2アウト、ビシエドに10球粘られて内野安打された後、ヒットにフォア、細川成也の2点タイムリーで先制される。30球を要した長い1回。

4回、龍空の2点タイムリー、大島洋平のタイムリー。5回、宇佐見真吾と再び細川のタイムリー。スルスル、スルスル、うどんのように中日のランナーがホームイン。


どのチームのエースでも年に一度くらいは大量失点する(山本由伸だって)。今日はその日ってことか。

ベンチもそう心得たのか、5回まで投げさせた。

九里はここまでいっぱい奮闘してくれている。プラマイゼロ。でも、低く抑えられていた美しい防御率が2点台に跳ね上がってしまったのはもったいなかった。

7点ビハインドの6回は塹江敦哉。今日は無理をしない日(=捨てゲーム)になったけど、ここはいやな流れを断ち切って、いい投球見せてアピールしてね。

と思ったが、3安打。1点追加される。1軍と2軍を行ったり来たりは、そういうところ、塹江さん。


先発の九里がそもそも試合を作れなかったが、打線も小笠原慎之介から3安打。

1回、菊池涼介が2塁打と快調な滑り出し。を、最近なんとかバントをがんばっていた野間峻祥がピッチャー正面に転がし、3塁に向かった菊池はアウト。

しかし、秋山翔吾フォアで、1塁2塁。を、絶好調・西川龍馬が併殺。

不穏な始まり。この後、2回3回、三者凡退。4回、秋山ヒット出塁の後、またも西川が併殺。

5回6回、三者凡退。7回、野間フォアで、今度は秋山が併殺。


7回ウラからは、菊池、秋山、西川、坂倉将吾が下がって、羽月隆太郎、大盛穂、矢野雅哉が守備につく。もう完全に、気持ちいいいくらい、そういう日。

8回、磯村がこの日チーム最後の3本目のヒットを打つ。

9回、代打・堂林翔太が3球三振。全て見逃しという彩りまで添えてしもうて。


5番・デビッドソン、田中広輔というのも、打線の薄さを感じさせるが、今日の5番・上本も腰が砕けそうだった。

阪神の大竹耕太郎に完封されたとき、朝山コーチは「全員左を並べるとかしか今は考えつかないけど(何かやらないと)」。

秋山拓巳の球を「不思議なストレート」と発言したコーチだけある。天真爛漫だ。

最近、選手名鑑を見ていて、朝山コーチが現役時代、通算152試合しか出場していないことを知って、ショックを受けました。畝コーチの通算7試合はもっとすごかったが。

自分よりたくさん試合に出て修羅場をくぐってきた選手たちに何を言う? 朝山コーチがという以前に、そういう人をコーチに起用するカープという球団の素人っぽさよ。

ともあれ、対左投手の穴を埋める工夫、もっとあるはず。末包昇大のことも忘れないでね。
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