3月15日、WBC準々決勝、日本 vs. ベネズエラ(ローンデポ・パーク)、5対8で日本が敗退。
ベネズエラ、強かった。パワーだけじゃない、緻密さもある。負けたけど面白かった。個々の力の差、NPBの体質、感じ入ることが多い濃密な時間だった。ここから、いちから出直しだ!
大会始まって以来のベスト8どまり。と、批判的な言い方をする人もいるけれど、WBC2026では、アメリカもベネズエラもイタリアも、これまで以上にメジャーリーガーを揃えてきた。
WBC2023、日本がアメリカに勝って優勝したことで、他国を本気にさせた。結果的に大会のレベルを引き上げることになった日本は、今回のWBCの立役者かも。
日本代表、投手陣がことごとく失点。1回、山本由伸がアクーニャJr. にいきなり先制弾。
でも、ベンチで、うんうんと頷いている大谷翔平を見ていると、なんか日本が勝つ気がしてくる不思議。
1回ウラ、昨季メジャーでノーヒットだったスアレスから、大谷が確信歩きの同点ホームラン! ほらね?
3番誠也はフォアで出塁。2盗を狙ったが、チャレンジでアウトにひっくり返される。このカープ関係者の盗塁の鬼門感……。それどころか、誠也が負傷交代というショッキングな出来事。
2回、山本は毎回先頭打者を出して、連打で1対2。
2回ウラ、打撃不振の近藤健介に代わって2番スタメンの佐藤輝明タイムリーで、2対2! 誠也に代わって途中出場の森下翔太が逆転3ラン、5対2! 阪神コンビ、悔しいけどすごい。
なんか、大谷がいると負ける気がしない。と、ここまでは思っていた。でも、大谷一人で勝てるレベルじゃないの。
4回ウラ、ベネズエラはおそらく準決勝先発予定だった、デヘスス を出してきた。負けるわけにはいかない炎がメラメラ。
1アウト1塁2塁で大谷は、空振り三振。佐藤も。ここは流れが変わる潮目になったかも。
制球とテンポのよさが持ち味の隅田知一郎が5回、先頭打者にフォア、ガルシアの2ランで、5対4。
6回、伊藤大海が連打からのアブレイユ逆転3ランで、5対7。
6回ウラ、日本打線を抑えていたデヘススが交代。ここで流れ変えたれ~。このときベンチで小園がバットを持って準備! も、源田ショートライナーで小園の打席は幻に。
7回ウラ、若月健矢が打席に。えぇぇぇぇ、小園じゃないの? 3回以降、ずっと無得点の日本。
7回を三者凡退で抑えた今大会のラッキーボーイ、種市篤暉。8回、先頭打者出して、2塁へのけん制悪送球で、5対8。もう、この流れに抗えない気がしてきた。
9回ウラ、源田は空振り三振。若月の代打は小園ではなく、不調の近藤だった(空振り三振)。大谷がショートフライで最後の打者に。
出来すぎなくらい感動的だったWBC2023の後、誰も引き受け手がいないだろうと思われた日本代表監督を受けてくださって、井端監督、ありがとう。
ただ、監督って、やっぱり難しい仕事。温情が邪魔をする。それは新井さんを見ていてもよくわかる。
岡本和真や村上宗隆、近藤や牧秀悟ら経験ある選手が、打席に立ちながら調子をあげてくれることを井端監督が期待したことはわかる。
でも、負けたら終わりの短期決戦。小園や周東佑京らもいました。たとえダメだったとしても、何もやらずに終わるより、スパッと試してほしかった。
でも、負けたら終わりの短期決戦。小園や周東佑京らもいました。たとえダメだったとしても、何もやらずに終わるより、スパッと試してほしかった。
個々のレベルの問題があるとしても、NPBの姿勢も問題。選手によい環境を作り、ファンを喜ばせ、球界全体で野球を普及させ、バックアップしていこうという姿勢がない。
本気で大会連覇したかったのなら、シーズン中にピッチクロックやピッチコムの導入、使用球を変えるくらいの対策をしてほしかった。なのに、いまだセ・リーグはDH制を来年に引き延ばすほどの悠長さ。
木村元彦さんの『労組日本プロ野球選手会をつくった男たち』を読んでいると、NPBのコミッショナーは代々読売の息のかかった人が選ばれていて、球団の目先の利益を優先しているようだった(現コミッショナーの榊原定征さんはどうなのか知らないけれど)。
それは、優勝しなくても、そこそこ地元ファンが球場に通ってくれたらいいと考えているカープの球団体質とも重なって見える。
日本の最後の試合の解説者が黒田博樹と高橋由伸さんでよかった。黒田の解説を聞いていて(配球がズバズバ的中)、黒田が2015年、カープに復帰したとき、久しぶりに野球を応援したい気持ちになったことを思い出した。
ここ数年、球団とカープベンチの度重なる悪手に、いつまでカープファンでいられるのか自信が持てなくなることがあった。
でも、また野球を、カープを応援したいと思った。負けたけど、レベルの高いベネズエラを見ていて、そんな気持ちになった。
そして小園は、次のWBCに向けて、ぜひとも替えの利かない存在になってほしい。
来てくださってありがとうございます。
よろしければ応援クリックお願いします。
よろしければ応援クリックお願いします。
