2026年5月3日

新井さんに聞いてほしい池山監督の言葉


5月3日(日)、中日戦(マツダスタジアム)、雨のため試合中止

ほんとなら、栗林良吏と髙橋宏斗の投げ合い。3月29日、1対0で投げ合った二人(カープの1点は中日のエラーによるもの)。

先発に転向して初めての登板でマダックス達成した栗林に、試合後、宏斗がベンチから拍手を送っていた忘れられない試合。

今度は二人がどんな投げ合いを見せてくれるのか、見たかった。でも、点を取らない打線、拙いベンチ采配を見なくてすんで、ホッとしている。

試合見なくてホッとだなんて、客商売として問題ありあり。新井さんは野球をつまらなくしていること、自覚があるんだろうか。


村上宗隆がメジャー移籍、最下位予想断トツだったヤクルトが開幕から快進撃。いま、阪神と首位を争っている。

立浪監督のとき、中日も開幕ダッシュ、のち失速、3年連続最下位で終わったことがあった。ヤクルトもそうなる可能性も……と様子見していたが、今のところ善戦中。

池山監督の「明るさ」も、チーム好調の要因の一つと言われることもある。それを言ったら、1年目の新井さんもかなり明るかった。中日の井上監督も就任したとき、監督の明るさをプラス面と評価する人もいた(立浪監督との対比もあったかもしれないけど)。

中畑清さんがDeNAの監督をしていたときもムードはいいなと思った。が、下位で終わった。そらそうだ、編成の問題とかあるし、監督が明るいから勝てる単純な世界じゃない(中畑さんのことは好きです)。


先日、『週刊ベースボール』(2026年4月20日)で読んだ、池山監督の言葉がすごくよかったんです。

「(一軍監督は)寿命を縮めてもやりたい職業」

監督やコーチは批判にさらされることも多いし、割に合わない仕事。と、今や現場でユニフォームを着るより、解説やタレント的な仕事を選んでいる元プロ野球選手もいる中、ハッとした。

寿命は縮まらないでお元気でいてくださるといいなと思いますが、その覚悟。


とてもうらやましかったのが次の言葉。

打ち勝つチームをつくりたい。理想は当然、打ち勝ちたい。一振りでホームランが入るというところは自分も経験しているし、そういう野球を目指せるかというところはこれからの自分の宿題でもある」

新井さんも一振りでファンを魅了したスラッガーだったのに(2017年、神宮球場の七夕の逆転3ラ~ン)。

なぜ、9回の守備固めだけのために矢野雅哉を大事にベンチに置いておくんだろう。


最初は「打つ喜び」が強かったけれど、だんだんと「勝つ喜び」を感じて勝利への執念が出てきたという、次の言葉がまた感動的。

「自分の一投一打を積み重ねていって、優勝の2文字に変わった瞬間、あの一瞬のために頑張ってきていたんだなと感じた。優勝が一人だけじゃなくて、チームのみんなの喜びに変わると知った瞬間、ダイヤモンドの中で打ったり、守ったり、投げたり、走ったりというのがみんなの幸せを握っているんだなというのはつくづく感じた。優勝がプロ野球の一番の喜びだった」

くぅ。「幸せ」という言葉から、木村元彦さんの『労組日本プロ野球選手会をつくった男たち』(集英社インターナショナル)に書かれていた、田尾安志さんのことを思い出した。

最下位になるのはわかっていたけれど、自ら楽天の監督に名乗り出た田尾さんは、「地域のために将来のために、監督というのは選手やファンを幸せにするために存在するんだ」と言っていたのだそうです。くぅ。染みる~。


2軍監督を6年務めてきた池山監督。「人気者を置いとけ」みたいな、コーチ経験なしでいきなり新井さんを抜擢する球団の姿勢からして違いは生まれているけれど。

池山さんが明るいだけで今のヤクルトの勢いがあるんじゃないことが伝わってきました。

雨で拙い試合を見なくてすんでどこかホッとしてるって、なんにも楽しくない。それプロ野球じゃない。