2019年12月28日
菊池涼介が木村昇吾さんと重なった瞬間
昨日、午後1時のNHKニュースをつけていたときのこと。「広島カープの……」と聞こえてくるではありませんか。
ニュースで「カープ」という響きを聞くことって、あまりないです。カープどころか、野球が話題になることすら少ない。近年だと、取り上げられると言えば、たいてい大谷翔平のニュースだったりします。
「カープ」という単語に身体がビクッと反応して画面を見たら、菊池がポスティングでのメジャー移籍を断念し、カープに残留することを決めたという、記者会見の映像が流れていた。
菊池のプレーがまたカープで見られるという嬉しさで、思わず声が出た。しかも、4年契約。
いずれ生まれ育った東京(の球団)へきっとあなたも帰っていくのね。と、諦めの覚悟もあったので、菊池がカープでプレーすることを選んでくれたことは、會澤翼のときのように、とても嬉しかった。
移籍の希望を表明するも空振りの形に。と言えば、2015年、FA宣言をした木村昇吾さんのことを思い出してしまった。
木村さんのときと違って、菊池にはカープという受け皿が用意されてはいたのだが。
木村さんと同じで、菊池にとっても、「あのとき挑戦しておけばよかった」と悔いが残るようなことだけは一番したくないことだったと思う。
表明したにもかかわらず希望が叶わなかったことは、恥ずかしいことでも何でもない! と、鼻息荒くして言いたいです。
その木村さん。12月16日、TBSラジオの「伊集院光とらじおと」にゲスト出演されていた放送をたまたま聞くことができて、すごくラッキーでした。
クリケットについて、知らなかった話も知ることができてとても面白かったのですが、カープ時代のこんな話も出てきて興味津々で聞きました。
カープ時代、ユーティリティプレーヤーとして重宝されていた木村さん。当時の野村謙二郎監督からも「助かる」と感謝の言葉をかけられていたという。
でも、ユーティリティプレーヤーとして二番手で、ある程度の待遇も年俸も得て満足している自分に気がついて、「おまえ何考えてんの」「そんなん目指してたんとちゃうやろ」と腹が立ったと。本来ならショートでレギュラーとしてゲームに出たかったはずなのに。
仲のよかった赤松真人さんにも「昇吾さん、守備上手すぎるんですよ。もうちょっと下手だったら、試合に出てますよ」と言われ、当時、そんな話ばっかりしていたと。
逆に菊池は、セカンド専門であることが、今回、メジャー移籍には不利に働いたとの見方もあり、そのときどきのタイミングはさまざまですが。
木村さんも菊池も、そのときの自分の決断を経て、スッキリとした気持ちで今を生きている(生きていく)表名でもあったと思うので、来シーズンも魅力的なプレーを見せてほしいです。
来てくださってありがとうございます
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