3月30日、阪神戦(マツダスタジアム)、1対0で、貯金1(なんか久しぶり、この響き・・・)。森下暢仁が今シーズン初登板で1勝をかちとりました。
「今年は球数少なく」が目標の森下、今日はボール先行気味。球数多め。
かたや、カープの天敵・西勇輝、1回は珍しく23球。カープ打線が今日は粘っているかのように見えたのも束の間、2回以降はスイスイスイ。なんですぐ手ぇ出すの、そして終わるの、というカープ打線。
森下は4回、糸原健斗のヒットと2つのフォアで満塁のピンチ。なんだけど、「ここで打たれるわけにはいかない」と、本当に、ここで点を与えない森下。
「勝ちたい(負けたくない)意志」が現実を動かせる選手がどれほどいるのか。昨年の感動がまたよみがえってきた。
しかし、力投すれど、援護なし。もう何度深いため息ついたことか。
あ゛ぁぁぁ。森下に勝ちがつかないかも。の、6回裏、森下に代わって打席に立ったメヒアがヒットで出塁! メヒア、グッジョブ!
代走に曽根海成、田中広輔がバントで送って、一つひとつピースがはまっていく感じ。
ここで、菊池涼介。昨年、10月24日、森下が先発していたDeNA戦。菊池が打って、盗塁して、森下のタイムリーで勝ったあの試合が重なる。これは、何か、起きる。
菊池、タイムリーで、西からようやっとの貴重な1点。あとにも先にも、この日、得点はこの1点のみ。
菊池、タイムリーで、西からようやっとの貴重な1点。あとにも先にも、この日、得点はこの1点のみ。
この1点を、7回は森浦大輔、8回は塹江敦哉、9回は栗林良吏が守って、開幕3連勝の阪神止めた。
森下も、森浦も、栗林も、いずれ失点したり負けがついたりするだろうけれど、でもなんかこの3人が出てくると負ける気がしない。
森浦はこの日もツーアウトをとった後、フォアや暴投を繰り出したりして、あわわだったのだが、結果は無失点。
この、おじいちゃんのようでもあり、孫のようでもあるルックスと相まって、味わいがとまりません。
鈴木誠也がノーヒットながらも、守備では2度の好返球でアウトを2つとったのも大きかった。
ヒーローインタビューは、森下と菊池。この先輩と一緒ならやるだろうと思っていたシュウペイポーズが、森下からやっぱり出た。
ヒーローインタビューは、森下と菊池。この先輩と一緒ならやるだろうと思っていたシュウペイポーズが、森下からやっぱり出た。
菊池の「シュウペイ(森下)が最多勝とれるように打ちたいと思います」の締めの言葉が印象的。
昨年は、「森下に新人賞を」が、森下と、ファンと、カープの合言葉だった。今年は、「森下に最多勝を」で行こう。
森下には、二桁とか、防御率1点台と、具体的な個人の目標があることでしょう。
防御率は本人の力で何とかできる可能性が高いが、最多勝はねー。チームが勝たないと、打てないと、とれない。今年はぜひチーム一丸となって、森下に最多勝を。
その先にきっと優勝が・・・(モゴモゴ。歯切れ悪いな)。
森下にとらせたい。森下ならやってくれる。そんな確信のようなものが、チームメイトにもあるんだな。