2021年4月1日

床田寛樹、プロ5年目で初めての嬉しい出来事


3月31日、阪神戦(マツダスタジアム)、4対2で、リーグ首位に。

て、開幕からまだ5戦。ヤクルトも昨シーズン序盤、首位に立っていたこともありました。三日天下と呼ばれてもいい。気持ちがいいことはたしか。眺めがいい。

暫定的首位を気持ちよく感じたのは、いいこといっぱいあったから。

まず先発に勝ちがついた。床田寛樹がシーズン初登板で勝ったのは、なんと今回初めて。(「デイリースポーツ」)

そうでしょう、そうでしょう。私は忘れませんよ。床田が好投すれど、援護なく、勝ちがつかず、何度地面を踏み鳴らしたい気持ちになったことか。手術後はしっくりこなかったことも少なくなかったが、よかった、床ちゃん。


2回裏、4番の鈴木誠也の先制タイムリーも気持ちよかった。

それをお膳立てした菊池の好調ぶりもまた素晴らしい。

せっかくヒットを打って出塁したのに、昨日に続き、けん制死する田中広輔には言葉もない。

と、せっかくの援護をもらった3回、床田が2失点。あ゛ー。

だがしかし、3回裏、投手は9人目の野手じゃけんねと、床田自らタイムリー。これもまた気持ちよし。2対2の同点に。

勝ち投手の権利を得て、床田がマウンドを降りた6回裏、クロンが待望の1号ホームランで、3対2。しかも、特大の。気持ちいい。

なんか、エルドレッドを思い出しました。大きな人には、どんどん飛ばしてもらわないと。

大きくない菊池も、7回に1号が飛び出し、4対2。投手の気持ちがグッと楽になる2点。


復活の中田廉が7回を三者凡退の無失点で、1ホールド。

新人・大道温貴が待望のデビュー。近本光司に12球を投じて、ワンアウト。糸原健斗、マルテに連打を許すも、大山悠輔を併殺打に打ち取って、初ホールド。

9回は栗林良吏が三者凡退で3セーブ目。

先発が勝ち、主砲と大砲が打ち(投手も打った)、リリーフにホールドとセーブが付き、気持ちのいいこと、この上なし。


先発は今のところ、球数に余裕があっても6回で降板させている場面が多い。いつまでもそうは行かないかもしれないが、長い目で見て、無理させないのはよさそうな感じ。

ただ、リリーフ、とりわけ栗林の登板過多は心配。栗林は若いし、意欲もあるけれど、まだ1年目。身体と気持ちの疲れのケアをしてあげてね。

戦争の勝敗の鍵を握るのは兵站といいます。ならば、野球の勝敗の鍵を握るのは人材。長い目で見て、栗林を、お宝を酷使して壊さないでね。

日本シリーズじゃないんだから。短期決戦じゃないんだから。

と書いたところで知りました。かつて西武の黄金時代を率いた森祇晶さんは、日本シリーズでさえ、「まだ3敗できる」と、戦術をたてていたと聞きます。

その見通し、その余裕、素晴らしい。それも、西武の人材あっての見通しとも感じました。見習おう、カープ。


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