2021年7月7日

またしても拙攻、ズレてる選手起用、援護直後の大瀬良失点


7月6日、DeNA戦(マツダスタジアム)、2対4。7月4日、阪神戦の逆転勝ちの余韻をきれいさっぱり吹き飛ばす、逆転負け。

カープは大瀬良大地と坂倉将吾のバッテリー。スタメン発表では、坂倉がファースト、磯村嘉孝が捕手となっていたが、試合開始直前に変更があったようだ。何があったんだ?

6月下旬、カープ首脳陣の間では「若手を起用していこう」という話になったらしいが、今さら遅いわ、もう若手はとっくに活躍しとるわ。と、ものすごくズレたものを感じたが、どんどん若手起用するんじゃなかったのか。

磯村1塁って。磯村、いまスタメンに入る人じゃない。サブとして支える存在。どうして最初から捕手・坂倉、1塁・中村奨成と、攻撃的なオーダーにしないのか。

2回裏、1塁3塁のチャンスで打席が回ってきた8番・磯村は空振り三振。わざわざ打線にこんなウィークポイント作らなくても。

上げた両手を下ろせない、みたいな中途半端さのまま、磯村、6回までファーストに。


大瀬良は3回まで三者凡退と、今日は手応え感じる立ち上がり。

3回裏、菊池涼介、野間峻祥の連打に続いて、小園海斗が3塁打で、2点先制。よしっ。

しかし、4番・鈴木誠也はファーストフライ(誠也は1回裏も、3塁走者を返せなかった)。坂倉フォアで1塁3塁。ここで期待の林晃汰が空振り三振。

坂倉が2塁を狙う間に、小園は本塁へ向かうもタッチアウト。林、バットに当ててほしかった。先制はしたものの、チャンスをとり逃したような、波が向こうにいってしまうような、ちょっといやな感じ。


4回、大瀬良が2アウトとってから、佐野恵太ヒット、オースティンに高めのつり球仕留められて2ラン、2対2、同点に。

また出た。打線の援護をもらった直後の、大瀬良の失点。

でも、1回裏、2回裏、そして先制しながらもさらに畳みかけられなかった3回裏の拙攻が下地になっている。これでまたひとつ、波が遠のいた。

大瀬良は5回から7日まで無失点。ところが打線は、DeNA先発・坂本裕哉から櫻井周斗に代わってから、5回裏と6回裏、三者凡退。

7回裏のシャッケルフォードも、8回裏のエスコバーにも無安打。


しかも7回裏、磯村の代打に安部友裕。は? 大瀬良の代打に田中広輔。はぁ? ともに凡退。そのまま、8回の守備につく。

あれ? 若手、積極的に起用するって決めたんじゃなかったんでしたっけ。この腰のすわらなさ。中途半端さ。勝利がそら逃げるというもんだ。

8回のフランスア、佐野恵太に2ラン浴びて、終ったなという感じ。

野球は最後まで何が起こるかわからないとは言え、拙攻と、ベンチの采配の腰のすわらなさを見て、これじゃあ勝利の女神は微笑んではくれないな、と。

9回は島内颯太郎、三者凡退。この人が、どんな局面でもこういう自分の投球っていうやつ?をしてくれたら、リリーフ陣がもっと豊かになるのに。でも、競った局面に弱い、それも島内。


9回裏、西川龍馬が三嶋一輝からヒット。最後のあがきがを見せてくれるか。ここで、代走に奨成。上本崇司や大盛穂もいるだろうに。奨成には打席に立たせてほしかった。

で、安部の代打に長野久義。右左病大好きのカープベンチが、右投手に右打者(長野は空振り三振)。

極めつけは、田中広輔に代打を出さなかったこと。松山竜平もまだいますよ。田中はあっさりショートゴロ。

なんだ? 何日に1回は出勤させるよう上から命じられている嘱託の人か、田中は。現役の選手を出せー。もうベンチが勝負を捨てているとしか思えなかった(もし田中で行けると思っていたなら、いつまでどこまでオメデタイんだ)。


チャンスを逃す攻撃、ベンチの中途半端な采配こそ、敗因だったが、大瀬良が2点の援護をもらった直後、2失点したのは、いただけなかった。

ここ数試合のことを思うと、今日は試合を作った。でも、大瀬良に求めてるのは、及第点なんかじゃない。

7月4日の阪神戦の5回、森下暢仁は満塁のピンチを招いても、味方(坂倉)のエラーを帳消しにして切り抜け、それが5回裏の逆転打につながった。

チームに勝ちを呼び込む投球とその後の展開が鮮烈だっただけに、大瀬良に物足りないものを感じた。望み過ぎだろうか。


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