2021年9月21日

床田プロ初完封! ガッツポーズの日


9月21日、巨人戦(マツダスタジアム)、2対0。

床田寛樹、プロ初完封。おめでとう。

素晴らしくて喜ばしいことなのに、8回裏、床田がキャッチボールを始めたとわかったとき、思わず机をドンドンしてしまった。

あ゛ー。栗林良吏にセーブをつけるチャンスがやっっっと訪れたのに、またとないチャンスだったのにって。


チームが振るわないばっかりに、9月15日の中日戦の後、ずっっっと登板ない栗林。

24セーブは、スアレスの32についでセ・リーグ2位。なかなか素晴らしいことなんだけど、カープでなければもっと圧倒的な数字も可能だったかもしれない。新人王に王手をかけたいのに。それだけの働きは十分にしているのに。

佐々岡監督も栗林に新人王をとらせたいと話していたので、今日こそはと思ったのだが。

初完封は床田の野球人生にとって、大きな自信になるもの。栗林のセーブひとつと天秤にかけるものではないのに、すみません。栗林や森下暢仁が今のカープでなければもっとよい数字を残せたかもしれないと、二人の重なる不遇にかなりのストレス感じていて。


2点リードで迎えた8回。それは昨日の森下と同じ展開。ちょっと身構えてしまった。しかし、同じ展開にはならなかった。

9回、床田が「行きたい。行かせてくれ」。そして佐々岡監督は、床田に託した。ええやん、ええやん。先日の完投したDeNAの今永昇太みたいにこういうの、カープの選手も、もっともっと。

ウィーラーの打球を小園海斗がトンネルしたときには、きたー。やっぱり・・・と嫌な感じがしたけれど、それをカバーする床田の投球、センター・上本崇司のファインプレー。

最後は前回の登板でホームランを打たれた小林誠司を空振り三振にしとめて、床田ガッツポーズ。會澤翼もガッツポーズ。


ガッツポーズと言えば、ゼロゼロ行進が続いていた6回裏、タイムリーを打った鈴木誠也も塁上でガッツポーズ。

続く坂倉将吾もタイムリーでガッツポーズ、2対0。

床田の好投がまた報われなかったらと思うと、胸苦しくて仕方なかったので、まずはよかった。

この6回裏は、野間峻祥が、ハイネマンのフェンス激突ファインキャッチにより阻まれたが、いい当たりを見せた。続く小園海斗がヒット、西川龍馬がフォアで出塁、誠也と坂倉につないでいった。久しぶりにつながったのを見た気分。


お立ち台には、ガッツポーズコンビ、床田と誠也。

誠也は、今日も「ボクの大嫌いな得点圏で回ってきて、どうせみなさん打たないだろうなってたぶん思ってたと思うんですけど、期待を裏切れてよかったです」「得点圏でボクが入ると、え~っていう声が聞こえるんで、見たかって感じでよかったです」と、自虐ネで球場を沸かせてた。

そんな誠也ショーの後、床田は一番最後、「一試合一試合勝てるように頑張ります。応援よろしくお願いします」といつも通りに飄々と締めた。紋切り型と言えば、そう。

でも床田の仕事は投球だから、面白いこと言うのは誠也にまかせとこ。誠也、得点圏もよろしゅうに。
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