2022年10月5日

藤井皓哉が「戦力外になっても野球を続けたい」と語った理由が今しみる


10月4日、高橋樹也、中神拓都、戸田隆矢が戦力外通告。ペナントレースが終った途端、戦力外の季節がやってきた。

第2弾もあるはずだけど、あれ? あの人やあの人は? 1軍でやれるイメージのない人たちの顔がいくつも浮かぶ。まさかまた塩漬けのまま生かす、なまぬるカープ? いやな感じがぬぐいきれません。

戸田と言えば、2016年、旭川での日ハム戦で大谷翔平から2連続三振を奪った好投が忘れられない。復活を待っていたけれど、秘密兵器のまま終る。さようなら、イケメン・・・。

樹也は昨季、リリーフで奮闘していたイメージがあった。もっと先に通告されていい選手がいるのでは?と、2021年、藤井皓哉が戦力外になったとき、そう思ったことを思い出した。


その藤井。トライアウト後、独立リーグに進み、昨年12月、ソフトバンクと育成契約。今年2月、支配下登録

今季、勝ちパターンとして起用されるように。新型コロナでの休養がなかったら、監督推薦でオールスターにも出られたんじゃないかと思うほどの快進撃。

10月1日、優勝のかかった西武戦で、山高穂高にサヨナラ2ラン打たれ、試合後も涙がとまらなかった藤井にはヒリヒリした。

それくらい大事な試合をまかされるほどになった。ソフトバンクが優勝していたら、MVP候補の一人とも言われていた。


サファテの前例もあるし、カープを戦力外や自由契約になった投手をチェックしてみる価値ありと思う球団が出てくるんじゃないかと思うほどだ。見る目なし、カープ。

でも、皓哉はトライアウトを受けるとき、「まだ体も元気なので野球を続けたい」と話していた。そのときはものすごくシンプルな理由だなと思った。

でも、戸田はトミージョン手術を受け、樹也は左肘の状態はよくないまま。皓哉の言葉の重みが今になって響きます。
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