2023年4月15日

まるで仕組まれたかのような秋山の逆転サヨナラ2ラン!


4月15日、ヤクルト戦(マツダスタジアム)、5対4、カード勝ち越し

こんなこといいな、起きたらいいな。が、時々起きるプロ野球。秋山翔吾の逆転サヨナラ2ランで球場騒然。

それまでは、先発の高梨裕稔が今ひとつの調子なのに、山田哲人も塩見泰隆もいなくて村上宗隆も不調なのに、ヤクルトからスカッと点が取れないもどかしさがあった。

1回、菊池涼介がヒットで出ても、大盛穂は内野フライで進塁できない、秋山は併殺。ゴーン。

2回、満塁で、坂倉将吾がまたしても併殺。かろうじてその間、1点入ったが。


4回、デビッドソンの悪送球や床田寛樹のトンネルが重なって、1対2と逆転されるし。

4回ウラ、床田は打席で11球粘ってフォアをゲット(も後が続かず)。開幕3連戦のヤクルト戦でも、床田、ひとり打席で粘って気を吐いていた感があった。野手よ、見習ってくれないかー。

でも、大盛が好守備見せたり、5回、西川龍馬が同点ランで食い下がったり、ちょこちょこイイことも起きる。


6回、2失点したところで、床田、島内颯太郎に交代。今日の島内は火に油を注がなかった。よっしゃ。

7回の河野佳も、ランナー出してスムーズには行かなかったけど、無失点に抑えた、よっしゃ。

今日もタイムスリップ感味わったスタメンだったが、その田中広輔が7回、2塁打。代打・松山竜平が得意の2ゴロで進塁させて、菊池がタイムリーで1点差に迫った。この田中→松山→菊池で点を取ったところは、しみじみ来るものが。

続くリリーフも、ケムナ誠、戸根千明と、点を与えなかった。よっしゃ、よっしゃ。思えば、リリーフ陣の踏ん張りが逆転勝ちの土台を作った


9回、新守護神・田口麗斗に、代打・上本崇司も、菊池も、空振り三振。

代打・堂林翔太はフォアで出塁。今日も堂林、代打で仕事した。

ここで秋山に回ってくるとは。打つときは打つ、打たないときは打たない秋山(2分の1の確立、それは打者ならみな当たり前なんだけど)。ここで、初球をスタンドに放り込む(文頭に戻る)。

ヤクルトにお得意さまと思われていた昨年のカープ。高津監督と選手たちに見下ろされてる感じがすごく嫌だった(いえ、ヤクルトはちゃんとした試合してただけ。差が歴然としてただけ)。

なので、まだ12試合と言えど、カード勝ち越しできてよかった。


ヒーローインタビューはもちろん秋山。

「昨日の悪天候の中、こうやって試合が出来る環境を作ってくれたグランドキーパーの方のおかげで、今日皆さんが見に来れているんで、よかったと思います」と、真っ先にグラウンドキーパーの方たちへの感謝の言葉を発信していて、素晴らしかった。

西川と坂倉のバレバレの水かけスタンバイにも、「皆さんのざわつきが、テレビで見たことあるやつ」と気の利いたコメント。

ヤクルトに勝てない装置でもセットされてるの? と思った昨年&開幕3連戦だったが、今日は逆転勝ちするためのピースが一つ一つセットされていったような、そんな試合だった。

タイムパフォーマンスが悪いと言われがちな野球だけど、9回あるから、いろいろ起きる絵巻物みたいなものが味わえるんだなと、改めて思った。
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