5月10日、中日戦(バンテリンドーム)、0対4。カード勝ち越しで、借金ゼロ。
九里亜蓮が完封で2勝目。昨日の床田寛樹に続き、ビジターでヒーローインタビュー。九里にも勝ちがついて、本当によかった。
これで防御率は、阪神・村上頌樹に次いで2位(床田は3位)。
九里は2021年、最多勝(13勝)。勝ち数多いというのは勝負の世界で大事なことなんだろうけど、チーム状況の影響もとっても大きい。援護の有無とか、継投策が成功するかどうかとか。
今季、好投しても援護に恵まれないことが多かった九里だけど、九里の防御率を誇らしく感じます。
ただ、3回、村松開人にいきなりフォアを与えたのはいただけなかった。気は抜いても手は抜くな。
3点の援護を得たばかり。「援護の直後に失点」の九里の法則は成立せず何よりだったけど、そういうとこがまだちょっと信用できない。
今日の涌井秀章は制球に苦しみ、球数かさむ。エース級の投手にもこういう日はある。この勝機を逃すな。
3回、菊池涼介、野間峻祥、秋山翔吾の3連打で、ノーアウト満塁。4番のマクブルームが先制2点タイムリー。西川龍馬が犠牲フライでもう1点。あぁ、つながった。
6回には、谷元圭介から矢野雅哉ヒット、九里がバントで送って、菊池フォアとつながって、野間タイムリーで、もう1点。
6番から2番に戻った野間。「新井さん、あんたって人はまた」と正直思った。
だって1回、菊池がヒットで出塁しても、レフトフライ。その後、マクブルームにヒット出たのに、西川は凡退。2回、坂倉将吾2塁打も、そのあと三者連続三振。
まーたーでーすーかー。得点圏で点をとらない。これはファンを喜ばせるだけ喜ばせて撤収するという、もはやコントなのか、お家芸なのかと思った。
昨日は13安打で1点。今日は12安打で4点。九里を援護できてよかったけど、涌井の不調にも助けられた。不調の相手をボコボコにするまでの強さはなかった。
昨日の守備が評価されたのか、矢野は今日もショートでスタメン。よい仕事をしていました。
不甲斐ないときのカープと重なって、中日ファンの野次にヒリヒリする。ビシエドが2軍に降格、大島洋平もスタメンを外れ、4安打。チャンスも活かせず、冴えなかった。
でも、バッテリー以外は20代の野手が並ぶ中日のスタメンを見ていると(それもほぼ20代前半)、数年後がこわいです。8回には、ドラ4の19歳、山浅龍之介も出してきましたし。
このままだと、少子化対策が手遅れと呼ばれている日本みたいになるんじゃないかと、数年後のカープが心配。