プロ野球選手のメディア出演が増えるのもオフの楽しみ。秋山翔吾(「ナイツのちゃきちゃき大放送」12月23日、TBSラジオ)に続いて、DeNAの牧秀悟が「石橋貴明のGATE7」(12月24日、TBSラジオ)に出演。
日本代表でもムードメーカーでベンチを明るくするイメージの牧(でも1年目のときから、ベンチにどっかと座っているさまが「大将!」という風情があった)。どんな面白い話が聞けるかと思いきや、意外なことにさほど面白くはなかったのであった。
一時、首位に立ちながらも、阪神に優勝を持っていかれたDeNA。「勝つべきところで負けちゃったりとか、連敗したりとか。そういうことがところどころあったと思います」と、牧。
問われたことに「はい」と答えるその返事は好感度大でやっぱり可愛げ感じる人なのだが、ここでは口数少なめ。話が広がるというより、貴さんがあれこれ話を広げて埋めていた。
一方、秋山は、ナイツの塙さんに「今年は阪神が強かったですよね」と同じような話を振られたとき、「強かったですね。1イニングにかけてる攻撃の人数が多いなって感じです」と、切り出す。
「ホームランがそんなに多くないのに点を取られてる。点を取られてないイニングも4人5人走者が出て、ず~っとスパーンスパーンと終わるイニングが少なかった。そうすると、やっぱり球数も増えて、守ってる時間も長いと攻撃に入れなくて」
秋山はヒーローインタビューでも、「最高でーす」で手軽に終わらない。表現が豊かだなって思う(「最高でーす」を言って笑えるのは鈴木誠也だけ。誠也はそこで終わらないから。その後、笑いがとれるから)。
でも、野球選手は打って(投げて)なんぼ。不調なときだってもちろんあるだろうけど、まきは打者として頼もしい存在。面白いこと言わなくても、オッケーオッケー(面白いと、そら楽しいけどもね)。
で、この日、牧の口からカープの話がけっこう出てきた。
貴「どのくらいからプロを意識し始めたんですか?」
牧「大学3年で日本代表に入って、1年上にカープの森下さんとか、けっこういろんな選手がプロ入りして、そういう人たちとやれたので自信になって、行けるかなと思って」
まず、森下暢仁の名前が。キラ~ン。
貴「右にも上手に打てるのは誰か参考にした選手とかいるんですか?」
牧「学生のときは、鈴木誠也さんとか、坂本勇人さんとか二人の動画とか試合をめっちゃ見てましたね」
誠也の名前が、キラ~ンキラ~ン。
牧は、とくに意中の球団というのはなかったそうだ。入れるならどこでもよかったそうだ。カープが指名したら、喜んで来てくれたんじゃないかと思った。
貴さんに「今年、何とかしたかったなというところはほかにありますか?」と問われて、「やっぱりマツダはあんまりいい印象がないですね」と、牧。
貴「甲子園ではよく打ってたのに、広島では何で?」
牧「チーム的にもなんか連敗が多い、広島には。相性悪いなっていうふうに思いました」
あら。カープへの苦手意識があるみたいです。それ口に出したらあかん、と思いました。さらにそうなってまうで~。来季もどうぞそのままで、いてほしい。