秋山翔吾が、12月23日の「ナイツのちゃきちゃき大放送」(TBSラジオ)に出演。西武~レッズ時代から、オフの秋山の出演は番組の風物詩となっているようです。
昨年の放送では、「今日のゲストは広島東洋カープの秋山翔吾さんです」と紹介されても、まだしっくりきてなかった、まだ西武のイメージ強かった。シーズン途中の入団でもあったし、このときカープの話題も少なめだった。
今年は面白いカープ話が聞けたので、お届けします。聞いて聞いて。
シーズン序盤、打撃好調だった秋山。実は3月、調子はよくなく、このままでは・・・と思っていたところ、「新井さんの一言でよくなった」と。その一言とは?
「ピッチャーにず~っと合わされてる感じがしてたんだよね、守ってる側からすると」と、現役時代、対戦してたときの秋山のイメージを伝えてくれたそう。
それまで形(フォーム)についてばかり考えていたけれど、やっぱりタイミングをしっかり合わせることを思い出さなきゃな、と気づかされたそう。
そこからは練習期間何日かで、4月、ドバ~ッと行けた、新井マジックにかかってました、と。その調子を持続するのは難しかったですが、4月は夢見た秋山の首位打者。
「もっと早く言いたかったけど、我慢してくださってたんだと思います。ギリギリまで信用してくださって、あまりにも調子が上がらなかったんで、ちょっとひとこと言ってもらって、あっ」と腑に落ちたようです。
新井さん、指導者っぽいな~(指導者です)。打撃コーチやって・・・(もう兼任状態です)。
今年のドラフトでも、そこココで話題になった新井さん。常廣羽也斗を引き当てたときの「よっしゃ!」のガッツポーズも臨場感たっぷりでしたが、もうひとつ。
今年のドラフトでも、そこココで話題になった新井さん。常廣羽也斗を引き当てたときの「よっしゃ!」のガッツポーズも臨場感たっぷりでしたが、もうひとつ。
新井さんが常廣への指名挨拶のため青学を訪れたとき、ちょうど常廣のチームメイトの中島大輔が6位指名された場に居合わせた。すかさず中島に向かって、「中島くん、楽天入団おめでとう! がんばってね。またオープン戦とか交流戦でお会いしましょう」とエールを送った新井さんは、何度見てもいい。(こちらです)
ナイツの塙さんが「ああいう感じ、いいですね、新井さん」と言うと、「正直、演技なのかなって思うくらい」と返す秋山には笑った。
「自分がもし同じ立場になったとき、そんなにサービスできるかなって」と、舌を巻いていました。
「ゲームの中で、勝つ・負けるの要因になったのは、選手のこのプレーだなと思うところって絶対あると思うんですけど(選手も感じてるんですけど)、新井さんはそこは絶対言われないんで、監督のコメントに救われた選手はたくさんいて、もう思い切ってプレーできた」
それは遠くから見ていた私たちにも伝わっていましたが、やっぱり選手たちにとっても大きかったんですね。
「羽月(隆太郎)選手がよく代走で出てましたけど、新井さんから〈20回くらい失敗してもいいから〉って言われて、すごく気がラクになったって」と、塙さん。
「選手はシーズン中、どんどん追い込まれていくんで。そんなに失敗したら1軍にいられないって、選手自身もわかる。20回失敗してほんとに1軍にいるかっていうといないと思うんですけど、そういう意味では、極端に言ってくれる方が、でもそれじゃダメだなっていうのは彼にも届いたんじゃないですかね」と、秋山。
「失敗してもいいから」と言われるより、「20回くらい失敗してもいいから」と具体的に言われると、ほんとに思い切ってどんどん行こうと目の前が開けそう。ちょっとした違いだけど、新井さん、やるな。
新井さんの監督に向いてるところを、選手から聞くことができたのは貴重でした。
新井さん、あとは来年、選手起用を間違えないようしよう~。