11月2日、日本シリーズ第6戦は、雨のため中止。明日は東克樹を中4日で先発させるのかなと思っていたが、有原航平と大貫晋一がスライド登板。
7回無失点の有原が第1戦を再現できるかはどうかわからない。3回途中5失点の大貫より優位とは限らない。でも、リーグ最多勝の14勝、再現率が高い投手とも思われます。
試合は水物。ソフトバンク優位かと思われたシリーズも、DeNAが巻き返した。その逆があるかもしれないし、どっちに転ぶかわからない。楽しもう。
ワールドシリーズは一足早く10月31日に終わってしまい、ちょっと寂しい。
いかにも大谷翔平と山本由伸が出ているから見たという俄かでしたが、見続けているうちに他の選手にも親しみ覚えて、ドジャースが優勝を決めた後、大谷を追いかけるカメラに、「もっとベッツやエドマン、フリーマン、二人のヘルナンデスたちも映して~」と思ったほど。
なにより、あの球場の雰囲気をもう味わえないのが寂しい。
鳴り物のない、からだひとつで見ている大勢のファン。闘牛場みたいで(行ったことないけど)、熱気があった。選手の声や、プレーにまつわる音が響く緊迫感もまたよし。
日本の鳴り物入りの応援も普段はおおいに楽しんでいるんですけどね。とくに外野席から聞こえてくる選手への応援は、映像で見ていても、球場に足を運んだときも、感動してしまう。
今季、負け続きで大変なことになった西武を応援しているファンの方たちが美しく見えた瞬間もあった。
日本シリーズを見ていても、DeNAの応援歌はエモーショナルで、カープと並んでいいなと思う(ソフトバンクのは単調で飽きます)。
ところで、日本シリーズの時間帯に、フジテレビがワールドシリーズをダイジェスト版で再放送したことを、NPBがご立腹というニュースが話題になっていますが。(「毎日新聞」)
日本シリーズを見るか、ワールドシリーズを見るか、どちらも見ないかは、見る人の自由。いかにもお役所的だなと思った。
主に大谷によるワールドシリーズ人気へのやっかみにも映る。日本で活躍していた選手はどんどんメジャーへ移籍して、日本のプロ野球のレベルも目に見えて落ちてきている昨今。
それなのに、かつてプロ野球が人気だった頃のあぐらをかいたまま。日本の野球界の質を高めて、野球人気を盛り返していこうという姿勢も気概も感じない。
ビデオ判定ひとつとっても、MLBでは各球場の映像を一括管理しているリプレイセンターがあって、客観的に映像を確認するスタッフがいる。
一方、NPBは各球場にあるモニターの映像を見ながら、現場にいる審判で談合している。
ある地方球場ではカメラが設置されていないため、リプレイ検証ができないこともあった。そういうのを聞くと、水を差される感じがすごくする。
選手とファンへそういうサービスも怠って、投資もしないで、殿様商売続けて、何様のつもり?
カープも、広島に球場があることを喜んでくださっているファンの方に安心して慢心。いろいろ思うことはあるけれど、せめて酷暑の真夏にデーゲームするのは止めてほしい。尋常じゃないです。正気の沙汰じゃないです。