いろんなことが詰まった試合でした。
先発の岡田明丈は、連打ありフォアありボークありで、1回からいきなり2失点。2回はピッチャーの原に2塁打、山田哲人に満塁ホームランを打たれて4失点。
なんなんですか、このいつまでたっても末っ子みたいな甘ったれたピッチングは。これではCSや日本シリーズのような短期決戦はおそろしくてまかせられません。
これは台風接近の強風の影響なのか。いや、ヤクルトの先発・原樹理は大きな乱れなく、快投を続けています。
RCC放送の解説をつとめていた横山竜士さんによると、この日の原は、野村祐輔に球威が増したようなピッチングとのこと。鉄壁ではないですか。
そんな原をカープ打線は4回までなかなか打ち崩せない中、野間峻祥は打線が引火するのを待つかのように、コツーンコツーンと毎回出塁。すきあらば盗塁も。
岡田は2回で6失点。いつもなら降板させられそうな内容。しかし6点差あるのだから、ここはリリーフ陣を疲弊させないためにも、前日の記事にも書いたように、最低5回まで(なんなら6回まで)投げきってほしいところ。
ベンチの采配も願ったとおりとなって、その後、岡田は続投してゼロに抑える。5回、チャンスの場面で代打を出されますが、6回の続投もあり得そうな気配でした。
これが結果的によかった。後続には連投なしの3人(高橋樹也、ジャクソン、今村猛)がリリーフできたし、何より岡田の代打・曽根海成が、カープ移籍後初どころか、プロ初のヒット、三塁打のタイムリーを放つ!
しかも、前走者の會澤翼を追い越しそうな韋駄天ぶりだったとか。これからが楽しみです。
曽根がベンチに帰ってきたときのウェルカムパーティでは新井貴浩もベンチの奥から出てきて、笑顔で曽根の頭をポンポンしていたとか。
このところ打席に立つ回数はめっきり少なくなった新井さんですが、こういう人がベンチに(もちろんグラウンドにも)いてくれることはじつは大きいと思うのです。2016年にリーグ優勝したときの赤松真人さんみたいに。
このあたりから風向きが徐々に変わってきて、追加点を重ね、3点差で迎えた9回裏。野間、バティスタが連打して、丸佳浩が同点の3ラン。続く鈴木誠也が逆転ホームラン。
8月に入って、丸と誠也の存在感がきわだっています。リアルタイムで見てはいなかったけれど、赤ヘル軍団と呼ばれたカープの黄金時代、チームを牽引していた山本浩二さんと衣笠祥雄さんて、こんな感じだったのかな? と、勝手ながら思いを馳せてしまったのでした。
浩二さんと衣笠さんは、入団時期は違えど同学年。ライバル意識がさらに二人の成長を高めたと聞きます。
タナキクマルの同級生トリオは今やカープの代名詞のようになっていましたが、田中広輔と菊池涼介の打撃不振もあって、今や丸が一つとびぬけた感が。
そこに誠也が加わって、2枚看板的な存在に。それぞれが日替わりに活躍するカープの中にあって、二人が徐々に大きく見えてきた。
同点のまま延長に突入するのではなく、逆転して、リリーフ陣に負担をかけることなく9回で終われたこともよかった。不穏な始まりだったけど、一つ一つのピースが埋まっていったような、いろんなことが詰まった試合だった。
スポンサーリンク岡田は2回で6失点。いつもなら降板させられそうな内容。しかし6点差あるのだから、ここはリリーフ陣を疲弊させないためにも、前日の記事にも書いたように、最低5回まで(なんなら6回まで)投げきってほしいところ。
ベンチの采配も願ったとおりとなって、その後、岡田は続投してゼロに抑える。5回、チャンスの場面で代打を出されますが、6回の続投もあり得そうな気配でした。
これが結果的によかった。後続には連投なしの3人(高橋樹也、ジャクソン、今村猛)がリリーフできたし、何より岡田の代打・曽根海成が、カープ移籍後初どころか、プロ初のヒット、三塁打のタイムリーを放つ!
しかも、前走者の會澤翼を追い越しそうな韋駄天ぶりだったとか。これからが楽しみです。
曽根がベンチに帰ってきたときのウェルカムパーティでは新井貴浩もベンチの奥から出てきて、笑顔で曽根の頭をポンポンしていたとか。
このところ打席に立つ回数はめっきり少なくなった新井さんですが、こういう人がベンチに(もちろんグラウンドにも)いてくれることはじつは大きいと思うのです。2016年にリーグ優勝したときの赤松真人さんみたいに。
このあたりから風向きが徐々に変わってきて、追加点を重ね、3点差で迎えた9回裏。野間、バティスタが連打して、丸佳浩が同点の3ラン。続く鈴木誠也が逆転ホームラン。
浩二さんと衣笠さんは、入団時期は違えど同学年。ライバル意識がさらに二人の成長を高めたと聞きます。
タナキクマルの同級生トリオは今やカープの代名詞のようになっていましたが、田中広輔と菊池涼介の打撃不振もあって、今や丸が一つとびぬけた感が。
そこに誠也が加わって、2枚看板的な存在に。それぞれが日替わりに活躍するカープの中にあって、二人が徐々に大きく見えてきた。
同点のまま延長に突入するのではなく、逆転して、リリーフ陣に負担をかけることなく9回で終われたこともよかった。不穏な始まりだったけど、一つ一つのピースが埋まっていったような、いろんなことが詰まった試合だった。
〔関連記事〕
●九里亜蓮の熱投と、安部友裕の覇気どこいったー。