3月12日、日ハムとのオープン戦は雨のため中止。
開幕まであと2週間。開幕投手の大瀬良大地が、本番を意識した金曜日の登板だっただけに、残念。
開幕まであと2週間。開幕投手の大瀬良大地が、本番を意識した金曜日の登板だっただけに、残念。
大瀬良は、雨という予定外のことに動じないとは思いますが。狂言師の野村萬斎さんのように。
3月26日の開幕戦、中日の先発は、福谷浩司。カープ打線が打てていない、やっかいなイメージが強い。
大瀬良が開幕投手に指名されたのは、3年連続の3回目。過去2回とも素晴らしいピッチングだった。
3月26日の開幕戦、中日の先発は、福谷浩司。カープ打線が打てていない、やっかいなイメージが強い。
大瀬良が開幕投手に指名されたのは、3年連続の3回目。過去2回とも素晴らしいピッチングだった。
大瀬良は開幕投手を務めたことで、一気に風格が増した感がある。今年も白星スタートできるかどうか、手に汗握ります。
一方、福谷にとっては、初の開幕投手抜擢。沢村賞をとった大野雄大ではなかった。
福谷は、開幕投手に指名され、対戦相手の大瀬良にメールを送ったという。「よろしくね」と。(「中日スポーツ」)
記事によると、福谷なりの「宣戦布告」とのことですが、なんか可愛らしいと思った。「よろしくね」という言葉がじゃなくて、最近の選手は対戦相手ともすぐ連絡とりあうんだなと驚いた。
プロに入る前、大学代表などでチームメイトだったり、プロになってからも侍ジャパンに選ばれることで他チームの選手と交流が深まる機会が増えている昨今。
加えて、手軽に連絡を取り合えるメールというツールも皆、当たり前のように使っているご時勢。
福谷と大瀬良は、2011年の日米大学野球選手権でチームメイトだった。こんなふうにやりとりするのはごく普通の感覚なのかもしれない。
でも、違和感を覚えた。
知り合いといえど、勝負する相手。お互い無言のまま準備して、マウンドに現れて、凌ぎを削るピッチングを見せる、そんな決闘のイメージがあったから。
プロ野球選手が対戦相手と一緒に食事に行くのも珍しくはないこの頃。合同自主トレもまたしかり。
それでも、黒田博樹が日本に復帰したとき、「対戦相手とは食事には行かないようにしている」と話していたその言葉に強いプロ意識を感じたことがあったので。
メールしようがしまいが、いいピッチングをすることが一番の仕事。マウンドでの決闘の結果が楽しみだ。