4年ぶりにリーグ優勝したものの、日本シリーズに進めなかった巨人が眠りから目を覚ました。まるでソフトバンクのように、いえ、かつての巨人に先祖返りして乱獲補強。
中日を自由契約になっていたライデル・マルティネス、ソフトバンクからFAの甲斐拓也、楽天を自由契約になっていた田中将大を、ドンドンドーンと獲得(田中は大型補強とは言い難いけれど、話題性はあり)。
ソフトバンクからFAの石川柊太にはお断りされ、石川はロッテへ。
マルティネスがセ・リーグの球団に移籍してくれて嬉しかった。中日の看板選手だったマルティネス。7年在籍して166セーブ。今季、チームは最下位なのにセーブ王。
鉄壁に近いマルティネスとの対戦は分が悪い。でも、パ・リーグに行ってしまったら、パワーピッチャーの少ないセ・リーグがますますお寒いことになる。よかった・・・。
マルティネスがいなくなっても、中日には手強い投手が揃っている。中日戦がラクになるイメージはゼロ。来季は8勝16敗1分の雪辱をはらしたいカープ(弱気)。
得点力不足のカープ、中日とのロースコア戦はやたら多かった。その点、巨人ともロースコア合戦はあったものの、中日よりはなんとかなっていた(時期もあった)。
これが来季も続くとは限らないけれど、ロースコアであろうと、1点なりとも巨人より点をとっていれば、マルティネスの出番もなし。そういう展開に持っていきたいものです。
ベンチの采配や選手起用はさておいて、個々の選手のパフォーマンスが上がっていれば、せめて前半の坂倉将吾、後半の末包昇大の調子がよければ、カープももう少しよい結果で終われたのでは?
とも思うけれど、少数の主力に頼っているとリスクが大きい。やっぱり選手の層が厚いにこしたことはない。
巨人やソフトバンクのような選手の集め方をものすごくうらやましいとは思わないけれど、カープお金使わなさすぎ。資金力が違うとはいえ、ソフトバンクや巨人とは優勝への本気度が違う。
ドジャースは、ワールドシリーズで優勝するために大谷翔平や山本由伸らを獲得して、本当に優勝した。ファンも大喜び。
今年のオフ、ヤンキースのソトは、大谷以上の金額で同じニューヨークのメッツに移籍。
ヤンキースファンのソトへのブーイングは、マツダスタジアムでの丸佳浩なんてレベルじゃないんでしょうね(そもそも巨人に移籍した丸にブーイングする意味がわからない)。
もう、メジャーのお金使い合戦の規模が大きすぎて、わけがわからなくなっていますが、そこまでのマネーゲームをしなくても、もう少しの工夫でなんとか優勝できそうな気がしてしまう今のセ・リーグ。
優勝できるのは1チームだけ。そんな甘いものではないが、たとえば近藤健介に山川穂高らを獲得してソフトバンクが優勝するより、新庄監督率いる日ハムが優勝した方が面白いと思ってしまう(日ハムはカープより補強に力を入れていると思います)。
カープは来季、そんな面白い野球ができるかな・・・。選手には期待しつつ、期待できない球団とベンチゆえ(弱気)。