数年前から、ラジオ聴き(「リスナー」の意、滝沢カレンさんによるネーミング)。
ネットやテレビより拘束感少ない、人の雑談を聴いてるようなあの空気感・距離感が好きです。
先日ふと思い出して、野球の話題出てこないかな〜と、伊集院光さんの深夜ラジオをradikoのタイムフリーで聴いてみた(「深夜の馬鹿力」1月20日放送、TBSラジオ)。
なんとなく時節柄、佐々木朗希のポスティングについて、何か話してないかなと思ったのだ。そうしたら、ドンピシャで出てきた。
日ハムファンの伊集院さんにとっては、ポスティングと言えば、上沢問題。
金銭的なメリットはなかったけれど、上沢直之の意を汲んで、ポスティングでアメリカに送り出した日ハム。ところが、メジャーに行ったもののケガもあり、フィットせず、1年で日本に帰ってきた上沢。
このオフ、日ハム関連のイベントに出たり、日ハムの球場使わせてもらって練習したりしてたから、てっきり「日ハムに帰ってきてくれる」と期待した日ハムファン。だけど上沢はソフトバンクへ。
その前に、ポスティングで日ハムからメジャーに行って、2年で戦力外。日本に帰ってソフトバンクに移籍、昨年、そこで最多勝をとった有原航平に続いて、またソフトバンク。
有原がソフトバンクに移籍した2023年、近藤健介もFAでソフトバンクに移籍して、バリバリの主力。
上原浩治さんは「サンデーモーニング」にて、「選手は商品ですから、より高いオファーがあればそこに行くのが普通」と言っていた(12球団でポスティング等のルールを整備した方がいいと添えつつ)。
そうなのよね・・・。それだけに、新庄監督が「ああいう決断をされたのはすごい悲しいし、一緒にやりたかった」と話していたのには、正直びっくりした。(「日刊スポーツ」)
伊集院さんは、「新庄監督はファンの気持ちを代弁する人だから、上沢さんが悪いっていうよりは、このルール良くないよね?ということ」と翻訳してくれていた。(新庄監督は、1月20日に行われた監督会議で、そのことについてちゃんと発言していた、「デイリースポーツ」)
伊集院さんは、「より契約条件のいいところに行くって選手の気持ちはわかる。契約条件を明かさないのはルールなんだろうけど、日ハムはいくら出すと提示したのか言った方がいい。日ハムの出した条件がソフトバンクとほぼ同額だとは思えない。なんとなく選手がお金でなびいたみたいな空気が醸されてしまう」とも言っていた。
で、この日のラジオで、一番脳に残ったのが、この言葉。
「OBたちが〈そりゃお金のいい方行くの決まってるでしょ〉っていうのを公式に言うのはすごく好きじゃないんだよ。じゃあ、なんか弱くても、ストレス溜まっても、絶対ここが優勝してほしいと思って野球を見る行為はまったくいらないんですね?」
そうなのよ〜。「弱くても、ここが優勝してほしい」と思って、カープを応援してるんですよ。
「うちは常勝軍団なので」と、ガバガバ補強するソフトバンクや巨人(やドジャース)。優勝する意識の違いとは言え、それで勝っても面白くないな〜という気持ちも正直ある。だから日本シリーズで、DeNAがソフトバンクを負かしたのは爽快だった。
「優勝する気ないでしょ?」という球団の姿勢には首をかしげるけど、カープの選手には覆してほしいわ。