2026年10月29日

山本祐大の「勝ちたい気持ち」をカープの選手にも


10月18日、日本シリーズ、ソフトバンクがDeNAに4勝ストレート勝ち。

始まる前は「日本シリーズはもうどっちでもいい」と思っていたけれど、リーグ戦とは違う緊迫感、3試合連続延長戦、ついつい見入ってしまうことも。

2019年と2020年、巨人が2年連続でソフトバンクにストレート負けしたときより見ごたえあった。

でも、勝てなかった。セ・リーグはパ・リーグ(ソフトバンク)との差を埋めていかないと……(そこには深い、深ーい河が)。


今回の日本シリーズ、印象的だったのは、恐怖の1番バッター・正木智也を目撃することができたこと。

クローザーのレイノルズが打たれて呆然としているシーンはシーズン中にはなかなか見られない光景だった。

第3戦、ずっとバッテリーを組んできた東克樹と山本祐大の対戦には、ヒリヒリするものが。

レイノルズが打たれ同点に追いつかれ、逆転負けしてしまったけれど、7回無失点の東はさすがだった。

でも、1点リードで勝ち切るのって、難しい。案の定、逆転されてしまった。シーズン中のカープと重なって身に沁みます。


実は、一番印象的だったのが、5月に突然DeNAからソフトバンクへ移籍した山本祐大。山本にしてみると、愛着のあった元チームとの対戦、いろんな思いがあったはず。

「ホークスから必要とされたことはすごくうれしかったけれど、ベイスターズからは必要とされていない。入団して9年目で愛着があったし、みんなで優勝に挑んでいたシーズンだったので、寂しさと悔しさを強く感じた」と、率直に語っていた。(「読売新聞」)

「今はもう敵。シリーズ中は絶対に日本一になる、全力で潰しにいくとしか考えていなかった。あいさつぐらいはしても、シリーズが終わるまで話はしないと決めていた」とも。

今では、たとえばベース上で、対戦相手同士、挨拶や会話をするのは見慣れた光景。昔(ざっくりした言い方)はこんなこと、なかったと聞きます。なんなら遠征中、一緒に食事する間柄という選手たちもいる。

黒田博樹がカープに復帰したとき、「対戦相手とは食事には行かないようにしている」という記事を読んだことがあった。黒田と山本が重なってグッときた。


ソフトバンク攻撃の回、ベンチにいるときの山本は、「勝ちたい」気持ちが全面に出ていた。得点が入ったときの喜び方はひときわ強く感じた。

それは、シーズン途中で移籍したことからくる感情も大きかったと思うのだけど、勝つ意識が強いソフトバンクに在籍して、「勝ちたい気持ち」がいっそう強く表れるようになったようにも思えた。

こんな選手たちの表情、見たいよ。「勝ちたい気持ち」……今のカープにものすごく足りてないこと。


ワールドシリーズは、ブルワーズがレイズに4勝1敗で、球団史上初の世界一に。

ブルワーズは年俸総額ではメジャー30球団中19位だとか。痛快です。

カープも、やれば、できる、はず。野球の質を高めれば……。でも今のベンチのままでは……。