11月3日、カープがやっと来季のコーチングスタッフを発表。
2日前、田中広輔の内野守備走塁コーチ就任は発表されていたが、これは「やっぱりな」という規定路線。
田中は今年、野球解説の仕事もしていた。その解説を聞いてほとんど発見やワクワクすることはなかったが、これも人気者には仕事が与えられるというやっぱりかの規定路線、驚きはなかった。
田中、守備そんなに上手かったっけ? 3塁ベースをテテテと回ってホームインする姿は印象に残っているが。
今年の日本シリーズ、CSでMVPをとったソフトバンクの庄子雄大が日本シリーズでも活躍。田中がいつぞやのCSでは大活躍だったが、日本シリーズではさっぱりだったなと思い出したりしていた。
で、サプライズ人事です。広報の職員だった松本高明が1軍内野守備走塁コーチ。
松本さんは2014年オフに戦力外通告。現役引退後、球団職員としてマネージャーや広報などを務めてきた。(「デイリースポーツ」)
私がカープの試合を追いかけるようになったのは2015年。彼の現役時代のことは知らないのですが、12年間で197試合出場、85安打……。
こういう人の指導を受けたいと思いますか? すぐ畝辰実コーチのことを思い出した。生涯で7試合しか登板していない人の指導を受けたいと思いますか?
それなら、三連覇にも貢献した田中が1軍コーチについた方がまだ納得がいく。いきなり1軍コーチというのはもちろんウェルカムではないけれど。
野村祐輔が現役引退後に即コーチになったときは、床田寛樹らが「祐輔さんから学んだことが多かった」と言っていたことし、大歓迎だった。そんな野村も3軍コーチからのスタートだった。
田中のコーチ就任もオーナーに愛されている人が大事にされる今のカープ風土から想像はついたが、チームが生まれ変わらなくてはというこのときに、広報の人がいきなり1軍のコーチ? なんだかバカにされているような気がした。
松本さんに非はないが、えっ、この話受けるん? とも思った。プロのチームは部活やサークルじゃないんだから。よっぽどカープってぬるいんだなと思った。というか、あまりに不自然な人事。
松井秀喜の監督就任で、連日、巨人の練習場がファンでにぎわっているという報道を聞くと、選手より目立つ監督・コーチ陣もどうかとは思うけれど、巨人のサプライズ人事とは格段の差がある、別の意味でのカープのサプライズ人事。
巨人は清水隆行が打撃コーチに就任したのも、ちょっとうらやましい。今年、清水さんの解説を聞いたとき、カープの選手のこともちゃんと見てくれていた感じがあって、なかなか楽しかったので。
赤松さんが2軍に配置転換というのももショックだった。
辰見鴻之介が師とあおいでくれていたのに。辰見がもともと持っていた走力あってのことだが、赤松コーチの教育も受け、今季カープで盗塁の花を咲かせたのに。
【1軍】★は新加入
ヘッドコーチ 藤井彰人
【2軍】
監督 高信二
二軍チーフ兼バッテリーコーチ 倉義和
打撃コーチ 東出輝裕、迎祐一郎
野手コーチ 赤松真人
外野守備・走塁コーチ 廣瀬純
★内野守備・走塁コーチ 田中広輔
投手コーチ 永川勝浩、野村祐輔
【3軍】
統括コーチ 小林幹英
打撃育成コーチ 朝山東洋
★投手育成コーチ兼アナリスト 一岡竜司
(選手兼コーチ補佐 會澤翼)
みごとに入れ替わりがないに等しい身内人事。同じ身内人事でも巨人と内容の落差が。カープが生まれ変わろうとしていないことがくっきりしました。
ただでさえ低下しがちだった(のにまだ様子見てみようと少しは気持ちを奮い立たせていた)応援の気持ちが、またじわじわと下がってきました。
「生まれ変わります」詐欺にあった気分。期待はしていなかったが、やっぱりか。なんだよ、カープ?
