2019年8月31日

ベンチはお客さんなの? 仕事しようよ。

8月30日、DeNA戦・第1戦(マツダスタジアム)。

この日も、床田寛樹が中5日、前倒しで先発。

床田先発の日は、「床田に勝ち星をつける会」を発足したくなります。そう思っているカープファンはたくさんいるはず。

1回、筒香嘉智にホームランで1点先制される。6回、小園海斗のエラーもからみ、1失点したが、しかし、これ以上傷口を広げなかった床田。

7回1失点(106球)と、今日も先発の仕事を全うしてくれた。前日の巨人戦での敗戦のいやなムードはどこ吹く風、平常モードの仕事を見せてくれた。

一方、打線はこの日もコツコツモード。ある意味、平常モード……。



2回、濱口遥大が2者連続フォアを出し、右股関節を痛めたとのことで、途中降板。 笠井崇正に交代したところを西川龍馬のタイムリーゴロで同点に。

3回、會澤翼のタイムリーゴロでも1点追加。

コツコツ点を積み上げていくことは悪いことではないのに、この「1点どまり」は試合をひっくり返される危険な香りがプンプン。

笠井は6回までをロングリリーフ。カープの天敵・濱口が降板したのは、カープにとってチャンスだったが、そのチャンスを活かすことは出来なかった。

床田は2対2の同点で、降板。床田の好投がまた勝ち星として残らない結果に。

8回は遠藤淳志。ツーアウトをとったところで、ロペス2塁打、ソト申告敬遠、梶谷隆幸フォア、佐野恵太フォアと押し出しで1点。

続いて神里和毅に打たれ、西川龍馬の悪送球もあり、3点追加されたところで、中村恭平に交代。



遠藤のことだから、何とか踏みとどまってくれるとベンチは信頼し、様子見してたのかもしれないが。

いつもの遠藤とは明らかにフォームが違っていたとのこと。だったら、ただ様子見てしてないで、ベンチはその様子を、その変化をキャッチして、早めの交代をするのが最善策だったはず。

それを観客のように見ているベンチ。仕事してくださいよ。

こうたたみかけられたなら、捕手や野手陣も、間をとって声をかけに行けばいいのだけれど。小園が少し声をかけていたようだけれど。

田中広輔は、黒田博樹とプレーしていたとき、「気にせずどんどん声をかけにきてほしい」と言われそうだ。そのこともきっかけとなって、マウンドに声をかけにいく役割を積極的に果たしてくれていたと思う。

小園はまだプロ1年目。まわりはみんな先輩。小園に田中と同じ役割を期待するのはちょっと酷。



外野手は無理としても、相棒である捕手を筆頭に、内野手はどんどん声をかけてあげるといいと思う。

打者が打席に立ったとき、投手がマウンドに立つ時、ベンチも選手も、ともにゲームしている間柄。

ただ見てるだけ、なんて態度ではなく、臨場感をもって、一緒にプレーする心意気でいるのがいいと思う。声かけもその一つ。

4点リードされた8回、天敵の三嶋一輝から松山竜平とメヒアが連打、代打の坂倉将吾がつなぎ、ここで小園に代わって長野久義。

やっと必然性のある場面で長野が起用された。大歓声の中、長野がタイムリーで1点追加。

つづく安部友裕もなんとか1点追加。もう一押しのチャンスで西川龍馬が打てなかったのは無念であった。

6対4。か細い打線が投手をカバーできない。


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緒方監督とコーチ陣、総辞職への道。
床田の白星消失ショックを遠藤の初セーブが癒してくれた
たとえまわりがどうであれ、床田寛樹は好投した。

2019年8月30日

緒方監督とコーチ陣、総辞職への道。

8月29日、巨人戦・第3戦(東京ドーム)。12対4で惨敗。

中5日で、前倒しで、大瀬良大地が先発。

「巨人に3タテ」をもくろんでのことでしたが(すでに28日の時点で3タテなくなりましたが)、エースをここ一番で前倒しで先発させることは珍しくはないことですが。

無理に登板間隔を短くして選手に負荷をかけるより、1戦1戦、万全の準備をしてのぞんだ方が、結局は一番の近道では? と毎回思う。

勝ちをあせった起用がかえって逆効果に、遠回りになるのではないか、と。次のDeNA戦も大事な一戦なのだから。

ローテーション通りに登板しても、負けるときは負ける。それでも、よい準備をして、勝てる可能性に賭けた方がいいと思っている。

結果として、大瀬良は10失点、3回で途中降板。前倒し計画はあだ花に終わった。



しかし、巨人が1イニングに10点取れたわけだから、カープにだって出来ないわけではない。

でもなんか、もう魂ぬかれたみたいに、反撃の狼煙があがってこない。

唯一、メヒアが4回にソロホームラン、8回にタイムリーを打って、ファンを喜ばせてくれた。「まだシーズンは残っている」と、戦う姿勢を見せてくれた(「デイリースポーツ」)。

大量失点して追いつくのが難しくなったとしても、最後までお客さんを喜ばせるプレーをしてほしい。

ゲームに負けたとしても、自分のキャリアに関わることだから、自分の成績をあげるために、もっと貪欲になっていいと思う。そういうギラギラさも感じられないカープの面々。

一方、3回にとどめの満塁ホームランを打った丸佳浩。カープ時代から色白でしたが、この日はお肌つやっつやの、ほっぺたプリップリで、とっても血色よさそうでした。



さすがにこの日、野間峻祥は終始ベンチだった。

長野久義は最後の打席に代打で登場。この日も、この日一番の、お客さんからのものすごい歓声がうずまいていた。

しかし、こんなもう試合が終わったような場面で登場とは。タイミング的に仕方なかったとしても、引退試合じゃあるまいし。登場させただけみたいな、選手に対して失礼な感じがした。

大瀬良から塹江敦哉に代わったとき、キャッチャーも會澤翼から磯村嘉孝に代わった。ベンチは、會澤のリードにも思うところあったのだろうか。

今シーズンはまったくのジョンソン専属になった石原慶幸。打率も低いし、週に一度の出勤のためだけにベンチを占めているのはもったいないと思ったこともあった。

ただ、ジョンソンの毎回の粘投・好投を見ていると、もちろんジョンソンが一線を画すピッチャーだからなのだけど、石原と組むことで、落ち着いて投げてもらえるなら、週一でもいいかと思うようになった。

来季もジョンソンはカープに。石原も現役続行するだろうか。

もし週一出勤が続くなら、選手謙バッテリーコーチとして、捕手陣に配球の妙を教えてもらえないだろうか。もしくは打撃に覚醒して。



エースの大量失点は、いたたまれない光景だったが、これが監督・コーチ陣の総辞職につながるなら、この結果もまたよしとも思った。

しかし、政治家と一緒で、辞職したら明日から無職。わざわざ自ら無職の道を選ばないかもしれないが。球団も慰留するかもしれないし(目の前がまっくら)。

最近、緒方監督は試合に負けたとき、「俺の責任」って言わなくなった。


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なんで野間峻祥がスタメンに? 勝つ気あるの?
チャンスで打たない4番・松山にこだわる緒方監督、「人災」は続く。

2019年8月29日

なんで野間峻祥がスタメンに? 勝つ気あるの?

8月28日、巨人戦・第2戦(東京ドーム)。

1回に菊池涼介が、3回に西川龍馬が菅野智之からソロホームランを打って、2点リード。

2本のホームランで先制したのは、第1戦と同じ展開。だが、このままで勝てると思うな。

先発の野村祐輔は際どいところをついて、フォアを連発。フォアを出しても、第1戦のジョンソンのように抑えてくれたらいいのだけれど。

4回に、亀井善行にタイムリー、坂本勇人に2ラン、岡本和真にソロを打たれ、4失点して5回で降板。

野村は序盤、調子よさそうだったが、突如打たれ出す。

野村は九里亜蓮同様、やってくれると思わせてくれる日もあらば、途中からポカポカ打たれだして信用ならないと思える日もあり。

信頼度では、ジョンソン、床田寛樹、大瀬良大地に及ばない。



直後の6回、1塁2塁のチャンスで野間峻祥が凡退。

というか、なんで野間が6番にいるの? スタメンなの? スタートから守りに入っていて、首位の巨人に勝つ気でのぞんだしわざとは到底思えない。

6回、菊池保則は亀井に2ラン打たれ、6対2。リードは4点差に。

7回、代打の坂倉将吾がヒットで出塁、西川も続き、1塁3塁のチャンスを作るも、菊池が凡退。

投手陣も気前よく打たれたが、野手陣も点を取れなかった。いつも1〜2点先制して安心してるんじゃないだろうな? といぶかるほど、追い込んでいく迫力を感じない。

毎度のごとく、なけなしの先制点を守って逆転されるゲームを経験してるわりに、もっと点を取っとかないとという危機感を感じない。

2対6で逆転負け。細い糸で持ちこたえていた首位への希望も、これでひとつ、気持ちが切れました。



3連覇したときは選手の頑張りに隠れてあらわにならなかったけれど、今シーズンの緒方監督の采配は、偏った選手起用を筆頭に、「人災」とも言える、ひどさ。

たとえば、セ・リーグで最下位のヤクルト。シーズン前半、16連敗したこともあった。

選手の不調などはあったかもしれないが、小川監督が理不尽な選手起用をしたとか、「人災」とも言えるようなまずい采配をしているようには見えないのだが。

その球団を見続けているファンの人たちには、それぞれチームの方針や采配に思うところはあるだろうけれど、緒方監督ほどあからさまにおかしな采配(選手起用)をしている監督がいると思えないのだが。



「首位の巨人をここで3タテ!」計画は、あっけなく崩れました。

当たり前だ。これまでいくらでも打てる手があったのに、8月末になって急に宿題をやり始めた子どもと一緒のカープベンチ。

大量リードした場面でも、遠藤淳志やフランスアを不用意に使い続けて疲弊させたり、ここ一番のゲームでモンティージャを先発起用したり(2戦とも3回まで持たなかった)。

それ、いま、必要? そんなちぐはぐな采配が目に余るほどあった。

今日も長野久義の出番はなかった。昨日の長野が代打で登場したときの大歓声を思い起こすと、東京ドームのお客さんに、長野の打席を見せてあげられたらよかったのにと思った。

代打はめぐりあわせもあるし、そんな日もあるだろうが。だがしかし。

昨年は、新井貴浩の引退が決まった後、ここ、新井さんでなくていいのでは? と思える場面でも、まるでファンサービスを優先するかのように新井さんを代打起用するウェットなシーンが何度もあったのに。

子どもが夏休みの宿題をさぼったって、いい。でも、プロのチームを預かる監督が、仕事をまっとうしていないのを見るのは、頭が噴火しそうです、ボッ。ボッ。


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チャンスで打たない4番・松山にこだわる緒方監督、「人災」は続く。
頂上決戦くらいのつもりで意気込んでいたのに、このお試し&捨てゲーム的な采配は何?

2019年8月28日

チャンスで打たない4番・松山にこだわる緒方監督、「人災」は続く。

8月27日、巨人戦・第1戦(東京ドーム)。

ジョンソンが四球6、死球2を与えながらも、7回無失点。ただフォアを連発して自滅する投手とは一線を画す投球。

とりわけ、丸佳浩の打席で全く仕事をさせなかったのは見事だった。

巨人にしてみれば、2回の満塁を筆頭に、得点圏にランナーを進めるも残塁残塁で、一押しが及ばず。まるで勝てないときのカープのようでした。

ジョンソンの後を、遠藤淳志、フランスアがつないで、2対0で完封勝ち。9回にフランスアが帰ってきてくれたのも嬉しい。



打線は、2回に松山竜平のソロ、4回にメヒアのソロで2得点。

しかし6回、1塁2塁のチャンスで、またしても松山が三振。やっぱり……。

8回、代打の長野久義がこの日一番の歓声に包まれ登場。ヒットを打った。よかった。しかし、1塁2塁の場面でまた松山が三振。

ソロホームランの貯金でかろうじて生き延びたけれど、いつ流れを相手に渡してもおかしくない攻撃だった。投手陣の奮闘と、巨人打線に勢いがなかったのに助けられた。

しかし、ここまで走者がいる場面で打てない打席が続いているのに、松山を4番に置いたまま。相手にとってはウェルカム状態。これはベンチの怠慢では?

昨年、好調だった松山を積極的に使わなかった緒方監督だが、今年は一転して、シーズン序盤から不調な松山を使い続けた。

田中広輔や中﨑翔太だけでなく、松山をひっぱって使い続けたことも、カープの今シーズンの低迷を招いたと見ています。



松山は一時期の不振は脱したように見えるが、こうも立て続けに(おそらく10打席以上!)チャンスの場面で凡退を続けているのに、何も手を打たないなんて。

長野にも、もっとチャンスを与えてみてはと思うのだけど、その気配もない。試してみて、結果が出なければ代えればいいだけのこと。それすら軽やかにできないベンチ。

長野より馴染みがあるから松山頼みになっているようにさえ見える。新しいことを受け入れるのにおそろしく時間がかかる緒方監督。内弁慶にもほどがある。

以前は、野球であれ、サッカーであれ、みんなプロの選手なんだから、選手さえしっかりプレーしていれば、誰が監督をつとめようと大きな問題ではないと思っていた。

でも、どんな選手を起用するか。これは監督にしか決められないこと。

その判断がまともに行われてこなかったから、今シーズンのカープの低迷を招いた。

これはもはや「人災」。そのことを緒方監督自身がわかっているのか、問いたくなる。


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フラットな選手評価
カープ学級の担任変わってほしい

2019年8月26日

過去への執着の見苦しさ

8月25日、中日戦・第3戦(ナゴヤドーム)。10対4で負け越し。

巨人が負けた日、カープも負ける。距離は延々と縮まらない。

先発の九里亜蓮 。ガッツあふれる投球で何とかしてくれる信頼感を与えてくれるときあれば、突然打たれ出したり、もう一歩安心できないときもままあり。

野手で言うと安部友裕的な? 安部より覇気は断然感じますが。

1回に2点の先制点をもらい、序盤はテンポよく投げていた九里。4回、2者連続フォアを皮切りに、阿部寿樹にタイムリーの後、またフォア、さらに2点追加される(阿部には2回にもソロを打たれている)。

5回、ツーアウトをとった後、連打を浴び、今日タイミングが合っている阿部の打席がまわってきたところで島内颯太郎と途中交代。

しかし、島内も好調の阿部を止めることは出来ず、2点タイムリーを与える。島内の自責点ではないけれど、ここで流れを止めてくれたら株が上がったのに。

6回、カープは満塁のチャンスを作るも、活かすことができなかった。小園海斗とサンタナが凡退。今日も満塁残塁病。

阿部の好守備にもいくどか阻まれました。今日の阿部は攻守ともにノリノリでした。



6回、今村猛が三者凡退で、仕切り直し。

7回、野間峻祥のタイムリーと鈴木誠也の進塁ゴロで2点追加。

2点差と迫って追い上げムードのところ、併殺に終わる松山竜平。あくまでも波に乗らない男。ずっとこんな調子なのに、なぜ4番に置いているのだろう。

7回の塹江敦哉はいきなりフォアの後、福田永将に2ランを浴びる。せっかくの追い上げムードが台無し。

8回には死球(悪質なものではなかったけれど)で退場となり、中﨑翔太が出てきた。

中﨑がまだ1軍にいたことに驚いた。昨日の結果からすると、2軍調整が妥当。もう勝ちパターンの投手しか残っていないから、ここは中﨑が妥当ではあったのだが。

ここでも中﨑、きっちり2点タイムリーを与え、6点差となる。

9回、こっちは最後まで諦めないで見ていたが、4点差ならまだしも、6点差の逆転はきびしい。あぁぁぁ。

おしまいの〜鐘が〜鳴る〜♪



現在、カープの外野守備・走塁コーチをつとめている廣瀬純が引退するとき、「始まりの鐘が〜鳴る〜。広島伝説〜」という応援歌を菊池涼介に引き継いでほしいと託した話を聞いて、嫌だなって思いました。

自分の過去の執着を現役選手に押しつけているようで。

菊池は了承したわけだし、なんの問題もないことだけど、たとえば王貞治やイチローが、一流プレーヤーがそんなことするだろうか。

菊池の打席であのフレーズが始まるたび、廣瀬の個人的な思いが残存しているような、余計なものがかぶせられているような気持ちになる。菊池は唯一無二のプレーヤーなのに。

引退してもファンの記憶にはちゃんと残るから、引退するとき自分の歌も潔く一緒に持っていってほしかった。

時として、「執着」は人の足かせになる。緒方監督も、過去の三連覇に執着して、そこで活躍した選手の残像を忘れられず、フラットな選手起用ができなくなっている。

過去は過去。今を見ていないから、こんなシーズンになってしまっていることを、緒方監督は自覚しているのだろうか。


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フラットな選手評価

2019年8月25日

床田の白星消失ショックを遠藤の初セーブが癒してくれた

8月24日、中日戦・第2戦(ナゴヤドーム)。

先発・床田寛樹が帰ってきた。待っていました。

一方、この日の「2番・野間峻祥」には最初閉口したが、レフトの好守備やバントで貢献していた。

1回、ワイルドピッチとサンタナのタイムリーエラーで1点先制されたが、その裏、小園海斗のタイムリー2塁打、サンタナの2点タイムリー(エラーを帳消し!)ですかさず逆転、3対1に。

小園は8回にもタイムリーを打って、貴重な追加点をとった。

一方、5回、ワンアウト満塁の場面で、またしても松山竜平。見逃して、やっぱり……となる。

毎日のように「満塁で松山凡退」を見ている気がする。4番を託し続けるベンチの目は曇っていると申せましょう。

しかし6回、フォアとヒットで満塁の場面を作るも(鈴木誠也がトンネルしました)、床田、踏みとどまった。粘った。よっしゃー。6回1失点でマウンドを降りる。



7回は菊池保則が三者凡退。勝負事ですから、何が起きるか分からないから、毎回ハラハラはする。でも、お父さん的な落ち着きで抑えてくれる(まだ30前の青年なのですけれど)。ホッと嬉しくなる。

8回のフランスアが帰ってきた。フランスアも三者凡退。この球で、9回を抑えてもらえたらとずっと願っていたが、8回で力を発揮してもらえたら、もうそれでいいです。

9回は薄氷の中﨑翔太。いきなり3連打で1点。犠牲フライで1点。フォアとヒットで1点。やーめーてー。

やっぱり今の中﨑に9回をまかせるのはキツイです。打ってくださいと言わんばかりの球は、相手チームを楽にさせるばかり。それって、勝負なのか?

フランスアが9回で機能しなかったから、ベンチは中﨑の経験を重んじたとお見受けしますが、経験で太刀打ちできるものじゃないです。爆撃機に竹槍向けているようなもんです。

かろうじて逆転は免れ、4対4の同点で終わり、中﨑はベンチで呆然としていたようですが、こっちもボーゼンです。

また床田の白星が消えました……。ショックです。

この日も床田はピッチングだけでなく、フィールディングでも魅せ、バントも決め、ヒットも打ち、エースとして必要なものを持ち合わせているのを改めて感じさせてくれた。

個人競技じゃないから、自分の結果が活きないこともあるのはわかっている。でも、床田の場合、それがありすぎる。本当なら、最多勝争いをしていてもおかしくないのに。新人賞だって。

床田の積み上げてきた仕事をぶちこわしされることが多すぎて、気持ちがすさみました。




延長10回、鈴木が2塁打、メヒアが申告敬遠、安部友裕がフォアで満塁に。これが残塁に終わったら今日はもう敗戦。

なところでしたが、會澤翼が勝ち越しタイムリー。塁に出た鈴木はえらかった(6回のトンネルを帳消し)。

クローザーは遠藤淳志。緊迫した場面を三者凡退で、初セーブ。

ヒーローインタビューで遠藤は「ファンの皆さんと一緒に優勝できるように頑張るだけです」と、先輩方が誰も言わなくなった「優勝」という言葉を口にした。

若さと言えば、若さかもしれないが、本気でそう思って戦っている表れだと思った。遠藤のピッチングを見れば、誰もが納得するだろう。

遠藤や小園を見ていると、何かを諦め手を抜いている……というのは感じない。最善を尽くそうと身体と気持ちを張っているのが伝わってくるから気持ちいい。この二人がカープにいてくれて、よかった。

お兄様方がもう言わないのなら、遠藤とジョンソンに言い続けて戦ってもらおう。まだ諦めていないあの2文字。


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2019年8月24日

依然ちぐはぐなベンチ、選手は動じないで。

8月23日、中日戦・第1戦(ナゴヤドーム)。

長野久義がやっとの1軍、6番・レフトでスタメンに。

1回、いきなり満塁のチャンスで、1球で凡退。3回、1塁2塁のチャンスで、2球で凡退。6回目は走者なしの場面でしたが、1球で凡退。

見せ場はなかった。長野が1軍にやって来れば、何もかもが上手くいくなんておめでたいことは思っていなかった。

即座に活躍してくれたらドラマチックであったろうけれど、早々都合のいいことばかりはないだろうし、これは予測済み。

徐々に身体をあたためて、ファンを喜ばせほしい。首脳陣に「もっと早く呼べばよかった」と後悔させてほしい。

そのためにも、早めによい結果を出してほしい。そのためには、首脳陣には数打席で見切るようなことはしてほしくない。

スタメンの選手が毎回ヒットを打ったり打点を上げているわけではないのだから(むしろ、そうでない主力選手が多すぎたのが今のカープの現状とつながってるわけだし)。



しかし、6回裏には野間峻祥と守備交代。早く調子をあげるためにも、全打席、長野を使ってほしかった。

1対0と、1点差で、早くも6回、守りに入るベンチの姿勢がまた腹立たしかった。

そうした采配でこれまで、どれだけ失敗してきたか。また同じことを繰り返す、その頭の中味にボッ!

しかも、6回の攻撃、満塁の絶好のチャンスでまたしても得点できなかったのだ。こういうとき、たいてい、後でしっぺ返しを受ける。

このとき打席に立ったのが、鈴木誠也でも、松山竜平でも、會澤翼でもなく、今もっとも心躍る打席を魅せてくれている西川龍馬だっただけに無念だった。

そして、案の定、満塁のチャンスを活かせなかった上に、守備固めに入るという攻撃の姿勢を欠いた6回裏、大瀬良大地が突如、長打を打たれ始める。

あと1アウトというところで、福田永将にソロホームラン。ビシエド、高橋周平、阿部寿樹に3連続2塁打を浴びたところで、降板。

代わった中村恭平も藤井淳志にまたしても2塁打を浴び、この回4失点。



調子がよくないなりに踏ん張っていた大瀬良。1点リードという緊張の続くゲーム。ここは6回の満塁のチャンスをものにして、大瀬良を少し楽にさせてあげてほしかった。

大瀬良は、カープで唯一、先発ローテを守りぬいている投手。今シーズン、6完投ですよ。おまけに6回は自らヒットを打って満塁のチャンスをお膳立てした。

7回は遠藤淳志。8回はフランスア。3点ビハインドの状況でも、勝ちパターンを繰り出すベンチ。

逆転する意志があるんだな。そのわりに守りに入ったり、こういうところがちぐはぐ。

しかし、7回、野間の代打にサンタナ。攻めの姿勢に転じたわけか? うーん。なんだかやっぱりちぐはぐ。

結局、打線は大人しいまま、4対1で敗退。まるでコールドゲームが続いているような体温の低さを感じた。

2回には鈴木誠也のゆるんだ守備もあったのも気になった。

ベンチの士気と指揮がヘンテコでも、選手にはプロとしてモチベーションを持ってファンにプレーを見せてほしい。


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長野久義と小園海斗がカープにやってきて
まだ消化試合には早すぎる。遅くなってもしないよりマシ。