2025年6月15日

7点差ひっくり返されサヨナラ負け、負ける理由はちゃんとある


6月15日(日)、日ハム戦(エスコンフィールド)、
延長10回サヨナラ負け。

感動的な日ハムの逆転劇でした。昨日、5点リードされたまま1点も取れなかったカープとは大違い、天晴れ。

カープは1回に1点先制、6回に6点追加。6回表終了時点で7点リード。

先発の森翔平は開幕時を思い起こさせるテンポいいピッチング、球数53球、無失点。2登板連続完投いくかとも思われた(そんな甘くない)。

唯一、(5回まで)森を打っていたのは4番レイエスだけ(それはそれで不気味だった)。

油断したとは言わないけれど、今日はこのまま楽勝と考えていたと思われても仕方ない。勝ち切ってほしかったけど、7点差が絶対安全とは思わなかった。


6回、水谷瞬が3号ソロ。水谷は1回、ファビアンの打球をファンブルして1点先制された。ここでエラーを取り返したのはエラかった!(取り返したのはこれ1度きりではなかった)

まだこの時点で6点リード。カープベンチも選手もまさかと思っていたでしょう。8回にそれは来た。

先頭打者・水谷が反撃の口火のヒット。途中出場の中島卓也、清宮孝太郎も連打、ノーアウト満塁。ここまで森に3打席3安打のレイエスが犠牲フライで1点

ここで森は降板、中﨑翔太に交代。野村佑希の犠牲フライで、もう1点。田宮裕涼ヒット、今季初スタメンの宮崎一樹が2塁打でさらに1点。ここまでノーヒットだった宮崎、よくやった!

2アウト2塁3塁で、森浦大輔に交代。森浦が2塁に不意打ちのけん制をするも、悪送球でもう1点。つごう4得点で5対7、2点差に。


9回、カープで唯一パ・リーグっぽいピッチャーとも言えるハーン

山縣秀のヒット性の当たりを、矢野雅哉が素手で捕球して1アウト! 山縣は7回にもセンター大盛穂のダイビングキャッチでヒット1本奪われていた。くぅ。

あとアウト1つというところで、中島が9球粘って、フォアゲット。久しぶりに見た、中島の十八番。しかも、ガッツポーズしないでサッと1塁に向かうところがカッコイイ。スタメンみな20代という日ハムの中で、ベテランのプレーがしぶく光った。

清宮ヒットで1塁3塁。代走・矢澤宏太が2盗を決めたのも、逆転への1つのピースになった。レイエスの2点タイムリー、矢澤も還ってきて、7対7、同点に!


森が連打されたのを皮切りに、自慢のリリーフ陣がドミノ倒しのように失点(森浦は送球エラーで)。

9回、カープは玉井大翔に三者凡退。

10回は柳川大晟。昨日の7回、小園海斗・末包昇大・坂倉将吾を連続空振り三振に打ち取った柳川。今日も、野間峻祥は見逃し三振、矢野と石原は空振り三振、素晴らしかった。

延長10回、2人目のクローザー・栗林良吏田宮裕涼の2号ソロでサヨナラ負け!


今日、「13時」と手帳にメモしていたのに、マツダ時間(13時30分開始)が浸透していて、13時20分ごろ、スタメンチェックしようとスポナビ見て、ゲームが始まってることに気づく。

しかも1点先制していて、満塁。しかし、末包のサードゴロで1点どまり。

ちょっと不穏なものを感じて大丈夫か〜なと見始めると、森がスイスイ快投。

6回には、ファビアンとモンテロの連続2塁打で1点坂倉と末包の連続2塁打で1点ずつ石原貴規までもがタイムリー。打順が1巡して、ファビアンがもういっちょタイムリー!

このイニングだけで8安打、6点追加。開幕投手で今季完投4回の金村尚真を途中降板させた。


までは、よかった。その後、ヒットは2本だけ。負ける理由は散りばめられていた。

6回から徐々に守備固め(と言えるのかどうか)に入り、サードは田中広輔から上本崇司。7回、末包に代打・野間峻祥。8回、レフトはファビアンから中村奨成。9回、セカンドは小園から菊池涼介。

延長なしで勝てると思っている采配。10回で済んだが、さらに延長していたらどうするつもりだったの?


右投げの金村のため、1戦目と同じスタメンに戻したけれど、そもそも2戦目に上本を1番に置いた時点で、野球をなめている(上本は悪くない)。

新井さんにはよかったときの上本(上本比ですよ)の残像があって、やってくれると思ったのだろうか。

そもそも、守備固め要員が多すぎる。だから、相手が嫌がる代打が出せない。

点を取るより、点を取られない野球を優先。そら勝てない。4試合ノーヒットでも、あくまでもショート矢野。

「勝てた試合を落とした」という言い方があるけれど、勝てなかった時点で、勝てた試合なんて、ない。負ける理由がちゃんとある。


これからもずっとこれを続けるんだろうか。

今日はちゃんと負けてよかったとさえ思った。思い知るがよい、カープの力量のなさを。でもカープベンチには響いてないかも。糠に釘。また繰り返しそう。

今日で交流戦の順位がきれいに2分された。上位にパの6チーム、下位にセの6チーム.。

まだ2カード残っているけれど、このまま行けばいいとも思う。セ・リーグ、これ以上生ぬるい野球を引き伸ばしちゃダメ。

ちゃんと負けて、危機感持って、DH制導入して、野球を面白する方向に舵取りしてほしい。
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2025年6月14日

勝ちたくない人


6月14日(土)、日ハム戦(エスコンフィールド)、
今季8度目の完封負け。

スタメン見て、目を覆いたくなった。1番・上本崇司。殿、御乱心か?(いや、いつもの)

昨日の1番・大盛穂、2番・田中広輔にも驚いたが、昨日、大盛はホームランを打ち、田中も猛打賞。

なんで勝った打線をこうもあっさり変えるのか、いつもいつも。

選手にしてみれば、勢いを感じた打線が翌日こうも改変されて(改悪では?)調子狂わなかっただろうか。


試合後、「右と左の被打率が極端に出ていた。他の球団の左バッターの映像を見ても、ちょっと左は厳しそうだったので、今日は崇司と奨成でいきました」と新井さん。(「スポーツ報知

目の前の選手の調子より、数字。ホホーン。またしてもやっちゃった。

しかも、7番・坂倉将吾? 末包昇大もまぁまぁ打っているので、打てる打者を散りばめてみましたとか?(謎)


それでも昨日と同じ、始まってみないとわからないのが野球。決めつけないで見ることにしたが、プロ2年目、細野晴希から2安打(末包と坂倉だけ)。

8番から1番、石原貴規、矢野雅哉、上本に打順が回ってきたときの期待値の低さはもう半端なかった(そして、それを裏切らない選手たち)。

数字で決めたスタメン。試合が進み、現状を見ても、8回、石原にも矢野にも上本にも代打は出さなかった(右投げの池田隆英であっても)。これは勝つ気ないんだな。

9回、5点リードで出してきたクローザー・田中正義から、ファビアンとモンテロがヒットと爪痕残した(小園海斗と末包は続けなかった。末包、あんな高い球振って終わるなんて)。


床田寛樹はボール先行、いつものテンポよさがない。

2回、野村佑希が先制の7号ソロ。3回、レイエスがスタンドギリギリの14号2ラン、4回、郡司裕也が7号ソロ

今季、まだホームランは1本しか打たれていなかった床田が、一気にホームランまみれ。5回4失点で降板。

昨日、日ハムのエース・伊藤大海がそうだったように、今日は調子がよくない日ということなんだろう。


6回、岡本駿。ルーキーながらいつもストライク先行で安定感のある岡本が、いきなり連続フォア。バント処理のフィールディングも、ちょっと足取りが覚束ない感じ。エスコンの雰囲気にのまれてるかのような。

これ以上打たれたら・・・のところ、五十幡亮汰を空振り三振、水谷瞬を見逃し三振と無失点に抑えたのはえらかった。また一つ、経験積みました。

かたや7回の高橋昂也、野村タイムリーで1失点。とどめ刺された。いや、とっくに刺されてたか。


小園と坂倉が打ち、ファビアンとモンテロが打点を上げ、森下暢仁が力投。あのエスコンフィールドでの野球の喜びが、引き潮のようにサ〜ッと・・・。

昨日と同じスタメンだって、勝てたかどうかはわからない。でも、自ら勢い打ち消す采配、こわいです。

2023年のCSもそうだった。勢いづくのがこわいのかな。ブレーキかけたくなるのかな。

そのわりに、昨日、9回の森下が投げている時に、ブルペン無人だったり。よっぽどその方が何か事が起きたとき、こわいわ。

「痛みを伴う変革を」だなんてぶち上げたけど、やっぱり無理していたんだね。慣れてる方へ慣れてる方へ、新井さんが落ち着こうとしている(こっちは全然落ち着かんわー)。

勝ち続けることに臆する人は、監督というポジションに向いてないです。

2025年6月13日

援護あったぞ、森下完投! 野球の風景変えてくれるエスコンフィールドにて


6月13日(金)、日ハム戦(エスコンフィールド)、

森下暢仁、9回2失点で5勝目

1週間前の西武戦で4月18日以来の勝ちがついて、気持ちがリセットしたのだろうか。それとも、伊藤大海との投げ合いに期するものがあったのか。今日はスタートから森下に「熱」を感じた。

というか、エスコンフィールドの臨場感がすごくて。昨日までのマリンスタジアムでのロッテ戦が物静かに感じたほど。音響のせいなのか、応援の音と声がダイレクトに届いてくる感じ。

野球を見る喜びを感じさせてくれるような球場で、気持ちが湧き立った。もしかしたら、森下もそうだったのかもと思ったくらい。


今日、坂倉将吾はDH、石原貴規がスタメンマスク。坂倉がそれをどう感じたかはわからないけれど、4回にそれは来た。

5番・小園海斗がセンター前3塁打で出塁。6番・坂倉も、ほぼ同じ方向に3塁打で、1点先制

坂倉3塁上でこぶし突き上げ、森下もベンチ前でガッツポーズ。 今日バッテリーは組んでいなかったけど、バディ感が半端なかった。

2回にも、小園と坂倉が連打するというシーンがあった(2アウト1塁3塁、矢野雅哉がバントを打ち上げ、スクイズ失敗に終わる)、

小園と坂倉がカープの真ん中にいる(そしてファビアンとモンテロがいる)。他の選手との格の違いを感じた。エスコンフィールドの臨場感と相まって、ものすごくしびれた。

その後、末包昇大の内野安打で、2点目


5回、大盛穂と田中広輔が連打。ファビアンの犠牲フライで3点目

今日、1番・大盛、2番・田中というオーダーを見て、ランナー出せるの? と正直思った。ただ、交流戦で結果を出している大盛が塁に出て、田中がバントで送るはアリかなとは思ったが、そんなちまっとした展開はなかった。

7回、大盛は2号ソロで4点目という仕事ぶり。その後、田中フォア、ファビアンデッドボールで、モンテロ2点タイムリー、6点目!

今日、安打・打点がなかったのは矢野と石原だったが、石原は3回、俊足の五十幡亮汰の盗塁を刺す。それぞれが自分の役割を果たす。


力強い援護を得て、森下、9回のマウンドに。野村佑希、代打・中島卓也に連打、田宮裕涼のタイムリーで、2対6

2アウト1塁2塁で、打席には6回に2号ソロを打たれた水谷瞬。水谷は今日、猛打賞。

このとき、プルペンでは誰も投げていなかったらしいのね。ここは森下に託した(決めてくれるだろう)というベンチの信頼(というより、それ希望では?)の表れなんだろうけど。

森下がフィニッシュする雰囲気はあったけれども、リスク管理として、危ないと思った(上手くいったからよかったものの)。


ほんとに野球ってわからないもの。ロッテ戦を見ていると、大丈夫かと思われたカープだったが(というよりベンチがなんだが)、今日はピースが1つ1つはまるように勝利。

マツダスタジアムで西武に3連勝したカープ。西武、大丈夫かなと思いきや、先週末はあの阪神に3連勝。

ほんとに読めないです、そのときどきの巡り合わせでの展開が。

ロッテ戦に続き、エスコンフィールドにも赤で埋め尽くされた大勢のカープファンが。球場と、応援の沸き立つムードがカープの選手を駆り立ててくれたような気さえしたほど。


マツダスタジアムが出来たときも、芝の香りがする素晴らしい球場は歓迎されたと聞きます。

ただ、今のカープ。球場自体は素晴らしいのに、球団からは優勝を本気で狙っていると思えない姿勢を感じる(ベンチも)。この沸き立つ空気とはちょっと遠くにある感じがする。

地元の昔からのカープファンが集まれる場所。それもまたほんとはものすごく素晴らしいことなのに。

今日、体は球場にはいなかったけど、「野球を楽しんだ!」って気持ちになれた。

あ、森下がヒーローインタビューで、最後に「チームのためにがんばります」って言った。それもまた、いろいろを経た、俺さま森下のちょっと新しい風景にも見えた。

サブメンバーがスタメン、変革遠く、また先祖帰り?


6月12日(木)、ロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)、
負け越し。

スタメン見て、ちょっと叫んでしまう。7番・大盛穂、8番・田中広輔、9番・矢野雅哉、サブメンバーがズラリ。

たしかに大盛、西武戦でホームラン打った。昨日の延長戦でも打点上げた。「結果を出している選手をスタメンに」はセオリーかもしれない。

田中も、佐々木泰の疲労骨折による登録抹消から上がってきた。一度、サードスタメンを試してみるのもわからなくはない(田中のスタメン、なんかタイプスリップしたような気分になった)。

やってみないとわからないが、でも全然こわくない、この並び。相手の嫌がることしない、「お・も・て・な・し」野球をなんでわざわざ。


右内転筋の張りで出遅れ、1週間前のオリックス戦で今季初登板、5回4失点だったアドゥワ誠。まだまだこれから!と期待したかった2試合目は、4回4失点

1回、池田来翔が先制の3号ソロ。「打たれても死ぬわけじゃないんで」という名言を発したことがあるアドゥワも、このときマウンドに膝をつく。

4回、ソトに7号2ラン友杉篤輝の犠牲フライで4点目。う〜ん、次は別の投手にもチャンスを?


5回、高橋昂也。中軸を三者凡退に抑え、ロングリリーフかと楽しみにしていたら、6回、カープ同点に追いつき、1イニングのみ。

ロッテ先発は種市篤暉。やっとエース級来た!と楽しみにしていたが、制球が定まらない。2回に、連続フォアにワイルドピッチ、1アウト1塁3塁で、大盛は併殺崩れ、同点に

6回、ファビアンと小園が連打、坂倉フォア、大盛の打席でワイルドピッチ、1点追加

そこから大盛、同点の2点タイムリー。大盛、今日3打点!


新井さんは昨日、「総力戦でビジターで最後にこうやって勝ててよかった」と言っていたが(新井さん特有のポジティブ)、その前に決めきれず、ムダに選手を使ったように私には見えた。

4対4と同点になったここで、一気に勝ち越したい。昨日みたいな延長戦はごめんだ。

矢野の打球は種市のグラブを弾いて、ラッキーな内野安打、満塁に。

でも秋山翔吾はファーストゴロ。秋山、5回の1塁2塁のチャンスでも、見逃三振。


今日、秋山、打てる感じが全然なかった。精彩欠いていたのは打撃だけではなかった。

8回、藤原恭大の打球を、レフト秋山がスライディングキャッチするも、後逸して2塁打に。

寺地隆成の打球は森浦のグラブを弾いて、セカンド小園海斗がホームに返球。

タイミングはバッチリだったが、坂倉のタッチは藤原にかいくぐられ、ロッテに勝ち越しされてしまった。森浦大輔が負け投手に。


昨日「いいな」と脳にメモした中森俊介が9回のマウンドに。

打順は田中広輔から。田中はたしかに5回にヒット1本打ったが、もう最後の攻撃ですよ。ベンチには末包昇大も中村奨成もいますよ?

代打はコールされず、1球目をライトフライ。矢野の打席で、やっと代打・末包昇大。も、1球目をライトフライ(あぁ〜)。秋山は空振り三振。

今日、ファビアンとモンテロ以外は、右投手の種市対策で左打者そろえた。でも、末包に打席立たれた方が(実際打つかどうかは別にして)相手は嫌でしょうに。


今日、小園は5番、坂倉は6番に下がった。坂倉はチャンスに弱い。このポジションで、小園にランナー返してもらうのもありかもしれない。

でも、そうすると、ファビアンとモンテロの前にランナーがいない。1番・秋山、2番・野間峻祥では、何も始まりそうにない(実際始まらなかった)。

ファビアン、モンテロ、小園を中心に、その前後が淡いグラデーションになっている打線。

でも、このまま日ハム戦に臨むんでしょう? 痛みを伴う変革、どこいったー? むしろ昔に戻ってます。どうやってワクワクしろと?

2025年6月12日

延長12回粘り勝ちも、ツッコミどころ満載のカープクオリティ


6月11日(水)、ロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)、延長12回、

ともあれ最後に勝ち越せてよかった。ツッコミどころはたくさんあったが、試合が長すぎて、ひとつひとつ振り返っていられないほど。

ロッテもロッテです。カープ以上に投手野手注ぎ込んで決められず。カープは投手陣がいいですから!

後ろにパス回しして、切り込んでいかず、なかなか決めあられないで時間が過ぎていく・・・互いにひと昔前のサッカー日本代表のようだった。


12回はイニングまたぎの唐川侑己。
ここで仕留められなかったらどうするという、ある意味ラッキーポイント。

途中出場の石原貴規ヒット、末包昇大ヒット、菊池涼介ヒット。単打単打でガバッと行けない。

ところに、矢野雅哉が勝ち越しタイムリー! 矢野、もう今日もベンチでうるさくしてもいいよ。

途中出場の大盛穂タイムリー小園海斗犠牲フライファビアンタイムリーで、この回4点目。

相手投手がイニングまたぎで疲れが出たところでやっと猛攻撃(?)というカープクオリティ。

終わらん、終わらんやないかーい。そこは途中出場の堂林翔太がセンターフライで3アウト(堂林は11回、2アウト1塁3塁のチャンスで、きれいに3球三振してフィニッシュした前歴が)


1回、藤原恭大が先頭打者ヒット。打たれるし、2盗されるし、坂倉将吾送球逸らしてるし。
池田来翔の犠牲フライで1点先制される。

大瀬良大地、6回までに打たれたヒットは藤原の1本だけ。打ってくれ、カープ打線。

6回、2アウト満塁で、末包昇大フォア、押し出しで同点に。

7回、ファビアンの犠牲フライで勝ち越し

職業に貴賎がないように、得点にも貴賎がないと言いたいが、スカッと行かない得点続き(それでも有難いことは有り難い)。


7回ウラ、
本日最大のつっこみポイント。1アウト2塁3塁で、安田尚憲が空振り。3塁ランナーが飛び出しているのを見て、坂倉がサードに悪送球。その間に同点にされてしまう

坂倉の送球やキャッチング、もう直視できないレベル。1点リードで勝てると思う方が甘いのだが、こんな形の失点(それ以上攻めきれないロッテもロッテであったが)。

このときはさすがに、坂倉はDHにして、石原スタメンマスクで行ってほしいと思った。ボッ!(噴火!)


この同点劇の後、大瀬良はランナーを返さなかったが、安田に11球、友杉篤輝に10球粘られ、球数100球超えて、7回2失点(自責1)で降板。

今日の大瀬良、よかった。勝ちをつけてあげたかった。好投している投手を援護できないなんて、野球やめちまえと言いたくなった。

ベンチでうなだれている大瀬良を見たのは今季初めての気がする。ぐったり疲れていたように見えた。身体の疲労だけではなかっただろう。


8回以降は、ハーン、森浦大輔、栗林良吏、島内颯太郎、中﨑翔太が安定の無失点リレー。

カープ以上にリリーフ注ぎ込んだロッテ、9回の中森俊介が脳に残った、よかった!

遠征中は、どうせ選手の入れ替えないんだろうと諦観していたら(ホームゲーム中でさえも入れ替え少ない)、高橋昂也が昇格。キャ~。遠征中にお珍しいこと!

登録抹消は塹江敦哉。ですよね。

投手の入れ替えできるんなら、野手もしてほしいですよ!
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2025年6月10日

8回にヒット1本でノーヒットノーラン免がれる、ほぼお通夜


6月10日(火)、ロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)、
完敗。

なんか、お通夜みたいでした。ロッテ先発サモンズに、7回までヒットなし。モンテロフォア、菊池涼介デッドボールで出塁したのみ。ヒットどころか、いい当たりすらなし。

8回上本崇司に2塁打が出たとき、心底ホッとしました。ノーヒットノーラン逃れた・・・。サモンズのノーノー達成のニュースのたび、赤いユニフォーム見なくて済んだ・・・。

続く菊池はフォア(この後、サモンズは小野郁に交代)、矢野雅哉ファーストゴロで、1アウト2塁3塁。中村奨成、セカンドゴロで、かろうじて1点入る。完封負け逃れた・・・。


スタメン見たとき、7番上本、8番菊池、9番矢野に、「打ち勝ちません」というベンチからのメッセージを受け取った。またか、またですか。そんなメッセージほしくなーい。

4回、上本が山本大斗のレフトファウルフライをフェンス激突のジャンピングキャッチ! 投手を助けるアウト1つもぎとるファインプレー。

ん? ちょっと待って。とっても素晴らしかったけど、ファウルだったし。私たちが見たいのは打って点を取ってくれるシーンだし。


しかしその後、「上本、ヒット打ってくれてありがとう」となるのであった(サモンズも100球超えて疲れてたと思うけど)。

それくらい、サモンズを打てる感じがなかった。

日曜、10点得点で西武を完封。「大量得点の翌日は点が取れなくて負ける」というカープあるある。月曜はさんでるから、翌日じゃないから大丈夫と思っていたのに、ガラガラガッシャーン。


ロッテのスタメン、名前と顔が一致するのは、藤原恭大と佐藤都志也だけ(安田尚憲と髙部瑛斗はうっすらとわかる)。初めましての選手も多い。

リーグ最下位、打線も低迷しているイメージ。佐藤は試合開始時点で打率1割切ってる。1カ月ヒット打ってない。そんな佐藤がDHというロッテ打線どんだけ・・・だったのに。

2回、佐藤のタイムリーゴロで1点先制される。

3回、佐藤ヒット、友杉篤輝2塁打、高部の犠牲フライで2点目


5回、寺地隆成と池田来翔が連打、山本併殺崩れで1アウト1塁3塁、ここで玉村昇悟、塹江敦哉に交代。

安田タイムリー佐藤タイムリー友杉2点タイムリーで、あれよあれよと4点追加。塹江〜。

玉村、6回途中4失点だったけど、いい球投げてた。ちゃんと戦ってました。


カープに今日2つのエラー。1回、菊池が悪送球。2回、矢野の送球が逸れる。名手だってミスします。それはいいんです。

菊池と矢野の守備を見たいお客さんも多いだろうし、4回の上本のファインプレーも素晴らしかった。でも、引き締まった守備は点を取って勝った試合でこそ、見応えが増す。

点を取るシーンを見たい。点を取れる布陣で仕掛けてほしい。守りのスペシャリストをありがたがりすぎてるのでは?

でも、ベンチはまた守りを固めて安心したがるモードに。変わらないなぁ。

2025年6月9日

交流戦3分の1を終えて・・・阪神縮まらない・森下どうなの・いつメン化再び


ラ~ラ、ラ~ララ、ララララ♪  西武のチャンステーマのサビの部分、草原(レオだけに)を疾走しているような気分になって、聞くたび感動してしまう。今年はあんまり聞けなかった・・・。

交流戦、3分の1が終わる。カープは幸いなことに西武に3連勝したものの、なかなか阪神とのゲーム差が縮まらない

阪神、負けない。日ハムとのロースコアゲームを0対1で勝ち抜き、オリックス戦でも延長10回1対0でサヨナラ勝ち。頼みの宮城大弥から4得点(宮城頼むよ~)。伊原陵人はしっかり5勝目。

現時点で交流戦首位。セ・リーグで対戦していて、唯一付け入るスキがないと感じるチームだけあって、ちゃんと数字に出ている。

交流戦で効率よく阪神とのゲーム差が縮まるよう、パ・リーグのチームに期待していますのに。そこが交流戦のボーナスポイントでもありますのに。パ・リーグしっかり!(おいおい他力本願寺)


西武戦、森下暢仁に4月18日以来の勝ちがついた。

援護に恵まれなかったり後続が打たれたり、自分のあずかり知らぬところで勝ちがつかないのは歯がゆいと思う。

それが数年間続いて、慢性疲労になって蓄積しているような。勝ちのない間、森下はずっとベンチで浮かない顔。


でも、それ顔に出すぎ。「このチーム(打線)じゃなかったら」と思ってるような気がして。いや、思うのはいいんですよ。思って当然だ!(それだけに西武戦で羽月隆太郎がホームインしたときには笑顔が炸裂)

でも、顔に出すぎ。大瀬良先輩を見てごらん?(もはや菩薩の境地)

エースがそんな顔します? そぞれキャラクター(持ち味)が違うとはいえ、君もカープの朱に染まったか。

まだ慢性疲労を知らない1年目、「負けない」意志を感じた森下を思うと、基本、クオリティスタートの投球を続けているのは変わらないのに、「来年、開幕投手は床田寛樹にお願いします」って気持ちになります。今のままじゃ。


佐々木泰の疲労骨折による離脱はショックだった。代わって田中広輔が昇格

昨年までなら、田中の昇格に噴火したかも。それは田中に対してではなく、コンディション悪くても、ずっとヒットが出なくても、これまで起用し続けてきたベンチに不信感があったから。もっとフラットな選手起用をしてほしいだけなんです。

2022年、ファームで3割超えの結果出しながら、ついぞ1年間、1軍から声がかからず、戦力外になった安部友裕。

安部の場合は、球団を暗に批判するような発信があったのが影響したのではという話もあって、ものすごく後味悪かった(ここは社会主義の国なのか?って)。


今季、ファームで打率3割越えながら、なかなか声がかからなかった田中。逆に、調子いい選手はどんどん呼べばいいのにと思っていた。

田中に限らず、調子のよい選手は1軍で試して、結果が出なければまた別の選手を試せばいいわけで、どんどん入れ替えて刺激を与えてくれればいいのにと毎回思う。

そんなわけで今回、田中の昇格に過剰に反応はしなかったけど、ベンチに上本崇司もいますやん?  上本は外野も守れますが、役割重なりますやん?

それなら上本下げて、長打期待できる選手を入れるとか。坂倉将吾がメインでスタメンマスクをかぶる今、出番の少なくなっている會澤翼に代えて、若手捕手に1軍を経験させるとか。


ファビアンとモンテロの新加入と活躍という喜びの中で紛れていますが、結局、いつものメンバー(いつメン)率がまたじわじわ高まっているような。

結局、「痛みを伴う変革」より、「安心」を選んでいるように見える。未来に目を向けてないそれ、ほんとは安心でもなんでもないんだけど。

昨日、田中が代打でコールされたときのマツダスタジアムの歓声とあたたかな空気。エラーを誘って、出塁も果たす。また拍手。まるで引退試合なのかと思いました(そんなわけあるかーい)。

そんなこんなで、西武戦での3タテも爆発的には喜べてません(久しぶりにホームラン打った矢野雅哉みたいには)。

西武戦での調子のよさを、ロッテと日ハムに発揮できるかどうか、見届けるまでは。
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