昨季5位のカープ。チーム打率はDeNAの2割6分2厘に次いで、2割5分2厘とリーグ2位なのに、打点は316とリーグ5位(DeNAが363で1位、中日が287点で6位)。
点が取れない打線の印象は強かったけど、データでもくっきり。
投手は投手で、チーム防御率3.20もリーグ5位(1位は阪神の2.21、6位はヤクルト3.59)。
投打でいいとこ少なかったカープだったが、完投数は11とリーグトップ(阪神は10で2位、ヤクルトが1で最下位)。
そのうち6が床田寛樹と、奮闘していた。暑いマツダスタジアムがホームというアドバンテージを背負っているカープだけれど、今年こそは2年連続失速が克服されることを願って。
しかし、完投と言えば、昨季の日ハムの完投数23は断トツだった。昨年の11から倍増。
『週刊ベースボール』(12月22日号)では、与四球の少なさが指摘されていた。
とりわけ、興味深かったのが、「四球を出すくらいなら本塁打を打たれろ」という新庄監督の言葉。
無駄な四球を出すことを嫌って、就任したときから、投手陣に繰り返し四球を出さないよう指示してきたそうです。無駄な四球が増えると球数かさんで、長いイニングを投げるのが難しくなりますから。
それが実を結んで、1年目の2022年は422コだった四球が、363コ、362コと減り、今年は302コと、リーグトップに。
私が興味深いと思ったのが、「四球を出すな」と言われたら、逆に意識して(萎縮して)コントロールが乱れそうというイメージがあったのだ。
2015年(から2年間)、黒田博樹がカープに復帰したとき、「細かいところをついていくより、思い切ってストライク先行で行け」的なアドアイスをしたところ、若手投手にとてもよい影響を与えたという話があった。
石井琢朗コーチの「1点でも多く得点するには、ヒットだけじゃない」という、次の塁を狙う教えとともに、語り継いでほしいことなんだけど、すぐ忘れられちゃいますね。伝承って上手くいかないですね。
新庄監督は、ただ「四球を出すな」だけでなく、「四球を出すくらいなら本塁打を打たれろ」がセットになっているから、日ハム投手陣は思い切っていけたのかな?
以前、菅野智之が、「どうしたら速い球を投げることができますか?」とたずねられ、「うーん。いちばんは、速い球を投げたいと思うことですかね」と答えていたことがあった。
シンプル! まず「速い球を投げたい」と強く思うこと。そこから自分で考え、工夫していくんだけど、まずそう思うことが大事なんだなと感じ入ったことがある。
まず、「四球を出さない」という意志を強く持つことが大切なのかも。日ハムはそれがチーム全体で出来ていた。
ちなみに、セ・リーグの与四球、阪神が303コでトップ。さすが~。そら、テンポもよくなりますね。
カープは350コで2位。悪くはなかったんだけどね。投打がかみ合わないとね。もう(こんなに悪かったんだから)あとは伸びしろしかない!
と言い切ってしまいたいが、そう言い切れない心もとないカープ。
小園海斗の首位打者と最高出塁率のタイトル2冠、両リーグ断トツトップの得点圏打率4割台はとても素晴らしかったが、問題は打点。今季は打点を増やしてもらえたら、と。
長打~。もしくはその前に誰か出塁していてほしいのだが……。
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