2025年5月1日

点を取りに行くスタメンはもう終わり? 今季5度目の完封負け


4月30日(水)、巨人戦(東京ドーム)、2対

今季5度目の完封負け

昨年、完封負けするたび、「あれ? 何度目だっけ?」とネットでいちいちデータ検索するのが面倒だったので、今年は一望できるよう閻魔帳につけておるのじゃ。

山﨑伊織が開幕からの連続無失点35イニングというセ・リーグ新記録を更新。山﨑にとって、この日がカープ戦でほんにラッキーでした。


大瀬良大地と會澤翼、球数多めになりがちバッテリー。ちょっと見る元気が出ませんでした(大瀬良は好投していたけれど)。この期に及んでまだ打撃の期待値低い會澤続行。

1戦目、「点を取りに行くぞというスタメン」を組んだのに、2戦目にしてもう逆戻り。矢野雅哉が2番に。大瀬良の日こそ、点を取りに行かねばなのに、ますます試合前から見る元気がなくなる。

この日、体調を崩していたこともあって、横になってラジオ実況観戦。前日の延長12回でも体力を使ってしまったし(見てるだけなのに)。しかし、まるで映像を見ているのに近く、試合状況はしっかり伝わってきた。


5回まで投手戦、ともにヒット数本状態。大瀬良にとってまた我慢比べ展開。

6回、先頭打者の吉川尚輝にフォア。2アウトとったところで、甲斐拓也にもフォア。丁寧に行こうとする投球が裏目に。ランナーたまって、増田陸の2点タイムリー、これが決勝点に。増田は3年ぶりのタイムリー。お、おめでとう。

「しっかり投げきらないといけなかった。それができなかった。(山﨑の)状態がいいのは対戦前からわかっていた。1点もやらないように投げなきゃ、勝機はないと思っていた」と、大瀬良。(「デイリースポーツ」)

「1点もとられないように」と思うのは、投手として当たり前のこと。でも、昨年からずっと援護に恵まれていない大瀬良の場合(カープの投手の場合)、それ以上に重苦しく感じる慢性病のよう。


この日は小園海斗と末包昇大が無安打。切込隊長に抜擢された1番田村俊介も不発。

7回、ファビアンと菊池涼介の連打で、1アウト1塁2塁。會澤に代打・坂倉将吾。昨日の代打の打席でも、打ち取られたがスイングの感触はよかった。一番期待の高まるシーンで空振り三振。

次に、大瀬良の代打にコールされたのが堂林翔太。なんという肩透かし(ほかにおらんのか〜。あんまりいないけど・・・私なら中村奨成で行きます!)。見慣れた空振り三振で、あっけなく終わる。

毎回、「点を取りに行くぞというスタメン」を見たい。塁に出られる1番2番が見たい。点を取りに行く代打もほしい。と、普通の感想が、とっても贅沢言ってる人みたいになる今のカープ。

いや、贅沢じゃない。入れ替えトライしてほしい(してないもーん)。


今日は、田中将大とドミンゲス。ドミンゲスにはまたいつものなんとかなってしまう投球を見せてほしい(ほめてます!)。

たしかに山﨑のような、調子のいい良い投手に打ち勝つのは難しい(そういうの見たいけど)。全戦全勝はお互いに無理。ならは田中将大の日に勝とう。

今の田中を打てないようでは、暗澹たる気持ちになってしまう。きっと今日は大丈夫、そこまでにはならない。この予想が当たりますように。
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2025年4月29日

末包3打点も予想できた負け、巨人が延長12回サヨナラ


4月29日(火)、巨人戦(東京ドーム)、4対。延長12回サヨナラ負け。

自信をつけてきている井上温大に、やられっぱなしという展開にならなくてよかった、では済まなかった。9連戦の初日に、投手7人使い果たす幕開け。

今日、スタメンから矢野雅哉が外れた。矢野を聖域としなかったカープベンチに安堵したが、ショート二俣翔一に軽いショックを覚えた。

あくまでもショート小園海斗の選択肢はないの? なにか嫌がらせをされているような気持ちに勝手になった。

中村奨成と田村俊介が同時スタメンという、昨日願った通りにもなった。

試合後、「相手もいいピッチャーなので、点を取りに行くぞというスタメン」とコメントしていた新井さん。やっとそちらに舵取りしてくれたか(遅いは遅い)。


2回、キャベッジの2ランで先制され、4回、末包昇大の2ランで同点。5回、小園海斗3塁打、末包タイムリーで、2対3! 末包3打点。末包が打つと、試合が動く。

森翔平は6回2失点97球で降板。まだ6回か〜。ハーンと栗林良吏の調子が気になる1点リード。

7回、クローザーになってほしいと思っている森浦大輔が落ち着いて上位打線を抑える。よし。

8回、10日ぶりのハーン。ハラハラ・・・とは裏腹に、大城卓三と甲斐拓也を全球ストレートで連続空振り三振、キャベッジも空振り三振、よっしゃー。


9回、逃げ切ってくれればいいがという消極的な姿勢で見る、栗林良吏。

代打・岸田行倫にフォア、2アウト1塁で、若林楽人を打ち取ったかと思いきや、サード小園海斗が送球エラー3対3に

DeNA戦に続き、またしてもエラー失点。途中からファーストの二俣も捕球でカバーできなかった。

今年のキャンプ、打撃練習に時間をさいたカープ。その分、守備練習は減った。それでも今季は点を取ることを優先した。

守備練習が減った影響が出ているのか? かと言って、打撃に時間をかけた成果が出ているかどうかはまた別の話。

コンディションよくない栗林のクローザー信仰も、もういいでしょう?


10回、マルティネス。やっと会えたね(会わずに済ませたかったね)。三者凡退。

11回、大勢、三者連続三振。12回も大勢続投。末包のセンターへの打球は増田大輝のダイビングキャッチで阻まれ、しっかり抑えられた。

これでカープの勝ちはなくなった。塹江敦哉、島内颯太郎ときて、12回、中﨑翔太。

4月20日、阪神戦で3失点した鈴木健矢と、危険球退場の岡本駿より、防御率0.00の中﨑を選んだカープベンチ。

緒方時代の酷使がたたった数年前より状態はよくなったが、防御率0.00でも、球に力はない。吉川尚輝と岡本和真の連打、最後は甲斐拓也の犠牲フライでサヨナラ負け


そもそも追加点を取れず、負けに行かない選択をした時点で、勝負は負けなのだが。奨成と田村がスタメンとなると、代打が手薄になるという現象も。

坂倉将吾はスタメンマスクではなく、8回代打で登場。スタメン復帰したら、磯村嘉孝らと2軍で振れている選手を入れ替えよう。

しかし、試合後、阿部監督の談話には呆れた。

「大勢で抑えてもらうしかなかった。大勢よりいいピッチャー残ってなかったんで」ですと。(「デイリースポーツ」)

言い方! 控えていたピッチャーに失礼。大勢を信頼していたのはわかる(大勢の投球見てたらわかる)。でも、新井さんだったら、こういう言い方はしないだろう。


小園の悪送球について、「取り返してもらいましょう。まだ明日もあるわけだし、これからも試合は続いて行くので」と、新井さん。(「日刊スポーツ」)

阿部監督といい、4月19日、木浪のエラーを名指しで批判していた藤川監督といい、器が小さい。新井さんが監督に向いているとは言えないけれど、こういうところはいいなといつも思う。

DeNA戦での羽月隆太郎や二俣も、今日の小園も、監督にネチネチ言われなくとも、痛恨の気持ちでいっぱいに決まってる。取り返してもらいましょう。

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2025年4月28日

3連敗でも若手起用続けて、それより気になるベンチの生ぬるさ


坂倉将吾が4月29日の巨人戦から1軍に合流。待ってました。でも万全? 無理してない?

4月28日、林晃汰が降格。12打席2安打(1割6分7厘)。数少ない打席での結果で判断されるのは控え選手の定め。(なのかぁ?)

たとえば、堂林翔太の36打席5安打(1割5分6厘)と同等には比較されない。

数字だけで測れない貢献度もあるので一概に打率でフラットには評価できないかもしれないが。(ホントにそうなのかぁ?)


坂倉が戻ってきても、磯村嘉孝や會澤翼はそのまま1軍?

ケガ明けの坂倉、スタメンマスクは石原貴規らと分散起用されるだろうけど、大瀬良大地や森下暢仁の日は誰がバッテリーを組むのか気がかり。

森下、いつまで會澤担当? 1年目のような、坂倉とのテンポいいバッテリーが見たくてしかたないんですけど。

2軍でバカスカ打っている中村貴浩も上げてくれまいか? そういうタイミングのときに掬い上げることがないカープ。遅い。間が悪すぎる。


昨日、オール20代のスタメンは見ていて気持ちがよかった。2安打だったけど。そこは気持ちいいわけないけど。

でも、日ハムも、新庄監督の1年目と2年目は種まきの時期だった。開花していくのを見るのは日ハムファンでなくてもワクワクします。

いま中村奨成と田村俊介は起用を続けて花開かせてほしい。いや、自ら開いてほしい(そのためには起用されないと咲きようもないのだけど)。

菊池涼介や矢野雅哉の守備は素晴らしいけれど、聖域にしないでほしい。打撃の力の落ちてきた會澤も。


昨日のスタメンがベストメンバーかはさておいて、まだまだ考慮・工夫できるところはあるとして(やって!)、すぐに結果が出なくても続けてみてほしい。

それが、昨年の最終戦後に新井さんが言った「痛み」というなら、歓迎して見守る、引き受ける所存です。

経験不足から来るエラーだって、経験で克服してほしい(どんな名手だってエラーするときはする)。

頼りない打撃コーチ陣なので、選手自ら打席に立つため分析(勉強)や工夫を続けてほしい。


と、選手には希望を持ちたいのだけど、どうしても球団・ベンチへの信頼はなかなか持てない。

今季から、苦戦が続く中日に限って、スコアラーが「複数担当制」になった。カープでは4人のスコアラーが対戦相手の試合分析に当たっていたが、さらに多角的に分析できるよう配置換えしたとのこと。(「東スポWEB」)

中日は白濱裕太が担当していたが、それで成果が出ていなかったから、複数で担当して補おうということ? それって、前担当者がスコアラーの仕事を十分にできてなかったってことでは?

なのに、そのまま職務はキープされている・・・まるで、長く2軍専用の捕手としてプロの世界で生かされていた生ぬるさそのもの。

「家族だから」助け合いましょう的な生温かさをここでも感じて、居心地悪いです。

他チームから来た鈴木健矢らには、カープどんなふうに映っているんだろう。聞いてみたくなる。

2025年4月27日

DeNA戦2安打で痛い3連敗、8回代打中村奨成3塁打に希望の光☆


4月27日(日)、DeNA戦(横浜スタジアム)、2対

カード3連敗。3戦とも先発投手が好投するも援護できず、守備のエラーが失点につながった。

今日の玉村昇悟もよかった。7回2失点打たれたヒットは2本だけ。打順の巡りで7回降板となったけど、まだ余力があった。勝ちをつけてあげたかった。

バウアーから打ったヒットも小園海斗と中村奨成の2本だけ。カープの出力弱かった。末包昇大が打たないと負けるの方式がまたしても。


2番矢野雅哉がやっとロック解除されたと思ったら、羽月隆太郎が2番。

ん? タイプ的には矢野に近いような・・・。ベンチのセンスが、わからない、変わらない、モヤモヤ。矢野は6番、それでもまだ打順が上な気がする。

試合後、新井さんは「今日は走る方も絡めながら攻めていきたいなと思ったので(この打順にした)」と話していた。それはいきなり功を奏した。

1回、羽月がフォアで出塁。小園ライト前ヒット! 1アウト1塁3塁。

末包がフルカウントでフォアを選んだが、すでに小園は2塁へスタート。キャッチャー松尾汐恩が2塁送球の間に、羽月がダブルスチールでホーム生還、足を活かして1点先制!

痛快なスタート。でもここ止まりだったのが、今日の試合の予兆のようにも思える。その後、ヒットは沙汰止み。


3回、度会隆輝ヒット、牧秀悟フォア、ノーアウト1塁2塁。宮﨑敏郎のサードゴロを羽月がファンブル、満塁に。佐野恵太の2点タイムリーで、2対1、逆転されてしまう。

玉村が出したランナーではあったが、3試合連続エラーがらみの失点になった。3日間という短い間に歴史は繰り返された。

バウアーと松尾のバッテリーはさらにテンポアップ。113球投げたバウアーは7回ウラの打席に立った。おぉぉぉぉ。

三浦監督はハッキリとは言わなかったけど、バウアーが「行く」と言った気がする。他に任せられない感がビシバシ。お気持ちはわかります。でも、崩れることなく有言実行、8回1失点。

そんな俺様バウアー。6回、末包のセンターフライを好キャッチした蝦名達夫を珍しくベンチ前で迎え入れて感謝を表したり、ヒーローインタビューで9回を抑えた伊勢大夢に感謝の言葉を贈ることも忘れなかった。


昨日、9回代打攻勢で、最後に見せ場とポンコツ感の両方を見せたカープ。

8回、石原貴規に代打・野間峻祥。は、セカンドゴロ。今日はスパイス的な仕事とはいかなかった。

玉村昇悟に代打・奨成。2球目をセンター前ヒット、一気に3塁 よっしゃー!

今日の1番は右左案件で田村俊介だった。しかし、この一打で、「右左に関係なく奨成をスタメンに」という道筋をつけた(と思いたい)。


この勢いを沈ませぬよう、ここは田村俊介にも代打を出してほしかった。今日は全然バウアーを打てる感じがなかった。空振り三振。

羽月隆太郎も空振り三振。2番探しの旅も続く。

DeNA打線にはいい時の怖さはなかっただけに、3連勝させてしまうとはぬかりあり。


でも、今日はスタメンが新鮮だった。

田村(21歳)、羽月(25歳)、小園(24歳)、末包(28歳)、ファビアン(27歳)、矢野(26歳)、林晃汰(24歳)、石原(27歳)。

2年前、20代野手が西川龍馬しかいなかった日のことを思えば、新しい風景。

今日、不発の田村。今日の結果だけ見て判断するのは待ってほしい。過去に、何打席もヒットのないベテランを使い続けたように、田村も起用し続けてほしい。でも今は、奨成は外してほしくないですね。

林、小園、羽月の同期トリオが内野守備に勢揃いという可愛らしい光景も。いや、微笑ましさに強さをプラスしていこう!
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2025年4月26日

床田8回自責点ゼロ&猛打賞なのに、DeNAに完封負けとは・・・


4月26日(土)、DeNA戦(横浜スタジアム)、2対

今季4度目の完封負け。昨日に続いてロースコアゲーム、中日戦か?

床田寛樹が一人せっとせと仕事していた。職場環境と同僚に恵まれれば、もっと仕事は楽しくなっただろう。そう思えるような試合。守備では矢野雅哉や菊池涼介が床田を助けたシーンもあったが、そこじゃない。

床田、投げては8回2失点自責ゼロ)。9回、打席が回ってきたところで代打を出されたが、まだ行けそうな感じだった。

打っては猛打賞。3回、センター蝦名達夫が後逸の間、2塁狙うもタッチアウトとしぼんでしまったけれど、5回7回にも出塁してチャンスを作った。が、とどめ刺せない打撃陣。


カープ10安打、DeNA4安打。倍以上のヒットが出ながら、つながらない。

10安打のうち3本はピッチャーの床田という事実。毎回、打席に立つのが楽しそう、今日ものびやかバッティング。

話題のトルピード(魚雷)バットも取り寄せたというし(今日は使用していないように見えた)、打つ気満々な姿勢が伝わってくる。野手のみなさん、見習って!


1回、1番中村奨成が内野安打で出塁、やった! の後、牽制アウト(ズーン)。2番矢野雅哉、昨日は東克樹の前に粘ることもできなかったが、ケイから13球粘って、最後は見逃し三振。結局は打てないわけで。

3回ウラ、三森大貴のセカンドゴロを菊池涼介が取ってファーストに送球、カバーの遅れた二俣翔一が捕れず、セーフに。

蝦名のレフト方向の打球に、ファビアンがダイビングキャッチを試みるも、後逸して3塁打、1点先制される。

一番警戒していなかった(私がです)蛯名が決めた。ファビアンもダイビングキャッチの成功体験があるので、果敢に飛び込んだものと思われます。

度会隆輝がきっちり犠牲フライを決めて、2対0


熱が感じられないカープ打線だったが、床田の好投が何かを呼び寄せてくれるかもと思いたくなるくらい、投打にかろやかに奮闘。

5回、9番目の打者・床田が2塁打! 奨成フォアとチャンスは作るも、矢野空振り三振、小園海斗はライトフライ。

7回、床田がまたヒット! も、奨成併殺崩れ。矢野フォアで1塁2塁も、小園はレフトフライ。当たりは悪くないのに、続けてスポンと守備範囲。


9回、入江大生が連投。ここに勝機が落ちていますように。それはあながち外れてはいなかった。

ここから代打4連発。菊地の代打・野間峻祥の打球をセカンド牧秀悟がはじいて、内野安打に! 野間がまたスパイス的な仕事をした。

石原貴規の代打・田村俊介がセンター前ヒット! 

ノーアウト1塁2塁、ここで猛打賞の床田をそのまま生かせるのは冒険だったんだろうか。代打・山足達也が職人のように初球でバントを決めて、1アウト2塁3塁。

ここで打って株を上げるのよ〜。の、奨成はセカンドフライ。せめての犠牲フライさえもかなわず。


矢野に代打を出したのはよかったが(ここぞで代打を出すような選手を2番に置くのはいい加減やめてほしい)、磯村嘉孝。ん? 磯村?

私は磯村のコンディションを知らないが。ベンチが状態のよさを見込んだのか・・・。ここで同点に追いついたら、9回ウラ、石原に代わってスムーズに守備に入れるようという配慮なのかと思ったくらい、代打磯村の説得力が見当たらなかった。右の入江に右の磯村? 林晃汰は?(ハヤシもあるでよ?)。

最後に見せ場は作ったが、空振り三振というポンコツ感を残して、完封負け。

2番矢野? 絶好のチャンスで代打磯村? 床田が報われるような采配をベンチが模索しているようには見えなかった。無念。
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2025年4月25日

スタメンにバント要員3人、森下も苦労する


4月25日(金)、DeNA戦(横浜スタジアム)、2対

DeNA5連敗ストップのお手伝いをする。

「毎日打ってほしいです」という森下暢仁の名台詞(4月11日、巨人戦のヒーローインタビューにて)が横浜スタジアムにこだまする〜。

森下と東克樹の開幕投手対決。ロースコアは予想できたが、ともに7回4安打、予想以上。5連敗に納得、元気ないDeNA打線。オースティンも不在、勝っておきたかった。


2回、末包昇大の3号ソロで先制! 4月5日、東から2ラン打った末包に久しぶりの一発。

しかし、末包の前にランナーが出ない(そもそもチームで4安打)。

1番中村奨成はよしとして、6番堂林翔太に覇気をそがれる。安易なサウスポー対策、もうやめて。力無い空振りを見て、それなら田村俊介の強いスイングが見たいと思った。


2番矢野雅哉も、昨年前半の「代打出せー」の矢野に戻っている。

今どき、こんな斬り込み感のない2番、います? 最近、バットに当たらずじまいのエンドラン失敗も目につく。よもや矢野2番を固定と思い込んでいるんじゃあるまいな?

森下の日は會澤がスタメンマスクというのも固定。さながらスタメンにバント要員が3人もいるようなもの。

東キラーの小園海斗も不発。森下の苦労がしのばれます。


登板するごとに調子をあげている森下。立ち上がりよかったが、3回、山本祐大2塁打、東のバントが内野安打となって、三森大貴フォア(もぉ〜)。蝦名達夫の犠牲フライで同点

7回、筒香嘉智フォア(もぉぉぉ)。山本の打球は矢野の頭上を超えて、ポテンというよりチョコンヒットに。フォアとアンラッキーヒットがこたえる日。

2アウト1塁2塁、代打宮﨑敏郎ファーストゴロ、しのいだ! と思いきや、堂林が後逸、2対1。これが決勝点になるとは、なんというしまらなさ。


ところで、失点にはつながらなかったが、DeNA三森は本日エラー2コ。三森がソフトバンクからトレードされたときは驚いたが、DeNAにとってはいい補強と思った。嫌だもの、打線に三森がいると。

でも、今日思い出した。ソフトバンク時代、千賀滉大が先発の試合で三森がエラー。千賀に謝りに行ったものの、ツーンと相手にされず、三森の顔が青くなっていたというエピソード。

森下7回2失点(自責1)。タイムリーエラーでかたが決着がつく試合のやるせなさよ。

それ以上に、打率1割台の堂林をスタメン起用するカープベンチの頭脳にやるせなさを感じた(どこ見てんの!)。

2025年4月24日

九里はどこにいても九里だった


今日はカープ、移動日で試合なし。今週は雨天中止もあって、ぽっかり週休3日。週末観戦に向けて体力を温存しておきましょう。

オリックスにFA移籍した九里亜蓮。開幕から先発で4登板、イニング数が6・8・8・9とタフ全開、元気そうです。

4月23日現在、防御率は1.16。隅田知一郎、今井達也に次いでリーグ3位。3勝負けなし。


完投した4月18日の日ハム戦では、1回に1点先制されるも、7回、オリックス打線が同点に追いつき、完投。吠えてる九里をどうぞご覧ください!(「パ・リーグTV」ダイジェストより)

その9回ウラ、バッテリーを組んだ若月健矢がサヨナラタイムリーという劇的な終わり方。

昨年は低迷していたオリックス打線も現在好調、味方の援護にも恵まれているようで、よかったよかった。

藤井皓哉のソフトバンクでの1年目もだったけど、パ・リーグで九里が主力として活躍しているのはとっても嬉しい。


そんな日ハム戦での、新天地での九里のことをまさしく書き留めてくださっていた、南郁夫さんの「南郁夫の野球観察日記」。

九里のことを素晴らしく言語化してくださっているので、一部ここにご紹介させてください。ぜひリンク先の文章を読んで、読んで。

「勝利を呼び込んだ最大のヒーローは、間違いなく新加入の九里亜蓮であったろう。もう何年もオリックスでエースを張ってきたかのような気迫みなぎるピッチングには(九里自身の目のように)目を見張るものがあった」


「『かっ』と目を見開いてすごいストレートを投げ込んでるように見えて、ほぼ全てが変化球。九里亜蓮は『炎の変化球投手』である。ちょっとだけ、そこは笑える」

「見事に投げ切ったあと味方の攻撃を前のめりで応援する彼の姿はもう「チームリーダー」としか言いようがなかったのである」

「FAでやってきてすぐだからとか、環境の変化が、とか九里には関係なし。いつでもプロとして戦う姿勢と覚悟が、身についている。その波動が新しいチームの野手に伝染し、すでにチームに3勝ももたらしているのが凄い。なかなかそんな選手いない。ありがとうカープ。改めまして、ようこそオリックスへ。よくぞオリックスへ」


ユリの野球ぐるぐる帳」でユリさんが紹介されていたのをきっかけに読むようになった南郁夫さんの「三者凡退日記」。

私は12球団なら、カープの試合を見るのがダントツ熱が入る(今は。この先はわからない、そんなカープ状況)。でも、カープ以外のチームや選手のことにもとっても興味があります。

おもにオリックスとパ・リーグのことが綴られているのですが、南さんの文章からいろんな風景が見えてくるし、うっすらと自分が野球について思っていたことが見事に言語化されていて、膝を打つこともしばしばです。

ともあれ、九里のこと、オリックスファンの方にこんなふうに言っていただけて、感動しました。よろしければぜひ。

セ・リーグにいたときは、打席に立ったときもすごかったんですよとお伝えしたい。打席での気迫がすごいように見えて、ほぼ全てが凡退。炎の打者であったことを。
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