2021年11月7日

カープ、CS進出しなくてよかった


11月7日、クライマックスシリーズ第一弾、終わりました。セ・リーグは巨人、パ・リーグはロッテがファイナルステージへ。

敗れた阪神・矢野監督は、「シーズン中は勝ち越していたけれども、それは関係ない。短期決戦というのは、やっぱり一試合、一試合なんだ」と話していた。

なんですけども。優勝したヤクルト、2位の阪神と、11ゲーム差もあった巨人がここで勝ってもな~。茶番ぽさはぬぐえません。

勝っても喜びを全開としづらいというか。ビエイラはめっちゃガッツポーズしてましたけど。いや、ビエイラは悪くない。そう思わせる、このシステムのせい。

カープ、CSに進出しなくてよかったと思った。カープの試合は見たいけども、下克上とか、いいです。このシーズン、さんざん恥ずかしい試合をたくさんしてきたので。


CSは日本シリーズとは別物、短期決戦を楽しむイベント。と割り切ってはみるものの、ゲーム差が大きく開いていても、なんのお咎めもなく、相変わらず決められた通り行われるCS。

今年のパくらいのゲーム差だったら、応援しがいがあるけれど。

CSを続けるなら、せめてゲーム差を考慮したルールに変えてほしい。でも、一度決められたものはなかなか変わらないでしょう。

興行を増やして収益を上げたいNPBと球団。CSに進出するチームのファンにとっては、応援するチームの試合がひとつでも多く見られるのは嬉しい(かもしれない)。これもファンサービスといえば、そうかもしれないが。


リーグ終盤になって、突如として追い上げたカープ。CSに出てほしいとは思わなかったけれど、「Aクラス入りを目指す」よりは、「CS進出を狙う」と言った方が緊迫感は増す。

CSには消化試合ムードをうすめる効果はあったかもしれない。

でも、リーグ優勝したチームが出られるとは限らないこのシステム。日本シリーズの重みが目減りしていく。

やっぱり優勝したチーム同士がシンプルに対決するのを見たい。優勝したチームへのリスペクトを持ったまま。

目先の小銭に執着して、結局はプロ野球の面白さを減らして、生ぬるくしていません?


ペナントレース中の明らかな誤審も大きな問題とされず、改善していこうという気配もない。選手への、スポーツへのリスペクトが感じられないNPB。

NPBからは、プロ野球の面白さを伝え広げていこうという姿勢、伝わってこない。そういうの、見ている人にも伝わると思う(野球ファンも減っていく)

いっそ、新庄剛志にコミッショナーになってもらったらどうか。お役所的な人と違って、いっぱいファンのためのサービスを考えてくれそう。しかも、その実まっとうな。
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2021年11月6日

サービス精神がなさすぎる


11月6日、クライマックスシリーズ(CS)が開幕。

セ・リーグの阪神・巨人戦(甲子園球場)、パ・リーグのロッテ・楽天線(ZOZOマリンスタジアム)、ともに試合開始が14時。

肌寒くなってきた季節。屋外の球場でのナイトゲームは、選手にもお客さんにも堪えます。まだしも暖かいデーゲームで、というのはわかります。

ですが、メジャーリーグでは、プレーオフが4試合行われるときは、時差もかんがみて、2時間半ずつ試合開始をずらし、4試合全部(できるだけ)楽しめるようセッティングされているとか。


日本もそうしてほしいと、本日放送の「蓮見孝之 まとめて!土曜日」(TBSラジオ)で、スポーツジャーナリストの生島淳さんが話していました。

アメリカと日本の野球を楽しむ文化の違い、感じました。NPBはそこまで考えてくれない。セとパの両ゲーム見たいプロ野球ファンも少なくないと思う。

サービス精神がないというか。野球を楽しむというより、応援しているチームの試合を見ればいい(応援しているチームが勝てばいい)、そんなスタンスすら伝わってくる。

時間をずらして楽しもうというほど、もうプロ野球は人気ないかもしれないのだけど。でも、そういうことから変えていかないと、プロ野球人気がますます下火になるじゃんか。


日本シリーズは、やっぱりヤクルトとオリックスの優勝チーム同士の対戦が見たい。ので、CSには温度低めで接しています。

14時から、仕事しながらラジオで阪神・巨人戦を斜め聴き(こちらも体温低そうなゲームでした)。

レベルの低いセのゲームより、佐々木朗希と則本昂大の投げあいの方が、よっぽど気になる。だったけど、ラジオに限っていえば(またマイナーなとこ突いてきますけど)、ロッテ・楽天戦のラジオ放送は、東北放送だけ。

エリアフリー機能のあるradikoプレミアム、先月で解約したので、あ、聴けない。

一方、阪神・巨人戦は、ニッポン放送、MBSラジオ、ABCラジオが実況中継。両チームの本拠地である、関西・東京エリアをカバー。さらに感心したのが、東海ラジオでも放送されていたこと。

中日は今回出場していないのに放送があるなんて、愛知(岐阜・三重)の野球愛、感じました。中日の試合も、2つの放送局で放送してますし。


この、「自分が応援しているチームが勝てばいい」という発想は、セ・リーグ的だなと思う。

パ・リーグは、パ・リーグTVを立ち上げたり、リーグ全体でプロ野球を盛り上げていこうという姿勢がある。

セ・リーグは、自分のチームがもうかればそれでいいと思っている。人気にあぐらをかいて(それももう昔の話と思うのだが)、プロ野球を守り立てていこうという気概がない。スポーツと思ってない、広告と思ってるんじゃない?って。


とくにカープ。DAZNで、カープの主催試合だけ見られないのって、もうほんと、やめてほしい。

地元のファンがいくら多いとは言え、対戦チームのファンをビジターパフォーマンス席という名の出島みたいな席に囲って、ほんと閉鎖的。野球に、相手チームに対するリスペクトが感じられない。あれを見るたび、悲しくなる。恥ずかしくなる。

監督が選手より目立つのってどうかと思うが、それでも日ハムの新庄監督抜擢にはなんかワクワクする。

日ハムの2軍の拠点がある鎌ケ谷2の商店街の方たちも、賑わいそうだと大歓迎だそうです。日ハムファンのえのきどいちろうさんが言ってました。

2年続けて、最低の仕事しかしていない監督とコーチ陣をそのまま平気で続投させて、ファンを絶望させるカープと大違いだ。

私腹こやすことばっかり。評判落としてますで。買い手よし、売り手よし、世間よし、の三方よしの哲学を近江商人から学びなはれ。
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2021年11月5日

大瀬良と九里にはFA宣言してほしい


堂林翔太は、国内FA権を行使せず、カープに残留。

今年はとみに存在感のなかった堂林。獲得に動く球団があるとは想像しがたく、想定内の結果に。

「こんな僕でも12年間、カープでやらせてもらって、育ててもらって。そういう気持ちが一番にありました」(「日刊スポーツ」)

と、残留を決めた理由を語る堂林。

謙虚な姿勢は大事。傲慢になれなんて、つゆとも思わない。けど、「こんな僕でも」なんて、プロの選手が言っちゃダメだよ~。その気弱さがプレーに出ているのかと思ってしまった。


以前、仕事でお会いしたフリーランスの方で、名刺やメールの末尾のサイン欄に「お仕事ください」的なフレーズを入れている方を見かけたことがあります。

そういうアピールも大切なのかもしれないが、だがしかし。「仕事ください」と書いている時点で、仕事があんまりない人というイメージを持たれるのでは? と違和感を覚えたことがあります。

虚勢を張れとか、そういう意味ではなく。もちろん営業活動は大切です。でも、それはほかでするとして。

意欲を示しているように見えて、逆に無邪気というか。私はこの世界で仕事しています。と、堂々としていることが信用につながるのではと思ったのです。


「家族も広島という地がすごく好き。愛着があるというのが一番です」とも、語った堂林。

その気持ちは伝わってくるのだけど、それを「広島愛を貫いた」と、何でも愛に結びつける記事に違和感。

FA権を行使するかどうか注目の大瀬良大地と九里亜蓮。

この二人もカープに愛着を持っているだろうけど、大瀬良の田村スカウトとのドラフトでのエピソードは感動的だったけど、カープ愛なんて言葉で片づけずに、FA権行使してほしい。新しい環境に挑戦してほしい。


FA宣言せず、カープに残り、精彩を欠いている野村祐輔、田中広輔、會澤翼らに、もうおなかいっぱい。

コンディション不良もあっただろうけれど、カープの温床で覇気を欠く選手にごはんをよそいたいと思わない。

大瀬良と九里、先発の柱の二人。カープの戦力が一時的に落ちるとしても(でも、新しい芽が生まれるかもしれない)、他チームから望まれる選手であってほしい。
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2021年11月4日

新庄監督も、佐々岡監督も、おんなじ単年契約なんだけど


11月3日、高橋大樹、桑原樹、永井敦士の戦力外が発表された日、コーチ陣の退団も発表された。

沢崎俊和投手育成強化担当コーチと、山田和利2軍内野守備走塁コーチ。

え、二人だけ? えーと、 第2弾とか・・・ないよね・・・。

佐々岡監督続投という2年続いた悲報。それ以上におそれていた来季のコーチ陣の顔ぶれ。全貌は明らかではないけれど、ふ、二人だけなのか。

監督に助言も出来ないような(選手にも、な)人びとが、またまわりに残るのか。非力。悲報。マイナス。


今日、新庄剛志の日ハム監督就任会見があった(これまで通り、新庄と呼ばせてください)。

パパパ~。新庄がそこにいるだけで明るくなる。始まってみないとわからないけど、何か面白いこと・新しいことやってくれそうな楽しさは、今のところ、ありあり。

新監督の就任、日ハムの選手たちはどう思ってるんでしょう。

いしいひさいちさんの『がんばれ!! タブチくん!!』にこんな話があった。

阪神に外国人監督(ブレイザー監督)が来ると決まったとき、ある選手は「大変なことになるぞぉ」と、気を引き締めて素振りを始めた。かたやタブチくんは、「大変なことになるぞぉ」と、英会話の勉強を始めた(それも「アイ アム ア・・・」レベルの)。

カープ同様、監督が誰であれ、選手たちはいいプレーをすることを考えているだろうけれど、プロ野球ファンとしては、外野から見ているのは、今のところ楽しいです。


今までの監督にないタイプの新庄を見ていると、「日本ハムも変えていくし、プロ野球も変えていくという気持ちで帰ってきた」と、自分の言葉で話す新庄を見ていると、いま停滞している政界に、こういう人が出てきたら、先日の衆院選も面白かったのにな。いま、自分の言葉で話してくれる政治家が少ないから狙い目なのにな、と思う。

「複数年契約をすると甘えが出てくるので」と、1年契約を結んだ新庄。このヒリヒリする感じ、黒田博樹を思い出します。

佐々岡監督も単年契約ですけども。なんだろう、選手も監督・コーチも個人事業主なんだけど、このカープの監督・コーチ陣の雇われ感満載なのは。

来季のカープも始まってみないとわからないけれども、この2年間の監督・コーチ陣の無能ぶり、忘れまじ。

監督とコーチには期待せず(谷底に落とされそうなんで)、選手に期待しよう(こればっかり)。
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2021年11月3日

石井琢朗さんはDeNAへ、高橋大樹は戦力外


巨人を退団した石井琢朗さん、DeNA復帰となりそうですね。正式な発表はまだですが、DeNAはこの一両日中に打診するとのこと。

琢朗さんにカープに復帰してもらえたら。

と、淡い願いを持っていましたが、カープが動くとはとうてい思えませんでした(事の真相はわかりませんが、家族と過ごすためカープを退団した琢朗さん。横浜は地の利もいいですしね)

監督の続投も、戦力外通告も、何にせよ動きの遅いカープ。来季のコーチについての顔ぶれを知らされるのが、佐々岡監督続投の悲報以上にこわいです。

と、書いている途中、高橋大樹、桑原樹、永井敦士が戦力外というニュースが。うぅ。大樹。ドライチ。


緒方前監督時代から、フラットな選手起用がされていないことが目に余ったカープ。ほかの球団にもそれなりにあることのようです。

辞任した工藤監督に代わって、ソフトバンクの新監督に就任した藤本博史さん。現場で長く選手を導いてきた人。知名度優先でないこの選択、ソフトバンクらしさを感じます。

次期監督候補だった小久保裕紀ヘッドコーチの方が知名度は高かった。でも、松田宣浩などベテランの起用にこだわっていたという話も。(「FRIDAYデジタル」)

はぁぁぁ。やっぱりあるんですね、そこココに、そういう話。日本代表の監督をしていたとき、監督の器という感じはしなかったが。小久保さんは来季は2軍監督に。


今のカープのコーチ陣では、佐々岡監督に的確な助言ができる人がいるように思えない。いたら、この2年、もうちょっとまともな采配が出来ただろう。

佐々岡監督も、この2年の経験を反省して、もっと選手やコーチ陣とコミュニケーションをとると言っている。

それは大いにお願いしますが、佐々岡監督続投ならば、監督を導けるほどの野球について詳しい人、視野の広い柔軟な考え方のできる人、スタッフにつけてほしい。


同じ、高卒プロ2年目、ヤクルトの奥川恭伸は中10日で大事に育てられ、カープの玉村昇悟は先輩たちと同様、中6日で、しかもイニング引っ張られ、たくさんたくさん投げた。

この1年、玉村は夢中で投げたと思うのだけど、オフシーズン、自分が思っている以上にしっっっかり体を休めてほしい。

そういうことをちゃんと助言してくれる人がいるのかどうかも、心配。選手は宝なんやで。

玉村、よい情報を調べて、自らケアしてね。栗林良吏も、森浦大輔もね。栗林は、オリンピックのとき、中日の又吉克樹からそういうアドバイスは受けているようだけど。

選手には新しい風が吹いているというのに、ベンチ(と球団)は淀んだまま。風を、風を入れて。

2021年11月2日

最終戦、小園打った打った、3割ならずとも誠也の首位打者より楽しませてくれた


2021年11月1日、ヤクルト戦(神宮球場)、7対9。

小林樹斗、プロ初登板の日。

初回に一挙に4点先制。宇草孔基、小園海斗、坂倉将吾の若鯉トリオで、まず1点。石原貴規が17球粘った末に、3ラン!

18歳のプロ初先発をサポートする先輩たち。初勝利をプレゼントしてあげたい。そうこなくっちゃ。ええとこあるやん。

投げては小林、1回ウラ、2回ウラと、ストライク先行で三者凡退、気持ちいい。

2回と4回にはしっかりバントも決めていたし。森下暢仁の香りがする。顔もかわいい。インタビューに答える動画を見たが、話し方はしっかりした印象だった(森下より)。

が、3回ウラ、先頭打者に初ヒットが出て、暴投も出て、2失点。

4回ウラ、タイムリー打たれ、押し出しあり、坂倉のエラーで4失点(こらぁ)。塹江先輩へと途中交代。


小林の初登板に初勝利を。と、そうきれいに事は運ばなかったが、5回、西川龍馬の3ラン。6対7と逆転。

このあと、ケムナ誠、床田寛樹、森浦大輔、島内颯太郎の無失点リレー。床田が出てきたときには、お、まるでCS体制、豪華な顔ぶれ(当社比です)。森浦は満塁をつくったけれど、踏みとどまった、逃げ切った、がんばった。

6対9と3点差で、9回ウラ。ありがとう、栗林良吏の登板をセットしてくれて。後半、DeNAの牧秀吾が存在感を増してきただけに、最後に栗林がマウンドに上がれて、よかった。

が、あらら。宮本丈にホームランで1失点。イ、イメージ戦略が。しかし、最後は村上宗隆空振り三振で、37セーブ目。それでも、防御率は0.85。たいしたもんじゃー。

選手のみなさん、オフはゆっくりと身体を休めて。ですが、栗林と森浦と玉村昇悟はとくに、な。ハードな1年だったと思うので。


シーズン前半、セの新人王は佐藤輝明で決まり。と思っていた。後半の失速には驚いた。

シーズン通して活躍することの大きさがヒシヒシ。牧も、栗林も、年間通して、平常運転。牧は最後には4番。それで打率が落ちることはなかったところがまた、素晴らしい。

栗林はまともなチームにいたら、さらにインパクトある結果を残せたかもしれない。最後、牧の印象が強くなってしまった。もし、牧が新人王に選ばれたとしても、牧ならいいなって思えるほど、牧、いい。


鈴木誠也は首位打者に。今日はスタメンだったが、3打席凡退、きっちり勘定して、5回が終るとベンチに。

数字やタイトルは選手の財産。大事なことと理解はしていますが、試合を見る側にはつまらなかった。

誠也が首位打者。そんなに打っていたイメージがない。前半の不振の印象が強かったからか(とくに走者がいる場面)。

後半の巻き返しはチームも上向きにさせてくれて素晴らしかったが、やっぱり選手って、シーズン通して活躍してなんぼのもん、なんだなと、佐藤輝の後半の失速ともども、思う。


一方、試合前、4打数4安打すれば3割達成という小園。3割狙いで1番、なんてスタメン組まれなくてよかった。こういうのはいつも通りでいいと思う。いやしかし、小園だったら(かつての誠也と違って)大丈夫だったかな?と思えるほど、よく打った。

3割まであと一歩だったが、それでも5打席3安打1打点(犠牲フライ)はすごい。ほんとに4安打見せてくれるのではというワクワク感があった。

もう誰にも(いや、河田ヘッド)文句言わせない結果を見せてくれた。もっと飛びぬけた存在になってくれる予感。

いろいろあったシーズン。どの選手も来シーズに向けて、静かな炎を燃やしているはず。

12球団の選手誰もがそう思ってるから険しい道だけど、来年はもうちょっと上手な試合、熱のある試合をもっと見たいです。
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2021年11月1日

「上手いなぁって思う外野手は誰?」と聞かれ、飯田哲也さんは何と答えたでしょう?


衆議院選、投票率が低かったことはショックでした。戦後3番目の低さって。

公文書改ざんするような、入管で収容中、人として大切に扱われず亡くなった方がいるのに改善しようとしないような政党でいいと思ってる人がたくさんいるんだ。

たしかに、野党に魅力的な政治家は少なかった(与党にも)。

魅力的なチームづくり、大事ですね。素直に客観的になって、自分たちを磨いていなかいと。出直しや。カープと一緒や。


10月24日放送の「石橋貴明のGATE7」(TBSラジオ)、ヤクルトOBの飯田哲也さんのお話がすごく面白かった。

野村ヤクルト時代を過ごした飯田さん。当時、データをたたきこまされ、守備につくときは、風向きや、投手、打者のデータをもとに、一球ごとに守備位置や体勢を考えていた。スライダーだったら、ライト側に身体傾ける、とか。

その話を聞いた貴さんが「セパ含めて、こいつは上手いなぁって外野手は誰ですか?」と、質問。

飯田さんは「僕の基準で考えると、いないですね」と、キッパリ。

最近は、打てなきゃレギュラーになれない時代。守れなくても、打ってくれればいいやっていう選手が非常に多い。

今は、あっち行きなさい、こっち行きなさい、前行きなさい、後ろ行きなさいって、コーチが指示を出しすぎ。そうすると、選手って考えなくなっちゃう。本人が、何でここにいるんだろうってことを考えないと成長しない。指示を出すのは必要ですけど、出しすぎもよくないかな、と。


「では、過去の選手では?」と問われ、元西武の秋山翔吾(現レッズ)の名前がスッと。球際の強さだけでなく、打球の予測が秀でてたそう。

飯田さんがソフトバンクの3塁コーチャーをやっていたとき、抜けた!と思って、回れ回れと指示しているとき、何で、秋山、そこにいるの? ということがよくあったそう。

投手と打者の特徴など全てのデータを頭に入れ、こういう流れになっているときはこのポジショニングで、と予測をして野球している感じがしたとか。

考えて野球をしている人の話はやっぱり面白い。飯田さんにコーチしてほしいと思いました。井端弘和さんのような人にも。



今シーズンのヤクルトについての、こんなお話も。

9月13日、中日戦での大誤審があった、あの試合のあとから、「こんなんで負けてられるか」と、またチームが強くなったと飯田さんは感じたそうです。

高津監督が猛抗議をしたあの試合。監督の姿を選手は見ている、と。

選手も判定に絶対納得していなかったけれど、高津監督は抗議のあと、パン。と手を叩いて、「また明日からな」という雰囲気になったように見えた、と。


この話を聞いて、思い出してしまうのが、10月18日、甲子園球場での阪神・カープ戦。會澤翼のレフトへのライナーがアウト判定となった件。

佐々岡監督も抗議してリクエストしたけれど、覆らず、結局、試合後、球団は抗議も意見書も提出しなかった。明らかにセーフという写真も残されていたのに。ここでも熱量が測られてしまう。

球団にもがっかりした。選手のためにも、ファンのためにも、いんや野球界のためにも、誤審に目を背けてほしくなかった。


ヤクルトの優勝が決まったとき、高津監督が「絶対大丈夫」を合言葉にしていたエピソードをニュースで見ました。

こういうのはメンタルによい影響を与えそう。チームとしての一体感も出て、いい話とも思ったが、でも、サークルじゃないしな~とも思った。

いい指導者に恵まれることも大事(自分も会社時代、いいボスに恵まれたことは財産だと思ってます)。

その一方で、高橋慶彦さんの「選手は個人事業主として、自分の仕事をまっとうしてほしい」という言葉を思い出す。

監督に奮い立つ言葉をもらうより、自ら奮い立つのが、プロ。

カープは来季もふわふわした監督が指揮をとりますが、選手のみなさんは、監督やコーチが誰であれ、プロとして、自分の仕事をまっとうしてね。
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