2023年12月14日

島内のタオルがあらへ〜ん


12月14日、島内颯太郎が4700万円アップの7000万円。カープの契約更改については毎年思うことはあるけれど、今年の島内については、よかった、よかった。

今季は、最優秀中継ぎ賞のタイトルも獲得。受賞関係の少なかった寂しいカープにあって、キラ~ンと嬉しい話題をもたらしてくれた島内。

9月に結婚していたことも発表。よかった、よかった。おめでとうございます。

昨年は、藤井皓哉や森下暢仁も結婚していたことを公表。契約更改って、そういう場でもあるのかな。

独立リーグ時代も遠距離でその人が伴走してくれていたという藤井の話にはじぃぃん。森下に至っては、あまりの突然のことに思わず叫び声が出たー。


それはさておき、島内の「名前入りタオルを出してもらえませんか」という球団への要望の話が興味深かった。

ユニフォームに比べ、選手名の入ったタオルは1枚1500円とファンにとっては買い求めやすいものなので、と。(「中日スポーツ」)

グッズをコレクションする習慣がないので知らなかったのですが、あの名前入りタオル、選手全員分あるのだと思ってました。

今年、公式ショップで販売されたのは、西川龍馬(サヨナラ~)、堂林翔太、秋山翔吾、マクブルーム(グッバ~イ)、九里亜蓮、大瀬良大地、森下暢仁、栗林良吏、會澤翼、坂倉将吾、菊池涼介、小園海斗、新井さん(監督のもあるんか!)の13種類。

知らなかった。名前入りタオルが販売されるのは選ばれし者だったとは。矢崎拓也も、床田寛樹もないの?!


できれば、自分のものだけでなく、選手全員のものをとも要望。これは実現するといいですね。いや、選ばれることは光栄。そうなれるよう、ステイタスとして残した方がいいのか。

いやいや、この人選は球団の主観的なもの。単純に「選ばれし者」と言えないものが。

そういう主観めいたものは、毎年、契約更改の金額(査定)にもいびつに表れているので、これをステイタスとは呼べない。全員分作っちゃってもいいんでない?

査定では毎年ちょっと冷遇されている感がある小園だけど(プン)、タオルはちゃんと作ってもらっているんですね。よしよし、そこは球団、わかっているではないか。そこだけ見直した。


話戻りまして。島内がこういうことを言えるようになったんだなぁと、感慨深いです。

昨年まで、いい球持ってるのに、切迫した場面で決められない。君は一生負けパターンなのか~。と、野次(喝)をとばすことが多々あったので。

今年はたくさんしびれさせてもらいました。ありがとう!
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2023年12月10日

大谷の話聞いてると恥ずかしくなる、自民党安部派議員が


大谷翔平のドジャーズへの移籍が決定。

ドジャーズと言えば、日本人のメジャー挑戦の道を切り拓いた野茂英雄さんと黒田博樹が在籍したチーム。親しみと格別感がひとしお。

契約は10年で総額7億ドル(日本円で約1015億円)。これはMLBどころか、プロスポーツ史上最高額になるのだとか。ただし、総額での話。1年当たりの金額は、メッシの4年5億5500万ユーロ(約860億円)の方が多いことになる。

10年か~。ケガもあるかもわからないし、年齢に応じて力は落ちていくことも予想されるし、10年間、フルに今季のような活躍をするのは難しいと思ってしまう。

そこは10年でしっかり元をとろうという小さな世界じゃないわけで。年数がどうのでなく、いまどうしても確実におさえておきたい選手というわけで。


日本ではシーズン中もオフでも、ほぼ毎日のように大谷の話題がメディアで取り上げられているけれど、アメリカではまだまだ日本ほど野球ファン以外にも知られている存在ではないと聞いたことがある。

一部分を全体のことのように思わせる報道マジック。でも、今回の契約でまた一段、知名度は上がるかな。

MLBでMVPやホームラン王を獲ったこと自体がすごいことだったけれど、ここまで来たとは。


大谷の場合、やっていること、やってきたことにお金がついてきたわけで、そのことを目的にやってきたわけではないだろうけど、日本のプロ野球との規模が違いすぎて、もう。

アメリカではMLB人気も低迷気味。観客を取り戻すため、ピッチクロックを導入して試合時間短を試みたりしていると聞くけれど、それでもこの規模の違い。

日本のプロ野球の契約更改、1億円の大台とか、100万円アップとか。当事者にとって、それは小さな金額ではないだろうに、「やってられっか~」という気持ちになる選手がいてもおかしくないだろう。


連日、大谷以上に報道されている、自民党・安部派議員のパーティ券キックバック問題。

数千万円という金額は大きいですよ。でも、たかだかその程度の金額を報告書に記入しなかったばかりに(確信犯だが)、信用と職を失うなんて。そんな道を選ぶなんて。

職種は違えど、同じ仕事している人間として、小さい。小さいぞ。
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2023年12月8日

現役ドラフトにもドラマはあるが、遅咲きの矢崎もドラマチック


12月8日、ついに来た、現役ドラフトの日。誰が選ばれたのかを知るとき、緊張しました。中村祐太が西武へ。祐太だったか。

寂しいけれど、選んでくれたチームがある! 西武は好きなチーム、嬉しい。

今のままカープにいても、登板の機会も多くはなさそう。パワーピッチャーの多いパ・リーグの中で、逆に特徴出して、何とかならんか? 何とかなってほしい。あの涼しげな顔で人気者になってほしい。

カープが獲得したのは、楽天の内間拓馬。右投げの投手。何かと楽天とは縁があります。


今回、わたし的に驚いたのは、ロッテの佐々木千隼(DeNAが指名)と、中日の鈴木博志(オリックスが指名)。

佐々木はカープが1位指名したこともあって、その活躍を遠めにうらやましく見ていた時期があった。

鈴木は、あの重たいドスンとした球が大好きだった。あんな投手がカープにいてくれたらと思ったものだった。鈴木は、中村奨成の1位指名で競合した中日が次に選んだドライチだったのですね(今、知って、もう1度驚いた)。

今年、久しぶりに鈴木が投げているのを見て、ショックを受けた。あの強い球はどこへ。別人のようだった。ここ数年の間に何があったのー? でも、オリックスもいいチーム。楽しみに追いかけたいと思う。


第1回目は、阪神の大竹耕太郎(元ソフトバンク)と、中日の細川成也(元DeNA)の活躍が目覚しかったけれど、今回も1巡目の指名で終わり。正隨優弥のように戦力外になった選手もいたし、活性化とまではなかなかいかない。

権藤博さんが、『日本経済新聞』(2023年9月7日)のコラムで、こんなことを書いていた。

「監督、コーチとしてべったりと選手についていると、なかなか思うように伸びてくれないし、そのうちアラばかり目についてくる。やがて選手も自信をなくす、という悪循環。逆に、普段あまり接しない他球団の選手が、欠点を知らない分、よくみえてくる」

「ちょっと水を替えれば、細川らのように生き生きとしてくることは十分ありうる」


ちょうどこの日、「ニュースウオッチ9」(NHK)で、現役ドラフトのニュースの後、今年飛躍した細川について取り上げていた。和田一浩打撃コーチの存在が大きかったようだ。

「プロたるもの、自分で育て」というのは豊田泰弘さんの名言ですが、コーチの存在って、やっぱり大きいのね。

うぅ。和田さんのようなコーチ、カープにも来て。カープの打撃コーチ陣を思い、諦めという名の乾いた笑いが出てきてしまうのであった。


しかし。ロッテを出ることになった佐々木を思うと、佐々木を外してカープが1位指名した7年目の矢崎拓也はやっぱり面白い。

移籍が転機になる選手もいれば、矢崎のように、同じチームにいて、遅咲きの花のように花開く選手もいるのだから。

プロ初登板で、あわやノーヒットノーランという華々しいデビュー。からの迷走。からの再浮上。今ではいてほしい存在に。なんてドラマチック。
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2023年12月7日

現役ドラフトに西川の人的補償、予想するのはちょっと待って


明日、12月8日、2回目の現役ドラフトの日。

いろんなところでリスト候補の予想がされているけれど、実際発表されてみないとわからないこと。外部の人間に決定権はないので、それをあれこれ言ってもなという気がして、見ていません。

毎年の順位予想も、そう。それも一興で、ひとつのサービスなのかもしれないけれど、試合(勝負)は何が起こるかわからない。

そこが醍醐味でもあるので、やる意味がわからない。勝負事を何だと思ってるのかと、毎回思う。たいてい当たらないし。


西川龍馬の人的補償が誰になるかも、現役ドラフトと同じ。決まったとき、「おっ!」となるか、「あ゛~」となるか、その後の選手の活躍を見届けるのみ。

それでも今朝、家族から「西川の人的補償、吉田輝星らしいよ」と聞かされて、「やめて~」と悲痛な叫び声を出してしまった(ふだん話し声は小さいのに、人間、咄嗟のときには大きな声って出るもんですね)。


そんな声も聞かれるという「デイリー新潮」の記事と聞いて、ホッとしたが、なんで、打線の主軸が抜けて、5年間で3勝の投手をとるの?って、瞬間、いきり立ってしまいました(斎藤佑樹の方がまだ成績を残しているようににさえ思えてくる)。

プロテクトされてなければありだとしても、オリックスに移籍が決まったばかりの選手が他球団にとは考えにくいし。

2019年、吉田のプロ初登板で、プロ初勝利を献上してしまったカープですけど。鈴木誠也らは、そのときの吉田の球を「見たことない」と評した屈辱的な試合でしたけど。

日ハムからオリックスへのトレードが決まってからの、日ハムへの未練を感じさせる言動とか(未練感じてかまわないが、プロとして、望まれて行く相手チームに失礼では?)。

リリーフ転向を打診されても、先発にこだわっていたこととか(先発で結果を出せていないのに)。


なんとなく、姿勢がアマチュアというか、自分に求められていることが客観的に見えていないというか。

本人の資質によるものなのか高校時代にスター選手としてもてはやされた影響なのかわからないけど、チャンスを与えられてるのに甘えてる感じがして。

先発からスタートしたドライチ・矢崎拓也はリリーフ転向してから存在感を発揮していて、感動しますもの。


決定した話でもないことに、熱くなってしまいました。フー。

甲子園での吉田にはワクワクしたし、高校時代投げすぎたことが今に影響していないかも気になります。

それを思えば、甲子園に出場できなかったけれど、佐々木朗希に投げさせ過ぎなかった当時の大船渡高校の國保監督の判断は素晴らしかったのかなと思う。

甲子園での活躍より、プロとして活躍できること、WBCで投げられる選手になれる方が大きいと思う。それでも甲子園での思い出が大切な人もいるかもしれないけれど、甲子園への思い入れが世の中強すぎる気がする。

ひとまず、明日の現役ドラフト、楽しみです。どのチームの、どの選手にも、活躍してほしいといつも思う。
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2023年12月5日

ハッチとハーン、もうコンビ名みたいになってる


カープの新外国人。野手のレイノルズとシャイナーに続き、投手のハッチとハーンの獲得も発表。

ハッチとハーン。なんか、昔のアメリカのテレビドラマの探偵コンビみたいな名前だな。

野球は名前でするものではないが、デスパイネ、バレンティン、ロドリゲス、バティスタ、ビシエド・・・濁音がつくとなんとなく凄みが増す(最近は元気のない人も入ってますが)。


堂上(直倫)なんかも、なんか打席に立たれると嫌だった、その響き。堂林(翔太)も似た響きだが、さわやか~。こわくな~い。ほんの時どき、パッカーンとこわい。

ハッチとハーン。名仕事人になるのか、はたまたおとぼけコンビとなるのか。ハッチは背番号42番。ジョンソンのように活躍してもらえたら嬉しいが。ジョンソ~ン。

最近はどの球団も、かつてのように凄みを発揮している外国人選手は少ない気がします。今年はバウアーくらい? あ、中日のマルティネスの鉄壁感は言わずもがな。


毎年、新外国人選手同様、新人選手も、シーズンが始まって徐々に名前と顔がなじんでくる感じです。森下暢仁や栗林良吏ですらそんな感じでした。

しかし、今年のドライチ・常廣羽也斗は珍しく早くになじみました。

今年のドラフトの目玉の一人だったということをドラフト指名後に知り(遅い)、「え、そんな逸材がカープに」と、喜びがじわじわと後から来たという有様。それで新井さんはあんなに喜んでいたんだな、と(遅い)。

まだ身体は華奢ですが、森下ばりに活躍してもらえたら嬉しいです。背番号17番はどうにもまだ岡田明丈が重なる岡田ファン。
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2023年12月3日

いい人がイイわけじゃないけど


マクブルーム、デビッドソンに続いて、ターリーとアンダーソンも再契約なし。

アンダーソンはほんとに来日初登板が鮮烈だった。この選手はカープの目玉になる! と息巻いたものでした。が、あの日を超える投球はその後、見られなかった。

今季は本人の希望でリリーフに転向。ロングリリーフも出来るし、心強いところもあったが、微妙な立ち位置ではあった。

てか、初登板の印象(とその後のギャップ)が強すぎるねん。なんだったんだ~、あの一日は。


ターリーはスリリング率も高かったが、ピシッと鋭く抑えてくれて、しびれさせてくれることも少なくなかった。ので、リリーフ層が寂しくなります。

新戦力とのかねあい、金銭面での問題など、いろいろあっての判断なんでしょうけど、ファンが口を挟む余地などないのは心得てますけど、別れを惜しみたくなる好人物な4人でした。

以前、知人が言ってました。その人の息子さんが彼女と別れたときのこと。知人はその彼女のことをすごくいい人で気に入っていたので、「もう私はあの子に会えないの~?」と落胆したという。ちょっとそんな感じです。


出場機会をもっと得たいと自由契約を選択した元巨人の中田翔が中日への移籍決定。よかったね。

て、素直に言えないものがある。日ハムで後輩に暴力ふるって、栗山・原ルートで巨人に移籍。中田本人のファンに向けての謝罪も会見もなく、日ハムも、巨人も、何事もなかったように済ませたあの一件は忘れまじ。

楽天の安楽のパワハラ問題にはかなりどんよりした気持ちになったが、いまだ中田問題もどんよりします。


秋山翔吾がカープに移籍したとき、当時ームメイトだった長野久義のことを「野球選手にもこんないい人いるんだと思った」と、ラジオで話していたことがあった。

長野の好人物ぶりはよく耳にしますが。それはそれとして、「野球選手って、そんなにいい人いない世界なの?」と、逆にびっくりした。勝負の世界、いい人がいいと限らんとしても。


中田は立浪監督からも期待されているようで、選手としては何よりなこと。でも、中日って、なんとなく見境がなくなっているような。

白米禁止とかベンチでの私語禁止とか、実態はわからないが重たい空気のイメージの磁場に引き寄せられるように、重厚感のある中田が中日へ。

中田は「チャンスの場面で打つ」イメージ。相手にするには嫌な打者。守備も上手い。まだまだ嫌がられてほしいです。

でも、ファンへの挨拶ひとつもなかったのはいまだ腑に落ちない。WBCで尊敬を集めた栗山監督だったが、うやむやにしたそのマイルドさにもモヤモヤ。
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2023年12月1日

上本査定だと? フォア査定はどうなんだー


ゲームは終わっても、契約更改とか、あれこれ何かと話題はつきないオフ。

大道温貴は1700万円増の3000万円。ビハインドの場面で結果を出して、後半は勝ちパターンに匹敵する立ち位置に。「困ったときの大道」になっていた。頼もしかった。

今季は、大道と島内颯太郎の、一段上がった場面を見せてもらって、感動した。


床田寛樹は倍増の1億円、大台に。手術や骨折を経て、今年はほぼ完走。よかった、よかった。

ただ、タイトルを獲ってくれるのではと期待した前半だったので、終盤までの持続は難しかった。来年はさらに。

小園海斗は1400万円増の5400万円。少なっ。序盤の打撃不振で2軍降格、2ヵ月あまりをファームで過ごしたとはいえ、後半、ひとりチームで別次元にいるような打撃。来年は倍増で1億超えしてほしいくらいの勢いで応援しています。


今季、1塁以外の内外野の守備についた上本崇司。「6ポジションも守るとなると、ケガのリスクも増える。そういうところを考慮して評価してもらえないか」と、契約更改の場で球団に提言。(「東スポWEB」)

確かに、確かに。あとに続く選手のためにも、そういう視点を球団に与えることができたのは素晴らしいと思った。球団も、今後、査定のプラスポイントにする方向だとか。

しかし。「上本査定」と名づけてポイント化される見込みだとか。えー。ここで、ウィーンと上がった気持ちが、急滑降。


例えば、「ツカハラ」(えぇ、古いですよ)「コバチ」「シライ」とか、体操競技の技に開発者の名前が残るのはわかるが、こういうところに個人の名前残すのって、ある?(あるのかもしれないけども)

他球団だったらどうしただろう。源田査定とか、坂本査定とか、チームを代表するような選手の提言だったとしても、名前つけるかな。

いや、カープの中でも、上本以外の選手がこうした提言をしたとき、その名前ついたのかな。どうなの、木村昇吾だったら。

上本が球団に(やけに)気に入られていることがこんなところにも体現されているようで、ちょっと背筋がうすら寒くなりました。上本、調子に、乗る、おそらく。


ユーティリティプレーヤー査定ともども、来季、フォア査定を導入してほしい。

開幕前、阪神の岡田監督がフォアを査定に入れるよう球団に提案し、了承されたことで、今年の阪神のフォアゲット(=出塁率)が格段にアップ。しっかり得点につなげた。ホームランは少なかったというのに。優勝!

カープもこういう良いことは学んでほしい。こういう模倣は恥ずかしいことではない。「阪神の活躍が素晴らしかったので、うちでも採り入れることにした」と、相手へのリスペクトをしっかり表して導入してほしいくらいだ。

どうなの? やる気あるのー?
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