2024年2月2日

大人のキャンプよもう一度、末包は大事に至らず


2月1日、春季キャンプ、始まりました。その日の夜、「報道ステーション」(テレビ朝日)のキャンプ情報を見てみた。

カープは地元の幼稚園の方たちの、可愛い歓迎の挨拶と新井さんがメイン。そういうの、カープだけだった(シューン)。

新監督ということで、巨人は阿部監督、ソフトバンクは小久保監督を取り上げていたけれど、注目する選手のこともちょこっと紹介はしていた(のにな~)。


ニュース番組のスポーツコーナーはそもそも放送時間が短い。ほんの一部しか切り取られないのは当然。

わかっちゃいるけど、普段の試合もキャンプ情報も、全体を見ていた人には「そこ切り取る?(あれ取り上げないの?)」と思うのはよくあること。

あの挨拶はとってもかわいかった。スタッフや選手たちの思わずこぼれる笑顔も見られた(森下暢仁とか~)。雰囲気なごんだが、そこが一番の見どころと思われていたとしたら寂しかった。

まだ初日。これからいろんな選手、場面を切り取っていってくれると思うけど、今年もカープの話題の人物は新井さんなのかーい。

新井さんのことは好きさ、大好きさ。でも、初日にトピックスにしたい選手がいないってことなのか、カープ。2023年、WBCの優勝メンバーにカープの選手がいなかったことに近い一抹の寂しさ。


そのキャンプ情報。阪神を取材したヒロド歩美さんが、日本一になった阪神の選手たちに落ち着きを感じたと話していたのが印象的だった。

キャンプと聞いて、毎年思い出すのが、カープが25年ぶりに優勝した翌年、2017年2月にカープのキャンプを訪ねたときの権藤博さんのコラム記事(『日本経済新聞』2017年2月16日)。

“ カラ元気ばかりで、中身が薄い練習ばかりをしているチームとは違って慌てず、騒がず。この静けさは大人の静けさだ。チームは着実に成長している ”

カープにも、そんなときがあった。今は・・・若々しそうだ・・・。


キャンプ目前の1月31日、左膝を痛めてキャンプをリタイアしていた末包昇大。病院での検査結果が気がかりだったのだけど、左膝内側の半月板損傷とのこと。(「デイリースポーツ」)

2月5日、日南の2軍キャンプから合流してリハビリを始めるとのこと。最初、「長くかかるかも」との新井さん談だったので、長期離脱にはならなさそうとのことで、ホッとしました。

今年にかける意気込みが大きかった末包昇大。「僕には時間がないので、取り込めるものは全部取り込んで、悔いなく終わりたい」と、野球がうまくなるわけではないとわかりつつも護摩行にまで臨んだ末包。

オフも自分の身体を追い込んで練習していたのかなとヒリヒリするものが伝わってくるのだけど、じっくり治して、パッカ~ンと快音響かせてほしいです。
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2024年1月31日

レイノルズとシャイナー、ハッチとハーンがやってきた


新外国人野手のレイノルズとシャイナー、投手のハッチとハーンの入団会見が1月30日と31日に行われた。

新外国人選手(と新人選手)はシーズンが始まってから顔と名前が浸透していくスロースターターでしたが、今年は入団会見を見て、予習。

野手のレイとシャイ。マクブルームとデビッドソンの抜けた穴をしっかり埋めてくれそうな見た目の雰囲気(そこかーい)。プレーでもぜひ、埋めるどころか盛り立ててほしいです。


会見中、緊張していたのか、メジャーというキャリアのプライドからなのかどうか、心持ち表情が硬く感じたレイ。一方、マイナーでプレーしていたシャイは終始滑らかな受け答えで、フレンドリーな感じ。

でも、ユニフォームを着て、カメラ撮影が始まると、二人ともフォトジェニックなスマイル連発。そこはプロ。

レイとシャイの会見の方が野球寄りに感じた。ハッチとハーンはよくある好きな食べ物話に比重が? インタビュアーの力量の違いかしらね。

始まってみないとわからないけれど(とりわけ外国人選手は)、4人それぞれ、いいプレーを存分に見せてもらえたらという期待が高まりました。


少し前に見た「42 ~世界を変えた男」。アフリカ系アメリカ人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンを描いた映画(2013年制作)。

ロビンソンの背番号42番は、メジャーの全球団通しての永久欠番になっている。

ハッチの背番号は42。アンダーソンのつけていた番号ですが、42と言えば、ジョンソン(ジョンソ~ン)。

日本では、語呂から縁起が悪いと敬遠されがちな「42」。そんなこだわりのない外国人選手が引き受けてくれているのかと思っていたのだけど、映画を見て、外国人選手にとって、スペシャルな番号でもあったのだなと感じ入るものがありました。


そこで気になって、日本のプロ野球12球団では42番をつけているのは誰なのか、手元にある『2023プロ野球カラー選手名鑑』(ベースボール・マガジン社)を見てみたんです。

全部外国人選手かと思いきや・・・たしかに外国人選手が多かったが、全部ではなかった!(2023年シーズン前時点)

大関友久(ソフトバンク)、澤井廉(ヤクルト)、ブライト健太(中日)の3人は42番をつけていた。

ちょっとしたことだけど、日本では定着しているこだわり、そんなの関係ね~と、42番をつけている選手たちの高感度が勝手にアップしました。

さあ、明日からキャンプです~。
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2024年1月29日

佐々木朗希、黒田の本を読んでおこうか?


1月28日、大相撲初場所。2敗で並んだ横綱・照ノ富士と関脇・琴ノ若との優勝決定戦。ふだんは見ない中継ですが、思わずこれはリアルタイムで見た。見応えあった。

照ノ富士が4場所ぶり9度目の優勝。場内にいずとも、その瞬間、スタンディングオベーション。

横綱が休場していた場所は、横綱不在なら不在なりに、若手が頑張っていて面白いなぁと思っていたけれど、やっぱり強い人がいる場所は引き締まる、いいものだと思った。

今季のプロ野球、圧倒的に強かった山本由伸がいなくなって、パ・リーグも交流戦も寂しくなります。

山本がいなくなってラッキー、なんて思っている選手(監督・コーチ)がもしいたとしたら、そんな奴ぁ野球やめちまえー、と思う。いないよね、そんな弱腰な人。


ケガで稽古が十分できなかったという照ノ富士。スタミナも心配されていたけれど、場所を追うごとに戦いながら調整していったような見事さもあった。ふと黒田博樹のことを思い出す。

黒田がメジャーに移籍したのは33歳のときと遅め。時差もあって、移動距離も日本の比でない遠征。そんなタフな環境で7年間、中4日がデフォルトの先発ローテーションを守った。

日本でのやり方を通したら体力が持たなくなるからと、試合前のブルペンでの球数を減らし、初回のイニングで投げながら投球を確認し、組み立てていった黒田。


1月26日、12球団最後の契約更改を終えた朗希。ロッテでプレー続行となったけれど、そら、メジャー行きたいよね。

とりわけ、昨年3月、WBCの舞台に立って、メジャーの球場であの体験をしたら、一刻も早くメジャーで投げたいと思うよね。準決勝では打たれてたけども。打たれて泣いてたけども。

その点、山本も打たれたが、「すいません、打たれちゃって」と淡々としていて、ピッチャー(エース)らしいなと思った。


WBCの代表メンバーだった山本も、今永昇太も、今季からメジャーへ。

朗希もメジャーで投げたいだろうけれど、この4年、1回も規定投球回数に達してない。大事に大事に育てられ、中4日でローテ守れるの?と思うのは普通の反応(あ、先発とは限らないか)。

野茂英雄さんがメジャーに渡ったとき、我儘扱いした人もいたみたいだけど、1年目で最多奪三振、チームの地区優勝に貢献、新人王と大活躍。朗希だって、行ってみないとわからないけども(それは山本や今永だって)。

大谷翔平や小川泰弘らは黒田の本(『決めて断つ』『クオリティピッチング』)を読み、尊敬してくれていた。

彼らより下の世代になると、黒田のこと、よく知らない選手もいるのかな。それでも朗希は黒田の本、読んでおくといいと思う(野球選手全員、読んだ方がいいと思う)。


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2024年1月27日

田村が日本代表に? 新井さん、井端監督を見習おう


3月6日と7日、京セラドームで行われる欧州代表の強化試合。田村俊介が日本代表メンバーの最終候補に。(「日刊スポーツ」)

まだ決定事項ではないけれど、井端監督、お目が高い。

昨年11月、若手中心のアジアプロ野球チャンピオンシップでも、小園海斗と坂倉将吾を選んだ井端監督。この二人はチームの主軸として活躍。今年の飛躍が楽しみだ。


昨年、
田村は1軍での出場はわずか10試合。これからというシーズン終盤、不運なデッドボールで左の小指を骨折。

あのまま田村がCSに出ていたら、もうちょっと阪神に一矢報いることができなかっただろうかと思ってしまったほど(あと、新井さんが突然変則的な選手起用しなければ、と)。

そんな田村でしたが、11月12日、アジアプロ野球チャンピオンシップ前に行われた日本代表とカープの練習試合で、2安打。

ちゃんと見ていてくれる人は、いる。新井さんも見習うように!


出来すぎなドラマのように
WBCで優勝した日本代表。栗山監督勇退の後、この重責を担う人はなかなか決まらなかった。あれだけのもの見せらたら、次を引き継ぐプレッシャー、大きいです。

そんな中、WBCでコーチも務めていた井端さんが代表監督をよくぞ引き受けてくださった

と言っても、井端監督との契約は今年11月のプレミア12まで。その後のことは未定。つなぎ的な役割なのか、そこのとこ、どうなの?

1年通してシーズンを戦う球団の監督とはまた違って、今はいろいろ思いきってお試しができる期間だとしても、田村に注目してくれているというのは嬉しい。新井さんも見習うように!(2回言った)


新井さん、今年のキャンプは1軍と2軍を頻繁に入れ替えるとの構想。おなかの底から望むところよ。(「デイリースポーツ」)

昨年はベテラン勢をたてた形になった。もう十分にたてたから、もういいでしょう。

今年は思いきって、今度こそフラットな選手起用をしてほしい。実績重視でないやつを(過去のものなのにね)。


本当のところ、1年目の新井さんが最初に考えていたプランはどんなものだったのだろう。フラットな選手起用をするつもりではいたが、ベテラン頼みになったのか。情みたいなものが発動したのか。

それとも、もともと実績重視で行くつもりだったのか。ソフトバンクの人的補償の経緯のように、それは今は明らかにされることはないだろうけど、気になってます、ずっと。

フラットにと思いつつ、始まってみると、こだわりというのは出てくるかもしれない。まだその言葉、鵜呑みにはしませんよ。

選手の飛躍もだけど、新井さんの監督としての一皮向けたところも見たいわー(どうなる、どうなる)。
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2024年1月25日

赤松さん、ラジオで語る。YouTubeでも見られるよ


1月14日と21日、赤松真人さんが「Changeの瞬間(とき)~がんサバイバーストーリー」というラジオ番組に出演していました。これもオフならでは。

がんを経験した人をゲストに招いて話を聞くこの番組。ちょうど前後の番組を聴いていて知ったのだけど、最初は直視(耳ですけど)するのがこわい時期もあった。

でも、ひと昔、ふた昔前のことを思うと、がんとつきあいながら仕事をしている方の話も多く聞くようになりました。時代の推移を感じます。ハードな病気であることに変わりはないけれど。


自分自身も病気を経験して、共感することも多いし、いろんな方の病気が発覚した経緯、どんな検査・治療をしたかを知るのは、自分や家族にとって参考になることもあります。今では毎週楽しみに聞いてます。

そんな番組に「来週のゲストは広島東洋カープの」と聞こえたときの盛り上がりといったら。

リアルタイムで聴きました。第一声の声がなんとも素敵。パーソナリティの八木早希さんの口からも思わず、「いいお声ですね」という言葉が。


「プロ野球の妻たち」(2017年)で、病気の発覚から治療中の話や映像を見聞きしていたので、それをおさらいするような感じでした。収録時間が15分(計30分)。もっとじっくり聞きたかったな。

 番組のサイトにYouTubeもアップされているので、赤松さんの声のみならず、お姿も見られます(なぜか赤松さんには、「姿」の前に「お」をつけたくなる)。よろしければぜひ。

白のパーカーの赤松さん。八木さんの衣装も白。シンプルなスタジオに、赤松さんの佇まいが相まって、静謐な画面。ノーブルや~。


2019年、東京で赤松さんのトークショーがあって、見に出かけたこともよい思い出。スレンダーなお姿はこちら

今季は1軍コーチ2年目。お身体の心配はまだきっと続いていると思うのだけど、グラウンド上でのお姿が見られる喜び。ノーブルや~(何度でも言う)。

末包昇大とのハイホーダンスももっと見たい。末包、頼みましたよ。

今年も赤松さんの、いえ選手たちやスタッフ陣が健やかに1年を過ごせることを願って、それいけカープ。
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2024年1月23日

いいぞ、森下、もっと言っていこ!


あと1週間あまりで春季キャンプ。長いと思われたオフも、毎年、あれこれ話題があって、あっという間に過ぎる。

てことは、オフ期間の野球選手のメディア出演もそろそろ打ち止めかな?(地元広島のことはわかりませんが)

週末にはオフ恒例の、「ジョブチューン★プロ野球ぶっちゃけ祭り!」(1月20日、TBS)と、「ジャンクSPORTS プロ野球スター大集結!」(1月21日、フジテレビ)。


「ジョブチューン」は、年々野球よりの話題が少なくなっていくような。せっかくプロ野球選手がこんだけ集まってきてくれているのに、もっと野球の話が聞きたいよ。いや、もともとこんな感じでしたっけ(腕時計や愛車自慢はなくなっていた)。

そんな中で、ロッテの和田康士朗が中学では野球部だったのに、進学した先の野球部が弱かったため陸上部に入り(足速いものね)、卒業後、独立リーグのトライアウトを受けたという経歴は面白かった。

そんな選手がプロにいたとは。2017年、ドラフトで育成で1位指名され、プロ入り。なんか応援しようって気になった。


「ジャンクSPORTS」はひな壇芸人なしで、司会は浜ちゃん(浜田雅功)とアナウンサーという本来のスタイル。こういうのがいい。けっこう選手陣の話が聞けて、笑った。

中でも記憶に残ったのが、DeNAの東克樹の話。投球のテンポを大事にしていて、キャッチャーのサインどおりに投げないこともあるという話。

東のテンポ・間合いのよさはそこにもあったのかと、目が見開かれた感じ。


あと、森下暢仁。「マツダスタジアムのビジター用のロッカールームには浴槽がない、シャワーしかない」という話。

黒田博樹が広島市民球場時代、ビジターのロッカールームが狭くて(もしかしてカープ側もだったのか?)、相手チームの選手から、「クロ、何とかしてくれ」と嘆かれたという話は聞いたことあったが、マツダスタジアムになっても、そんなことが。

昨年、やっと、マツダスタジアムでのビジターのヒーローインタビュー場内放送が解禁になったが。つくづく相手チームへのリスペクトがないなことに、ほとほと嫌になります。ツーン。


「そんなこと言うていいのん?」と心配する浜ちゃんに、「言ったら変わるのかなと思って」と、森下。よく言った。どんどん言っていこう(中日の小笠原慎之介の言いっぷりも気に入った!)。

この森下のドライなところ、いいですわ。「カープ愛」とか湿っぽい言葉の出てこないところ。いつでも出ていく所存です的な空気。大瀬良大地のカープにしっとりと添っています感とは対極。

でも、カープにいる以上は優勝を目指しているところがプロ野球選手らしくて、いい。森下はどこにいても優勝だけ考えてると思いますが。

森下はカープの中でもお金を払ってみたい選手の一人なんだけど、(だからこそ?)早く移籍させてあげたいとさえ思う。
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2024年1月21日

新井さん、護摩行ひとり勝ち


1月18日、新井さんは今年も護摩行へ。もう20年目。今朝の「サンデーモーニング」でも取り上げられていました。

毎年、護摩行する野球選手のことは遠目に「やってはるわ・・・」と見ていた。

いいも何も、やるのは本人の自由。でも、たとえば、イチローや大谷翔平は護摩行するだろうか。しないだろう。野球が上手くなるために、ほかのことをやるだろう。


でも今日は、「新井さんなら、いいか」と思った。かつての金本知憲さんとかも。

新井さんは2000本安打の人。実績ありますから。技術のある人がメンタルをさらに磨くために本人が選んでやっていることならば、と。

そうでない人がやるなら、ただのお祈り?


今年は會澤翼や堂林翔太に、末包昇大と中村奨成も加わった。

末包昇大は「(護摩行を)やったからといって野球がうまくなるわけではない」と承知の上で、「僕には時間がない。取り込めるものは全部取り込んで、悔いなく終わりたい」と言っていた。

昨年の末包は(いえ、1年目だって)、もっと打席を与えられたら、さらにいい成績を残せたのではと可能性を感じさせた。結果を出しても起用しないベンチに、むしろ責任あるのではと感じた。

大学~社会人野球を経てプロ入り。年齢的にも切実さが伝わってくるので、末包の護摩行を否定する気にはなれなかった。


「もう逃げたくない」と言っていた奨成は(やっぱり野球から逃げとったんかーい)、トレーニングでの鍛錬や自分で考えて工夫するのをすっとばして、護摩行に走っている感じがしてしまう。

これを経験すれば何かが変わると思っているような。

護摩行の前にすることあるやろ?って。護摩行は、會澤翼も「おすすめはしない」と言っていたほどの、けして楽ではないものなのですが。ひとつの経験にはなるのでしょうけれど。

會澤や堂林には、野球の実績としては、新井さんのようなつきぬけ感はない。


週プレNEWS」(『週刊プレイボーイ』のニュースサイト)で、江夏豊さんと新井さんの対談が!

強面ながら、野球の話をするときの江夏さんにはいつもエレガントさを感じます。

就任1年目を経て、新井さん、得点力の強化や若手の育成が課題ということは認識されているみたいです(されてないと困るという話)。

2024年、お頼み申します。
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