2025年9月1日

終盤やっとショート小園、ポジションコロコロにプラスあり?


先週末のヤクルト3連戦。3勝したかったが、1勝2敗。

DeNA&中日との3位4位5位争いにどのチームも抜け出せないモゴモゴ状態。だからこそ、抜け出せそうで突き抜けられないもどかしさ。

2敗した要因は先発が試合を作れなかったこと。打線はそこそこ得点。

これで十分とは言いませんよ。投手の不調をカバーするほど余りある援護がないから負けたとも言える。


それでも、中村奨成、モンテロ、羽月隆太郎ら、個々の選手が調子をあげて、一時期のロースコア体質がかなり改善された(当社比ですから! 満足とは言ってませんから!)。

この状態で開幕できていたら、打撃を期待できない矢野雅哉をずっとショートスタメンで引っ張り続けてなかったら、この団子状態から抜け出せてたかな。と、淡く「たられば」してしまった。

長いシーズン、選手の好不調はつきもの。今の状態が実力!なんですけども。ベンチの実力はずっと低レベル、今の結果を招いているとも言えるんだけど。


そんな今ひとつなヤクルト戦ではあったけど、この3日間、小園海斗が9回までショートを守った。
土日はリードされていたので、守備固めを出す必要がなかったとも言えるが。

だいたい、小園や坂倉将吾に終盤、守備固めを出すのは失礼な話とずっと思ってた。

チームの顔に「信頼してませんよ」って公開でメッセージを送っているようなもの
(坂倉は長く打撃不振だったけど。守備に難はあったけど)。

7月27日の巨人戦の試合前、小園は新井さんから「チームの状態は悪いけど、しっかりと引っ張っていってくれよ」と声をかけられたそうだ。(「週刊ベースボールONLINE」)

ほーん。チームリーダーだってことは認めてるんだ(でなかったら相当なもんだが)。だったら、そういう選手のポジションをコロコロ変えるな~、と言いたくなった。


その一方で、「小園がサードやセカンドも守らされてよかった」と思うことも、なくはない

これまでアジアチャンピオンシップ(2023年)、プレミア12(2024年)などで、井端監督に日本代表(若手の部)に抜擢されてきた小園。

来年のWBC、小園にはぜひ日本代表に選ばれてほしい(井端JAPANの常連坂倉は今の調子でどう評価されるんだろう?)。

井端監督も「内野に限ればメジャー選手が一人もいないので。国際試合に強く、どこでも当てはめられるというのは、助かる」と、小園を評価。(「デイリースポーツ」)


小園が初めて日本代表に選ばれたとき、巨人の門脇誠らとショートのポジション争いをしていた(いま門脇は巨人でベンチスタートが多い)。

その後、日本代表で、ショート以外のポジションも守るようになった。もしかしたら、この井端監督の小園ポジションコロコロが、新井さんにも影響したんじゃあるまいな?

でも、ショート以外の経験を積んでいることが、カープ以外の試合で小園をいかすことになるのなら、それもよかった。と思うことにしよう(そう思ってないとやってられない、カープでのポジションコロコロだった)。

終盤になってからやっと、ショート小園がデフォルトになってきた。やっぱり落ち着く。好不調の波が大きい選手が多いチームの中で、コンスタントに結果を出し、いま打率リーグトップ。

ここまで来たら(=団子状態)、カープをCSに連れてって?