3月30日(日)、阪神戦(マツダスタジアム)、2対0で、開幕初白星。
とにかく勝ててホッとしています。先発投手や監督が言いそうな言葉をファンも言う。
森翔平、ハーン、栗林良吏。今日のヒーローインタビューの選択はとってもよかった。それくらい、今日の試合の肝だった。
森8回途中無失点。4度の三者凡退、打たれたヒットは2本だけ。ピッチクロックがなくてもテンポよかった〜。
今日の阪神打線は「初日のカープ打線か?」と見紛うほど存在感なかった。森がそうさせた。
投手を助ける守備も再三あった。これもまた今日のよかったこと日記。
1回、ファビアンが近本光司のレフトフライをダイビングキャッチ! 昨日までファビアンのところに打球が行くとハラハラしたが、これは大きかった。グッジョブ。
3回にはモンテロが、近本のファーストゴロを逆シングルで好キャッチ。
8回、疲れの見えてきた森が、前川右京にデッドボール。梅野隆太郎ヒットで、ノーアウト1塁3塁。ここでハーンに交代(森の交代時については物申さずにいられない。後で!)。
木浪のセンターフライを、途中からセンターの守備についた二俣翔一がスライディングキャッチ! 間一髪のビッグジョブ! ベンチで森も喝采。
続く代打・原口文仁、空振り三振。近本セカンドゴロ。ハーンの火消しにしびれた。お立ち台で、森が帽子を取って、ハーンに「ありがとうございます」と深々とお辞儀をした気持ち(しかも2度)、わかる。
ハーン、実は今日が初のお立ち台。昨季、何度も私たちをしびれさせてくれたけど、やっとそのタイミングが。
9回、今季初のパッパラッパッパ〜🎵が球場に響く。栗林良吏が、中野拓夢・佐藤輝明・森下翔太を三者凡退。
石原貴規のミットにスィーンとおさまるコントロール、いいもの見せてもらいました。手術明け、開幕に間に合ってくれてありがとう。
ファビアンとモンテロ、途中出場の田村俊介にもそろって初ヒットが出た。でも手放しで喜べないことが二つ。
一つは、貧打ならぬ貧得点。11安打で2点か〜い。6回以外はすべてランナーを出していた。得点圏でなかったのは3イニングだけ。
1回、1アウト1塁2塁で、モンテロ併殺。3回、2アウト1塁3塁で、またモンテロに回るも、ライトフライ。
4回、 菊池涼介の犠牲フライで1点先制。続く石原ヒット、森が綺麗にバントで送って、2アウト2塁3塁で二俣サードゴロ。残塁豊作、また1点どまり。
5回、1アウト1塁2塁で、代打・田村俊介がタイムリー!(モンテロは2塁上でタッチアウト)。
7回、小園2塁打も、モンテロ空振り三振(モンテロの名前多い)。8回にも得点圏で石原凡退。
投手陣と好守備のおかげで2点で逃げ切れたが、紙一重の場面があった。
テンポよく球数も少なく、マダックス達成?とさえ思われた森だったが、6回あたりからコントロールの精度と球の勢いが落ちてきた。
7回、フォアを出して森下翔太併殺と事なきを得たが、素人目にも疲れが見てとれた。それなのに続投。
8回、先頭打者の前川右京にデッドボール(ほらぁ)。梅野隆太郎ヒット、ノーアウト1塁3塁になって、ようやくハーンと交代。
二俣の守備とハーンの投球で乗り切ったが、追いつかれることも十分あり得た。
スリリングとドラマチックさは味わえたけど、ベンチの危機感のなさにびっくり。
試合後、新井さんは森の球数が少なかったのと(7回投了時点で80球)、1安打だったことで、何かあったらすぐハーンに交代と、森を続投させたと言っていた。
何かあってからじゃ遅いのに。勝って終われたからよかったものの、逆転される可能性と背中合わせだったのに。
新井さんは、結局は、選手(の状態)を見てないんだな、数字で判断するんだなとよくわかった。森のあの状態を見ていながら交代を進言しない投手コーチも心配。
8回のピンチは森が招いたものじゃなくて、ベンチが招いたもの。劇場型ベンチ、今年のカープ大丈夫なの?と思いました。